失敗しない前髪を巻く時のアイロンの温度

髪をアレンジするときに、簡単で自宅でもできるヘアアイロンを使うことが多いと思います。後ろの髪が跳ねてしまったのを内巻きに整えたり、カールを作ってふんわりさせたりと幅広く使えます。また、ストレートアイロンもクセを伸ばせたり、前髪にも使えたりと便利です。

でも前髪をスタイリングするときにアイロンを使う時の温度が熱くて大丈夫?と気になったり、アイロンで傷んでしまうかもしれないけど今のまま使っててもいいのかしら?と髪の毛のダメージが気になる人もいるのではないでしょうか?

スポンサードリンク



前髪だけでなくヘアアイロンやストレートアイロンがあると色々幅広くアレンジができるので、正しく使えば髪を傷めることも少なく失敗もなく綺麗に仕上げることができるので便利ですが、ヘアアイロンやストレートアイロンを使っていて何となく髪が傷んでしまったり、仕上がりがうまくまとまらないという場合はヘアアイロンやストレートアイロンに対して使う時に間違っている場合があるので、正しく使っているかどうか?見直してみましょう!

ヘアアイロンやストレートアイロンの温度は何度が適温?

ヘアアイロンには、髪をまっすぐにする”ストレートアイロン”とカールを付ける”ヘアアイロン(カールアイロン)”の2種類があります。

それぞれ形状が違うので仕上がりも違ってくるというのは、わかると思いますが、ストレートアイロンでカールを作ることもできるので、ミニのストレートアイロンで前髪など細かなところに毛先をカールすることができるので便利だったりします。

2種類ともヘアアイロン、ストレートアイロンは、セットをする時に髪に熱をあてて仕上げます。この時に熱を当てることで長時間スタイルをキープでき、パーマとは違って洗えば取れたり、湿気など水分が髪に含まれると取れてしまったりするということもヘアアイロンやストレートアイロンの特徴です。

スポンサードリンク



ーヘアアイロン(カールアイロン=コテともいう)の使う時に気を付けることー

・自宅で行う時の適温は、140℃~150℃という温度が適します。自分で行う時はアイロンに髪を巻きつけた時同じ場所に何度も巻き付けてしまったり、巻き込む時の力が均一でなかったり、不安定な場合が多くその都度髪に負担がかかって傷みの原因になってしまうことが多いからです。

・140℃~150℃くらいまでの温度に設定し、髪をアイロンに巻き付けたら保持する時間はだいたい5秒前後で終わらせましょう。長時間当てすぎては髪に負担をかけてしまい、痛みが進むと髪にカールが付かなくなってしまうことがあるので注意が必要です。

ーストレートアイロンの使う時に気を付けることー

・ストレートアイロンを使用するときは、170℃~180℃くらいの温度が適します。ストレートアイロンは巻くことよりも髪をはさんでスルーして伸ばしていくので、カールアイロンより高温になります。

クセを伸ばす時などは、一か所に熱を与える時間は2秒~3秒くらいが望ましく、あまり挟む時間が長いとやはり髪への負担で傷んでしまうので注意しましょう。

また、髪の毛の状態やスタイリングの仕方でもヘアアイロンの温度設定が変わります。

直毛で内側にカールを付けたい場合は、だいたい150℃くらいで内側にまくと良いでしょう。

根元からのクセが強くしっかり伸ばしたい!!という場合は170℃~180℃と少し高温にして伸ばしてみるとよいかと思います。(個人差により髪の傷み具合で違ってきますが・・・)

●ヘアアイロンを使う時に避けたい温度は・・・

カールアイロン(コテ)で髪を巻きつけるときに130℃~140℃以上超えた状態で長時間巻き付けてしまうと急速に髪へのダメージを作ってしまうので要注意です。

ストレートアイロンは、髪の毛を挟んでスルーして滑らすように使うのですが、180℃以上の高温で行うとキューティクルが剥がれやすくなってしまうので、180℃超えないよう気を付けましょう。

ヘアアイロンを使う時に熱を当ててスタイルをキープするのですが、髪の毛自体にもヘアアイロンの効き目をよくするためには、必ず髪が乾いている状態にしておくことが重要です。

アイロンを使ったときに失敗しやすいのが、カールアイロンの時は、髪を挟んだ時に、パネルの跡が髪に付いてしまって折れてしまう時、ストレートアイロンを当てたときにスムーズにアイロンが滑らなくて所々パネルの跡が付いてしまうということがあるのではないでしょうか?

そんな失敗をした時に何度もアイロンを当ててしまっても直すことはできないので、その失敗してしまった部分は一度髪を湿らすか濡らすかして、ドライヤーで乾かしてからサイドやり直しをします。

一度アイロンでスタイリングした髪は熱によって固定されてしまうので、その上から何度もアイロンを当てても一度付いた形は戻らなく、かえって髪を傷めるだけになってしまうので、失敗をしたら髪を素の状態に戻してからアイロンでセットをし直しましょう。

寝癖を直したい時に注意することがあります。寝癖をいきなりアイロンで伸ばすのではなく、寝癖は一度髪を濡らしてから髪を整え、その時に必要であればアイロンを使って仕上げましょう。

髪への負担をできるだけ軽減してあげることも大切です。

ヘアアイロンは、温度設定ができるものや摩擦を軽減するプレート仕様になっているもの、マイナスイオン、遠赤外線照射機能、ミスト機能、などなど様々な髪へのダメージを抑えるための製品が販売されています。

購入する前に、自分にとって使いやすいかどうか?機能はどうか?サンプルで使用感などを確認できると良いですね。

ヘアアイロンで髪を傷めないようにするには?

髪をスタイリングするときに使うヘアアイロンやストレートアイロンはどうしても高温の熱を髪に与えてセットしないといけないです。

熱によって髪に記憶させてスタイリングをキープして仕上げるため、アイロンの熱は避けられません。

では、その熱によって負担がかかってしまった髪をどのように傷めないようにしたら良いのでしょう?

痛めないように・・・というのは不可能です。が、ダメージを抑えるために髪へのケアをすることで、痛みを軽減させることはできます。

アイロンを使っている時の、正しい温度設定や髪を巻く時や髪の毛を挟む時の無理な圧力をかけないようにするなど、使用時にも気を付けることが大切です。

アイロンを使っているとどうしても、頭皮から髪の毛に大きな負荷がかかってしまい、その上髪の毛に高温の熱が当たってしまうことで、どうしてもダメージは避けられません。そのためアイロンをする前やした後にしっかり髪の毛を保護し、お手入れをしていくことで髪の毛へのダメージを抑えることができます。

傷んでしまった髪は、収まらなくなったら切るしか方法がなくそのまま残してもカールは綺麗につかなくなり、髪はパサついて見た目も綺麗でなくなってしまいます。そこまで傷まないようにアイロンを使用するときは、正しく丁寧に髪への負担を考えて仕上げていきましょう。

ーアイロンを使う前の髪の毛へのケア方法ー

ヘアアイロンを使う前にはまず髪の毛のケアも大切です。何度もヘアアイロンを使うことで髪への負担も大きくなりますので、使う前にしっかりと髪のお手入れがいつまでもスタイリングしやすい髪でいられるようになるのです。

ヘアアイロンでスタイリングした髪を一度ブラシでほぐします。髪が長い場合は毛先から優しくほぐしていきます。ブラッシングをすることで、ある程度の一日の髪に付着したホコリやゴミを取ることができ、絡まった髪を整えてシャンプーがしやすい状態にして洗い上がりが良くなるよう髪を傷めないようにします。

まず髪をシャンプーで汚れを落としておきます。朝洗っても良いのですが、髪がしっかり乾いている状態にするために時間がかかってしまうので、できれば髪に付着した汚れや皮脂は夜のうちに落としましょう。

シャンプーのとき、正しいシャンプー法としてまず、シャンプーをする前に予洗いをしっかりします。予洗いとは約38℃くらいのぬるめのお湯で洗い流すことを言います。

この時の予洗いで髪の毛に付着した汚れや毛穴に詰まった皮脂を80%ほど落とすことができます。この予洗いによってシャンプーの泡立ちも良く、毛穴の詰まりも綺麗に落としやすくなります。

ヘアアイロンをした髪は傷みやすい状態で弱っている場合があるので、シャンプーの使い過ぎに注意をして洗浄力が強いものは避けておきましょう。

ヘアアイロンでセットをした時にスタイリング剤をしっかり付けた場合、特にワックスなど付着したスタイリング剤はシャンプーのときになかなか泡が立たないという経験ないですか?

そんな時は、予洗いをしたあと、コンディショナーかトリートメントを最初に付けて流した後シャンプーをすると泡立ちが良くなります。トリートメント剤の中に入っている油分がスタイリング剤の汚れを落としてくれるのです。

シャンプー後、トリートメントをして補修して良く流すようにしましょう。

髪を洗ったら必ずタオルドライをして水分を取ります。水分を拭き取ったら頭皮をマッサージするようにタオルで頭を包み込むようにして拭いていきます。

このタオルで拭くときに、ゴシゴシしないことです。ゴシゴシしてしまうと髪の毛同志が摩擦を起こしキューティクルが剥がれてしまう、また頭皮を傷めたり、髪が抜けやすくなってしまうなど、頭皮や髪に対してダメージを与えてしまうので注意しましょう。

毛先の乾燥などが気になるようでしたら、ドライヤーで乾かす前に洗い流さないトリートメントを付けてキューティクルを保護しておきましょう。

ドライヤーでの乾かし方も髪を傷めないためのポイントがあります。

ドライヤーで乾かす時に髪の根元から毛先に向かって乾かすようにしましょう。一番乾きの遅い部分である後頭部の地肌のほうから乾かしていくと万遍なく髪全体を乾かすことができます。

つい毛先からや顔周りからドライヤーを当ててしまいがちかもしれませんが、毛先や顔周りは早く乾いてしまう部分なのでその部分は後にします。ただ、前髪をヘアアイロンで巻く場合やクセが強い場合は、前髪を整えてから乾かすという場合もあります。

髪が全体に乾いたら仕上げに冷風を当てることによってキューティクルが引き締まってキューティクルが剥がれにくくなり、ツヤっぽくしあがります。

ヘアアイロンを使い続けても大丈夫?

ヘアアイロンは髪に熱を加えて形を作る道具です。その熱ははたして髪にとってどこまで耐えられるのでしょう?

実は髪の毛は熱に対して非常に弱い性質を持っているのです。

その理由は、髪の毛の成分であるタンパク質でできているからです。このたんぱく質は熱に弱く高い熱によって変質してしまう性質があるのです。このたんぱく質が変質すると、髪の毛が硬くなってしまうという現象が起きます。

この髪が硬くなってしまった状態の髪の毛がどうなっているのか?というと、髪の毛の内部が空洞化してしまった状態になっているのです。

髪の毛は断面から見ると3層になっていて、タンパク質、ミネラル、亜鉛など芯となる部分、それを覆っている部分、表面にあるキューティクルという3つの層ですが、このキューティクル意外の内部が熱によって壊れてしまい、更にキューティクルも剥がれてしまって、それが原因で枝毛や切れ毛となってしまうのです。

ヘアアイロンで毎日スタイリングしていると、使い方に気を付けないと熱によって髪が硬くなってしまいます。髪が硬くなった状態のままアイロンをし続けると巻いてもカールが出なかったり、ツヤのないパサついた仕上がりになってしまいカールの持ちも悪くなってしまいます。この状態になったら髪は傷み過ぎてどんなにアイロンで巻いても仕上がりは綺麗にならない状態になってしまうので、その硬くなってしまった髪は傷んでしまった髪なので切ってしまわないといけなくなるのです。

特に前髪をアイロンでスタイリングすることが多い場合気を付けた方が良いですね。前髪の生えている顔周りは産毛や細い髪が多く、高温の熱が何度も当たってしまうと熱に耐えられなくなり髪が切れてしまったり焼けて縮れてしまったりと一番ダメージが強い部分です。アイロンを当てるときは極力丁寧に気を付けて行うようにしましょう。

ただ、アイロンは髪に熱を与えることでクセ毛をサラサラのストレートにすることができたり、カールをつけてふんわり巻くことができたり、短時間でスタイリングができるので非常に便利なものでもあります。そのためどうしても毎日使ってしまうという人も多いかと思います。

そこで毎日ヘアアイロンを使い続けて注意することは、アイロンの温度設定を正しく使うこと、引っ張ったり強い刺激を与えないこと、保護剤(スタイリング剤など)でケアすること、髪を正しい洗い方でシャンプーをすることなどです。

また、アイロンをするときに、何度も同じところにアイロンを当ててしまうと良くないのでアイロンをする前にブロッキングをして同じところにアイロンが当たらないように注意しながら巻くのも一つの方法です。

無理して一気に毛束を取って巻いても巻く部分の髪に厚みが出てしまい外側のアイロンに近い所はカールが付くけれど、アイロンの熱が当たっていない中側の髪はカールが付かなかったりと均一にアイロンで巻ききれなくて失敗しがちになります。この繰り返しをしてしまうと結果熱が当たり過ぎたところが傷んでしまって仕上がりも綺麗にならなくなってしまうのです。

日々素敵なスタイリングができるよう、髪は熱に弱い性質でとても髪が傷みやすいということを知って、ヘアアイロンやストレートアイロンを”丁寧に正しく”扱うようにしていきましょう!

こちらの記事もおすすめです。

伸ばしかけの前髪どんな髪型がベスト?

スポンサードリンク