浮いた前髪のクセは巻いて収まらないのはなぜ?

毎朝起きて鏡を見た途端、あ~前髪が!!昨日ねる前にあんなにセットしたのに~!浮いてるし跳ねてるし最悪!

なんて思うことありませんか?

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毎朝こんな悩みで朝起きていると時間がかかるし納得いく前髪になるのも大変ですよね。

そんな前髪に悩んでしまう時の対処法があれば、毎朝気持ちも違ってきます。そんな悩みを解決できるような対処法と前髪が浮いてしまう原因などをお伝えしたいと思います。

前髪が浮いてしまう原因は?

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】

前髪がいつも浮いてしまう・・・毎朝濡らしてからじゃないと前髪が落ち着かない。なぜこんなに浮いてしまうの?

せっかく巻いた前髪も浮いた根元は収まってくれません、

こんなまとまらない前髪を見るたびに思いますよね。

そんな前髪になってしまう原因は・・・

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様々な原因は考えられると思います。その中でいくつかの可能性をお伝えしたいと思います。

ー前髪のカットがうまく髪質に合っていないー

そもそも前髪をカットした時に、生え際のクセや髪質が人それぞれ違うのですが、前髪をカットした時にそのクセや髪質を気にしないで、カットされてしまうと浮いてしまう原因になります。

また、前髪を梳きすぎたり、短くしすぎたりしても浮いてしまいます。前髪は顔の周りに生えている産毛やつむじがあったりクセがあったりと意外と個性があるのです。そのクセや生えクセをしっかり把握して前髪を切らないと前髪が常に浮いてしまう原因になってしまうので、美容師さんにしっかり見極めて切ってもらうことが大切です。

ー前髪の生えクセで浮いてしまうー

カットの時に顔の周りにクセがあって浮いてしまうので注意するということをお伝えしました。そのクセがどのようになっているのか?なぜそのクセで前髪が浮くのか?その原因が分かっていたほうが良いでしょう。

前髪がクセ毛でも直毛でも浮いてしまうことがあります。クセ毛の人は髪がうねっていることが多いので、生え際に強いクセがあるため上に向かって生えていることが多く見られます。そのため湿気の多い雨の日や強風にしばらく当たってしまうとそのままクセが出て前髪が落ち着いて戻らなくなってしまいます。

また、直毛の人も生え際が上を向いている場合があります。その上に向いた生え際のクセがあると直毛の人でも前髪を下に向けてもなかなか直らず浮いた状態になりやすいということがあります。

ー髪を洗った後乾かさないー

髪を洗った後タオルで水気を取った後、そのままにしていませんか?

髪が濡れている状態は髪の表面のキューティクルが開いた状態のままになっている状態でそのままベッドに入って寝てしまうと、乾いていくと同時にキューティクルが閉じていくのですが、その閉じていくときに髪の毛が変な方向に向いたまま乾いてしまい前髪もクセがついて浮きやすくなり、後ろの髪も跳ねやすくなってまとまりにくい状態で朝を迎えてしまいます。要するに、「寝癖」がついてしまう!ということです。

シャンプーをした後しっかりと髪を乾かして前髪は特に根元からしっかりと乾かしておくことで朝の寝ぐせは軽減します。

ー間違った髪の乾かし方ー

ドライヤーで乾かす時、ひたすら風を髪に当てているときに、仕上げの意識をしていますか?

髪を乾かししているときに実は前髪が無意識に浮きやすいように乾かしている可能性があるのです。特に前髪を乾かす時は、ある程度濡れているときに前髪の根元を浮かせないように地肌から乾かしていくとまとまりやすくなります。

また、乾かしているときにキューティクルが閉じる向きと逆の方向にドライヤーの風を当ててしまうと髪が傷みやすくなってしまうので注意が必要です。

髪を乾かす時は、仕上げたいイメージも意識しながら地肌から乾かすようにしていきましょう。

毛先など乾燥しやすい場合は、洗い流さないトリートメントを付けてから乾かすのもまとまりやすくなります。

髪を洗ったあとの前髪のお手入れだけでなく、朝セットする時にも注意してみると良いです。

ーヘアアイロンの使い方ー

ヘアアイロンやストレートアイロンで前髪をセットする場合があると思います。

その場合、せっかくアイロンしたのに前髪が浮いてしまう・・と失敗してしまうことがあるのでは?

ヘアアイロンまたはストレートアイロンは高温で髪をはさむので、とても注意が必要です。そんな時に前髪にヘアアイロンやストレートアイロンのかけ方を間違ってしまって浮いてしまうことがあります。

仕上げていく方向や巻く時に角度を間違えてしまうとか、ちょっとした間違いで浮いてしまう可能性があります。また、髪が半乾きだったり濡れている髪にヘアアイロン、ストレートアイロンをしても髪を傷めるだけなので、髪は乾いた状態で整えてからヘアアイロン、ストレートアイロンを使いましょう。

ヘアアイロンやストレートアイロンの温度が調節できるようでしたら、160℃~180℃の設定にしておくと良いでしょう。

温度の設定をしたら、前髪をアイロンに巻きますが、アイロンを挟んだら手の甲を上にして手首を自分の顔の方に向けながらアイロンをスーっと抜きます。

この時毛先を左右どちらかに持っていきたい方へアイロンを抜くと毛先はそちらへ向いて流れてくれます。

ヘアアイロンを当てるときは、おでこに当たらないように気を付けましょう。

慣れれば一瞬でできますので、失敗もなくダメージも少なくなります。

また、ヘアアイロンが前髪を挟めない場合は、シングルピン、ダブルピンなどを使って毛先にカールを付ける方法もあります。

前髪が浮いてしまう時の対処法

髪の毛は濡れているときはキューティクルが開いた状態になっていて、髪の毛自体が膨潤しています。そのため乾かさないでいるとキューティクルが閉じていく間に様々な刺激を受けてしまい、髪が傷んでしまう原因になってしまいます。

また、髪が乾いた状態はキューティクルが閉じているため形をなかなか変えにくくなってしまうという性質もあります。

前髪が浮いてしまったときにどのように対処するかは、この髪が濡れている時、乾かす時に注意点が分かればある程度の前髪が浮くのを直す解消になります。

髪を洗った後、しっかりタオルドライをします。髪が長い場合前髪と後ろの髪を乾かす時の時間が違ってきます。前髪が浮くのが気になる時は、前髪から先にドライヤーで乾かしましょう。

その時に前髪を乾かす時は、前髪の根元から形を整えておきます。

前髪が上に向いて浮く場合は、前髪の根元を下に向け、ドライヤーの風を温風で温めながら抑えます。もしブラシが使えたらブラシを浮いてしまう前髪を乗せて温風を当てていきます。そのあと冷風を当てて形を整えておくと綺麗に収まります。この時ブラシを当てる時下に向けてブラシをすべらせていくと良いです。

前髪がつむじで割れてしまって浮いてしまう場合は、つむじを隠すように前髪をまとめてつかんでから、左(右)側右(左)側根元から少し引っ張るようにして、ドライヤーを当てていきます。ある程度熱が加わったらつかんだままの前髪を中心に寄せて下に引っ張りながらドライヤーを当てていきます。

シャンプー後に前髪を乾かしてスタイリングしてから髪全体を乾かすことも、80%全体に乾かしてから前髪をスタイリングしてもどちらでも大丈夫ですが、前髪が乾いてしまっていたら、根元からサイドウエット(少し濡らす)な状態にしてからもう一度前髪を整えてから乾かしてスタイリングしましょう。

また、前髪が浮いてしまうのを浮きにくくすることで、朝のストレスが解消されると思いますが、その解消方法をお伝えします。

ー前髪が浮かない対処法ー

・寝る前は必ず髪は乾いた状態で眠ること。

・前髪を跡の付かないピンでしばらく抑えておく。

・ニット帽やヘアバンドなどで前髪を抑えておく。

・カーラーなどで前髪を形つけておく。

・美容師さんに前髪が浮かないようにカットをしてもらう。

という簡単ですがちょっとしたことで、朝の前髪が浮くことで悩まなくて済むかもしれません。

髪のうねりをまとめるには?

前髪にクセがあったりうねったりと浮いて落ち着かないという場合は、何とか対処できますし少し伸びてくるとまとまり良くなったりしてきますが、全体の髪を見たときに何となくまとまり悪くなってきた・・・という場合は髪が傷み始めている可能性があります。

日本人の髪は直毛の人が多いですが、年齢を重ねていくうちに髪がうねったり、クセが出たりすることがあります。

成長過程で、若いうちはお肌もキメが細かくツヤツヤして髪もハリがあって綺麗ですが、だんだん年齢を重ねるとお肌にキメが無くなり弾力もなくなって乾燥し始め、髪も少しずつハリが無くなってパサつきやすくなってきますよね。

その髪の状態がパサつきやうねり、クセのせいで髪がまとまりにくくなってしまうのです。

その原因の一つが髪の内部の水分(ミネラル)の不足と水分が減ってしまったことによって、髪の主成分のタンパク質が乾燥してしまったことによって起こるのです。

そして髪が生えて来る毛穴の状態も、丸く正常な状態であれば髪はうねったりクセ毛になって生えてこないのですが、加齢や乾燥などによって、頭皮にシワが寄ってしまってしまって毛穴がゆがんでしまうのです。そのゆがみでうねったりクセ毛になった髪が生えてきてしまう原因を作ってしまうのです。

また、前髪を梳きすぎたり、減らしたりとカットにも前髪を浮かせてしまう原因があるとお伝えしました。前髪だけでなく髪を全体に梳きすぎても毛先に重さが無くなって広がりやすくなったり、更にパサつきも強くなってしまうので、カットの時に髪の状態を美容師さんに見極めてもらってカットしてもらうこともまとまりのある髪にするための大切なことです。

髪を洗った後にまとまりが悪い場合、もしかしたらシャンプーが合っていないかもしれません。

髪を洗ったときに洗浄力が強すぎて大切なたんぱく質や水分を取ってしまっている可能性が高いと髪がパサついてしまいます。どうしても香りが良いから、テレビコマーシャルであんなにツヤツヤな髪になるなら・・・と、自分の髪に合っているか合っていないか分からず使っている人が多いように思います。

女性なら良い香りに包まれたい、ツヤツヤな髪になっていたい・・・という想いは誰でもあることでしょう。が、香りは別として、髪をツヤツヤ、サラサラにするには髪に合ったシャンプーを使わないとなかなか希望通りにならないのです。

加齢に伴う頭皮の乾燥なども考えると洗浄力の強いシャンプーは必要以上に皮脂を取ってしまうので、注意が必要です。

できればシャンプーはアミノ酸系の洗い上がりが優しいシャンプーを使ってほしいです。パッケージの裏に合成界面活性剤と表記しているのは、洗浄力がとても強いので乾燥や傷んだ髪には刺激が強いので避けたほうが良いでしょう。

シャンプーだけでは、頭皮のケアができない場合があります。頭皮が乾燥している、毛先が広がって収まりが悪くなってきた、という状況になったら頭皮のケアをしていくと髪が健康な状態へと回復できる可能性があるのです。

頭皮のマッサージや頭皮用の美容液やエッセンスでケアをして、血行を良くすることで毛穴も正常に戻りうねりや細くなった髪を回復できるかもしれないのです。

もちろん、それだけでは髪が健康になるわけではないのですが、頭皮と髪の毛のお手入れをしっかりとしておくことでまとまらなかった髪もまとまりやすくなってきます。

髪にアウトバスとして洗い流さないトリートメントで保護、補修をしてあげることで傷みやすいキューティクルを保護補修しておくと更に髪はまとまってくれます。

特に髪を巻く時は、高温のヘアアイロンやストレートアイロンを使うと髪への保護が必要となるので、アウトバスとして洗い流さないトリートメントやオイルを使うようにしましょう。

前髪は特に生え癖、つむじ、だけで浮く状態になるのではなく、ホルモンのバランスが崩れたり、市販の白髪染めを頻繁にし過ぎたりと、内的、外的な要素で前髪がまとまらなくなってしまうことがあります。

ホルモンのバランスが崩れる一つに、ストレス、出産、生活習慣、食生活の乱れ、過度なダイエットなどで体調のへんかによって髪質が変わる場合があります。そのような体調になってしまうと前髪が薄くなってきたり、抜け毛が目につくようになったりと変化が出てきます。

髪が健やかに素敵な状態でいられるには、髪へのケアだけでなく身体や心の状態も健康でいられることが大切です。

髪がうねり始めてまとまらなくなったな・・・と思ったら、髪の傷み度チェックと、生活習慣や食生活などの見直しをしてみると改善できるかもしれません。

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