天然パーマに効果的な髪の洗い方

自分は天パーだからどうしようもないんだよねー・・・なんていうことを友人やお客様から良く聞きます。

たしかに、生まれつき遺伝性の天然パーマは、大人になったから天然パーマがなくなる、ということはないですが・・

天然パーマの髪質は、乾燥や油分が少ない場合が多くあります。治せるということはできませんが、できるだけ日々のケアをすることによっては、強い癖を改善できるようにはなります。ただ、見た目はさほど変わらないでしょうが、髪質が少しずつ変化していくことで、手入れが楽になっていくと思います。

けっして天然パーマは治るということは残念ながらないのですが、お手入れをしやすくなるようにはなっていくと思います。また、年齢を重ねていくと天然パーマが収まることもあるようですし、反対になぜか年齢を重ねて癖が強くなってしまう方もいるようですので、その過程として考えると100%良くなる、ということは言えませんのでお手入れをしやすくするという考えでいただければと思います。

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こんな洗い方では天然パーマの髪には良くない!

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髪の洗い方は、実は髪に対して健康で綺麗な髪になるかならないかを左右することがあります。

いつも気にしないで以下のようなことをしてしまっていたら、今すぐにでもストップして正しい髪の洗い方をしましょう。

NGな洗い方

・髪を濡らしたらすぐシャンプーを付ける。

・頭皮に爪を立てる

・髪だけを洗って頭皮を気にしない

・毛穴の状態、皮脂を意識していない

・すすぎは泡がなくなればいいと思っている

・潤い成分のシャンプー剤だからと、すすぎを甘くする

・かゆいままシャンプーを終わらせてしまう

・トリートメントをしっかりすすがない

などです。では、これらのようなNGの洗い方をしないのはどのような洗い方をすればよいでしょう。

まず、シャンプーというのは髪を洗うと思っている方が多いようですが実は頭皮を洗うのがシャンプーの役割なのです。

髪は毎日洗っていれば軽く泡だけでも汚れは落ちます。もちろんすすぎは十分しなければいけません。

大切なのは頭皮、地肌です。頭皮は皮脂や角質、それらをエサとする細菌によって汚れてきます。頭がかゆくなる理由の一つは細菌が繁殖するためにかゆいのです。かゆいだけでなく、臭いがしたりフケが出たり、できものができたりと、地肌の環境が悪いとそのような原因となってしまうのです。

ですので頭皮へのシャンプーをおろそかにすると皮脂や古い角質が残って、毛穴に詰まり髪の毛が細くなる原因を作ってしまいます。

その理由から、毛穴が皮脂や角質で詰まることで髪の毛への栄養補給を妨げられ、くせ毛が強くなってしまう原因にもなるのです。ですから頭皮を清潔に保つことが非常に重要なのです。

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天然パーマをシャンプーで改善できる方法はあるの?

普通の髪の方にも通用しますが、くせ毛を改善させるための髪の洗い方をお伝えしたいと思います。

予洗い

予洗いをしかっかりする。予洗いはシャンプーをする前に頭皮を洗うことです。予洗いをする理由は・・

①頭皮のマッサージ効果をねらう

②シャンプー前に頭皮を柔らかくし、古い角質が綺麗に落ちやすくする

③無駄なシャンプーをする時間を短縮することで皮脂や栄養を落としすぎないようにするため

ということです。予洗いはこすらないように、指の第一関節で頭皮をマッサージすると良いです。

予洗い時間はなるべくしっかり丁寧に最低でも5分は洗いましょう。予洗いはくせ毛を改善するのにとても重要ですから手を抜かずに行ってください。

シャンプー

予洗いをしっかり時間をかけて行ったことで、お湯で流れる汚れは落ちています。シャンプーは予洗いで洗い残しがあった皮脂、角質を取る作業となります。この時も指の腹を使って頭皮をマッサージするようにシャンプーしましょう。

シャンプーを頭の中心あたりしか洗われていない場合もあるようです。しっかり、耳の周り、額、首の付け根、など全体にしっかりまんべんなく洗います。

シャンプーの時間は長すぎないように注意しましょう。長すぎてしまうと摩擦などによる髪の毛や頭皮を傷めてしまう可能性があるので、短めがベストです。

すすぎ

シャンプーをし終わったら、すすぎで汚れを流します。すすぎのやり方は髪を洗う中でも最も重要です。

すすぎが浅くシャンプー剤が頭皮に残ってしまうと汚れになります。その汚れは毛穴に詰まりそれが最近のエサになってしまいます。

細菌がそのエサで繁殖すると頭皮がかゆくなって、フケの原因となってしまいます。ですので、シャンプーというのは頭皮に残ったとしても、髪への栄養にはならないのでしっかり洗い流すことがとても重要となるわけです。

汚れや最近の繁殖で不健康になった頭皮はくせ毛を強くしてしまう原因にもなってしまいます。くせ毛を少しでも改善することを望むのであれば頭皮を綺麗にすることです。(くせ毛の人は頭皮が汚いということではありません)

毛穴全体を清潔に地肌と毛穴に汚れを残さないように十分注意しましょう。

トリートメント

トリートメントは、仕上がりの好みで種類があります。くせ毛の場合はしっとり保湿効果のある重めのものが良いかと思います。乾燥している髪質なのでしっかり保湿させておくことがくせ毛には大切です。

天然パーマには頭皮マッサージ、ヘッドスパが効果的

くせ毛は毛根の変形からなることが多いです。毛根は治すことはできませんが、毛穴から出てくる髪を改善することはできます。その改善の一つとして、頭皮マッサージ、ヘッドスパです。

自宅でマッサージするときは、髪を洗ってから頭皮を柔らかくして、頭皮が温められているので老廃物が流れやすくなっている状態で頭皮マッサージをすると効果的です。

今では頭皮マッサージ、ヘッドスパ用のオイルなどが売られています。

サロンでのヘッドスパは、髪の状態を診たうえで乾いた状態からする場合は頭皮用オイルを付けてから始めます。

簡単なヘッドスパの場合は最初に予洗い、1度めの汚れを取るシャンプー、洗い流した後に頭皮のマッサージを行っていきます。

お客様でも天然パーマ、くせ毛を気にしていた方がヘッドスパを重ねてしたことによって髪質に変化が起こり、いつもストレートパーマで伸ばしていた髪が、ストレートパーマをしなくても良くなったという結果があります。

疲れた身体の時には天然パーマ、くせ毛のひとはくせが更にひどくなってしまうことがあります。このような時ヘッドスパで頭皮の疲れをほぐすと髪も元気になりキューティクルのパサつきも収まっているようでした。

以上のように、髪を正しく洗うこと、そして頭皮の環境を整えること、頭皮の血行を良くして血流をよくすることなど条件を満たすことで天然パーマ、くせ毛を少しは改善できることとなります。

天然パーマ、くせ毛は元々遺伝性と後天的な原因がありますが、特に後天的な原因でいつの間にか癖が強くなってきたという理由が、毛穴の詰まり、ホルモンバランスの変化、血行不良による栄養不足などの原因でくせ毛が強くなってしまうことがあるのです。その為の改善方法が頭皮マッサージ、ヘッドスパが有効的と言えるでしょう。

仕上げにドライヤーで乾かすときにも意識して乾かしましょう。

頭皮からドライヤーの熱を与えていきます。湿ったままでは癖が出てしまいます。頭皮をしっかり乾かしてから髪も全体に乾かしていきます。温風で髪を全体に乾いてきたら冷風を当てると、キューティクルが締まって艶が出てきます。

天然パーマ、くせ毛だからとあきらめずにぜひ、毎回の髪の洗い方を意識してシャンプーをしてみてはいかがでしょう。

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