美容院で洗う髪の洗い方はなぜ気持ち良い?

美容院で髪を洗ってもらった後は、とても頭が軽くなって髪もサラサラになり気持ち良い仕上がりになるのはなぜでしょう?

自宅でも同じように仕上がりが気持ち良いといいのに・・・なんて思ったりしませんか?

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美容院でのシャンプーは、お客様の髪の頭皮の状態や髪の状態を確認して、良い美容院ではお客様の頭皮や髪に合ったシャンプー剤を選んで髪を洗います。

低料金美容院では、今の時代カットのみで、シャンプーをしないでカットの後そのままドライヤーで吸い上げて仕上げるというやり方の美容院が出現してきましたが、その美容院へ来店されるお客様は、目的は「髪を切る」だけなので良いと思いますが、頭皮や髪に悩みのある方は、しっかりカウンセリングをして髪を洗うシャンプー剤も選んでカットをしていきます。

お客様の悩みや仕上げる目的に応じて髪を洗っていきますし、シャンプーの理論や技術をしっかりマスターしてからお客様に対応しますので、それなりに仕上がりが気持ちよくなるのは当たり前になるのです。

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美容院で髪を洗ったあとのようにサラサラ髪にするには?

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美容院で髪を洗った後のように、髪をサラサラにしたいという方にはポイントをお伝えしておきましょう。

大切なポイント4つ

1、洗い方に気を付ける  2、乾かし方に気を付ける  3、摩擦を避ける  4、アイテムを合うものを選ぶ

というポイントを気にして髪を洗っていきます。

1、洗い方に気を付けること

まずシャンプー剤の量を適量手のひらに乗せます。と、言っても適量というのが分からないと思いますので、目安をお伝えします。

ショートヘアの場合・・1~2プッシュ ミディアムヘアの場合・・2プッシュ ロングヘアの場合・・2~3プッシュ

くらいです。あまりシャンプー剤が多すぎると地肌にシャンプー剤が残ってしまいフケや炎症の原因になってしまいます。その目安の分量で足りないようでしたら、2回シャンプーをしてしっかり泡を立てて髪を傷めないように髪を洗っていきます。

洗う時はしっかり泡をたてて洗うことがとても大切です。そこで正しい髪の洗い方についてです。

・ブラッシング

髪が絡まってしまったらダメージになってしまう原因になりますので、絡まった髪を無理に引っ張らないように優しくほどくようにブラシをしていきます。

ブラッシングは、顔の周りからつむじの方へ放射線状に頭皮にブラシを通していきます。

ブラシの種類は、猪毛など動物性の製品でできたものにします。ナイロンなどは静電気が起きやすく髪をかえって痛めてしまいます。クッションも適度な圧で気持ち良いと思えるような感じのものが良いでしょう。

ブラシで頭皮を傷つけてしまわないように気をつけなければいけません。

ちなみに美容院のブラッシング用ブラシは、ナイロン系のものが多いですが、ブラッシングにもコツがありプロ用ですので髪を傷めることはありません。(ブラッシング練習も時間をかけるのです)

ブラッシングを髪全体に行き届いたらシャンプーをします。

・予洗いをします

予洗いとして約2分(じっくりと)しっかりお湯で汚れを流します。お湯でほぼ70%~80%の汚れが落ちます。

そしてお湯をたっぷり含んだ髪で、汚れを浮かして髪を洗う準備ができます。(但し整髪料がたくさん髪に付いている場合は予洗いをしたあとにシャンプーではなく、コンディショナーまたはトリートメントを付けて整髪料を浮かせて流します)

・シャンプーを始めます

先ほどの髪の長さに応じて適量のシャンプーを手のひらに乗せてから少しお湯を含ませ泡立てて髪に付けます。シャンプー剤をそのまま頭皮や髪に付けてしまうとまんべんなく付くことがなく、泡が立ちにくくなってしまいます。

髪に水分がしっかり含まれていれば泡はきめ細かに立ってきます。そしたら地肌を意識して優しく揉みこむように髪を洗っていきます。

この時、爪を立てずに指の腹でマッサージをするように洗います。爪を立てて洗ってしまうと地肌を傷つけてしまい炎症を起こしてしまいます。

手順としては、もみあげ→顔の周り→顔の周りから少しずつ小刻みにずらしながら耳の後ろ→襟足の方へ→戻る

というように頭を全体に指を通していきます。泡がきれいに立っていると髪が絡まらずスムーズに指が通ります。もし通らなかったら引っかかってしまいます。ガサガサした感じにもなってきたら、一度お湯で流して再度シャンプー剤を付けて泡を立たせます。

泡がしっかり出ていないと髪の表面のキューティクルが開いてしまいパサつきの原因にもなってしまいます。

爪がジェルネイルやネイルカラーをしていて髪を洗うのがしづらい場合は、シャンプーブラシを使うと良いでしょう。

・シャンプーを洗い流します

しっかりシャンプー剤を流します。洗い流しがないように地肌までしっかりとお湯を通します。

・コンディショナーもしくはトリートメントをします

一旦髪の水分を取ってから、コンディショナーかトリートメントをします。髪のコンディションで選びましょう

どちらも流すときはコンディショナーやトリートメントはしっかりと流すことが大切です。

・髪を乾かします

髪を乾かすことも髪をサラサラに綺麗にするには大切なことです。生乾きや濡れたまま髪を放置すると、フケや雑菌が生まれての炎症や臭いの原因にもなります。

頭皮の方からしっかりとドライヤーで乾かしていきます。

自宅で髪を労わるために必要なことってあるの?

美容院ではプロの美容師が髪を手入れするので、とてもサラサラで気持ち良い仕上がりとなります。

自宅でもせっかくならサラサラになってほしいですよね。

それには、アウトバス(整髪料)やグッズ、アイテムなどにこだわってみましょう。

まず、ブラシは猪毛のブラシを持っていると良いでしょう。他に荒歯コーム(ジャンボコーム)など髪が絡まったときにほどく時に使用します。また、シャンプー前にも使うと良いです。

頭皮にブラシを通すときに痛い場合は頭皮に傷つく可能性があるので、クッション性があって頭皮にブラシが通った時に心地よいほうが良いです。

シャンプーブラシも同じように、先が尖っていなく少し丸みがある方が頭皮に優しく気持ちよく洗えるでしょう。

アウトバス(整髪料)では、髪を保護する役目となる洗い流さないトリートメントをおススメします。

特に髪が長い場合は、乾燥時に髪が広がってしまったり、毛先が収まりにくいときに使うと良いです。洗い流さないトリートメントは、オイルタイプとミルクタイプなどがありますが、髪質や仕上がりの好みで使うと良いでしょう。

洗い流さないトリートメントでは、癒し効果として香りが豊かです。眠る前や出勤前など気分によって使い分けても良いと思います。

ドライヤーを選びましょう。

ドライヤーは、いまではとても種類が豊富に出ています。安いものから高価なものまで幅広く出ています。

その中でどのようなドライヤーを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。

ドライヤーは、風がある程度強いほうが早く乾かしてくれるので時間のロスはないです。そして冷風になる機能がついていると良いですね。髪が長い方には、温風で乾かした後冷風で最後に髪を絞めるとキューティクルも締まって髪の仕上がりがサラサラになるんです。

ドライヤーにも気遣って髪をいたわりましょう。

美容院ではなぜシャンプーが気持ち良いの?

自宅で美容院のようには気持ち良く髪を洗うことはできるのでしょうか?

と、いう質問で、これは無理なんです・・・

なぜなら。自宅でも髪を洗うことが普通にできるから、それほど難しいものとは考えられないかと思われがちですが、実はとても難しく、美容師になって初めての登竜門となるのがシャンプー技術なのです。

シャンプー技術だけでなくシャンプー理論を学びます。特にシャンプー技術はそれぞれの美容院の独特な技術となり個性もそれぞれあります。

昔から美容師のシャンプーが上手い美容師は技術者になっても上手になって売れる美容師になる、と言われるほどに基本の基本がシャンプー技術なのです。

自分で洗うのと違って相手の気持ちを良くするための技術を習得しテクニックも必要となります。訓練も合格するまでとても長い期間必要な場合もあるくらいです。

一般の方の自宅で髪を洗う場合は、指の腹を上手く使ってマッサージをするように洗うことが気持ちよく汚れも取れる洗い方」ですが、美容院でのプロが洗う場合は、指の腹だけではなく、手首や肘にも気を遣って行っていきます。もちろん頭のツボにもしっかり当てて心地よさも追求していきます。

ですので、美容院で髪を洗うことと自宅で髪を洗うことではやはり違うのです。美容院の場合はその方の頭皮や髪を診断し、仕上がりを素敵に綺麗にすることが目的となります。サラサラ気持ち良くお帰りいただくことで美容師はとても嬉しくもありやりがいもあるのです。

ご自宅で髪を洗う時は、頭皮への負担や髪へのダメージにならないように髪を洗って頂けたらと思います。

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地肌(頭皮)をケアする髪の洗い方

 

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