くせ毛でまとまらない髪!何とかならない?

くせ毛で悩んでいる方は多いですよね。特に、雨の日や汗をかいた後とかまとまらなくてくせ毛が強くなってしまいますね。

そんな悩みで、毎日がスッキリしないという方のために対処法をお伝えしたいと思います。

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くせ毛のタイプは色々ありますが、まずくせ毛はストレートの髪よりも水分が少ないことが一つの原因と思われます。

水分が少ないと艶が出にくくパサつきやすいですよね。

その理由が水分が不足しているためということになるのです。

そしてくせ毛には2種類あり、先天性のものと後天性のものがあります。

例えば先天性と言われるのが、若いころは癖がなかったのに30代に入ってから髪の毛がまとまらなくなって癖毛っぽくなったような感じがするという人や生まれ持ってくせ毛を持っている人がそうです。

先天性のものは遺伝性なので少しやっかいではありますが、毎日のケアをすることで多少は癖を落ち着かせることができると思います。

後天性は、年齢と共に加齢、老化とも言える現象で、ホルモンのバランス、ケアの仕方などが原因でくせ毛になってしまうことを言います。

くせ毛は毛穴の位置や向きが関係していて、髪の毛自体には癖を持っていなく、上向きでまっすぐに生えてくるのは直毛で、つぶされた感じで生えてくるのがくせ毛になるということで、毛穴が癖毛を作っていると言えるでしょう。そのため、いくら縮毛矯正やストレートパーマをかけても生えてくる髪はくせ毛になってしまうのです。

そして毛根のこの歪みの原因と主成分であるタンパク質のバランスが悪いため、バランスとは綺麗な円を描いている髪はストレートな髪、楕円形など崩れた形になってしまった原因でくせ毛を作ってしまったと言えます。

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水分が不足しているくせ毛にはドライヤーは必須アイテムです

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】
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くせ毛には様々な形で変形したキューティクルがあります。

そのキューティクルを落ち着かせるためにしっかりと保湿をし、髪を乾燥させないことです。

保湿は、まずお肌と同じで濡れた髪に、いきなりドライヤーを当てるのではなく、ある程度タオルドライで水分を取ってから、洗い流さないトリートメントを付けて必ずドライヤーで乾かしましょう。

自然乾燥なら保湿できるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、の中の芯になる部分にいかに水分をいかに維持させるかが大切なので、そのままにすると蒸発してしまい表面から中まで一気に乾燥させてしまい、濡れた状態のキューティクルは開いた状態のままなの状態なのです。

その表面のキューティクルが開いた状態で乾いてしまうので、濡れているキューティクルを閉じやすい状態からドライヤーで素早く乾かすことが大切というわけです。

くせ毛の人は特にシャンプーをした後のケアがとても大切で、その一つが濡れたまま自然乾燥させないこと!で水分の不足しているくせ毛の人にとってベースとなるケアになるのです。

ドライヤーの当てる距離も大切で、ある程度髪から10センチから20センチほど外して熱を一点に集中して当てないようにすることです。まんべんなく髪に風を当てましょう。

乾かすときに毛先からではなく乾きにくい襟足の根元から内側、そして最後に毛先へと風を当てます。最後に冷風を当てると艶が出やすくなります。

また、乾かしすぎたらキューティクルが開ききってしまいパサつきの原因になるので乾かしすぎないように注意しましょう。

ドライヤーで乾かす前に付ける洗い流さないトリートメントには保湿の高いものはそれぞれのくせ毛のタイプで変わってきますので、髪に付けてみてすぐに乾燥、蒸発しないものであれば髪に吸収されていないことになるので、付けたときに何となくしっとり吸収されているようでしたらそのくせ毛に合っているものです。ぜひ、これを参考に自分のくせ毛に合ったものを使ってみてください。

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シャンプーやトリートメントに悩んだときは?

シャンプーもたくさん種類があって、なにが良くてなにが悪くて・・・自分にあったものはどれなんだろう?と、迷ってしまいますよね。

まず、くせ毛の人にはぜひ、悩むようであれば美容室専用のシャンプーとトリートメントを使っていただきたいものです。

美容師さんに、自分のくせ毛のタイプを知ってもらうことで、自宅でのお手入れがしやすくなるシャンプーやトリートメントをすすめてくれます。

また、美容室専用の商品には髪質に合った商品を取りそろえており、その商品に対してどのようなお客様に対応できるのか?と必ず勉強します。その取りそろえた商品の中から悩みに応じて商品を提供していきます。

もちろん商品の品質も市販のものよりプロが使用して納得いく品質になっていることもおススメできる理由でもあります。

市販の商品は昔より品質は良くはなっているようですが、石油系のものが多く、洗浄効果が強く髪の必要な栄養素をとってしまいがちなのです。

一時の流行りもので、例えば「ノンシリコン」「オーガニック」というワードで、誰にでも良さそうにコマーシャルしていますが、くせ毛の人や髪質に悩んでいる人に合うかどうか?は使ってみないと分からない商品になってしまいます。

中には「くせ毛用」と書いてあるものもあると思いますが、市販のものより美容室専用のほうがくせ毛を抑えられる効果は高いです。

その理由として、美容室専用のシャンプーは、シャンプー剤の泡自体がくせ毛への効果が左右され、泡の中にもしっとりする保湿成分がたくさんは入っていると髪の収まりが良いのです。その成分がしっかり入っているのがくせ毛で広がるのを抑えてくれるのです。

泡にも髪の毛を保湿させてまとまりやすくする効果がたっぷり入っているのです。

泡立ちが悪いと髪の毛に十分な良い効果が出ないので、しっかり泡立てることが重要です。

そしてトリートメントとコンディショナーをどちらを使うと良いか?と迷ってしまいますよね?

もちろん!くせ毛の人にはぜひトリートメントを選んでいただきたいです!

トリートメントはシャンプー剤で汚れを落とし保湿成分を髪に入れ、そのあとトリートメントで更に開いたキューティクルの髪の毛に保湿と栄養素をキュッと入れ、流した時には必要な分が髪へと吸収されるのです。

トリートメントは地肌には付けず、髪の毛のみ付けます。

洗い流す時は、ぬめりが無くなるまで洗い流しましょう。

時々コンディショナーは何?と、良く聞かれますが簡単に言うと、静電気防止やキューティクルの表面に膜のようなものを付けている・・・というイメージです。

コンディショナーやリンスが残っているようであれば、トリートメントをした後にコンディショナーまたはリンスをしても大丈夫です。

コンディショナーを使うのはダメージのないバージンヘアやショートヘアの痛んでいない髪には良いと思います。

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先天性のくせ毛と後天性のくせ毛の違い

くせ毛は何かをストレートな髪になる・・・ということは残念ながらありません。

ですので普段からくせ毛に対して、前向きにスタイルを作っていくこともおしゃれの一つとして考えてみてはいかがでしょう。

例えば、ストレートアイロンで温度(約120°~160°)に注意しながらストレートヘアにしてみるとか、逆にくせ毛を生かしたヘアスタイルにしてみるとかです。

ただし、ストレートアイロンは髪への負担が大きすぎるので、頻繁にはしないほうが良いです。

くせ毛の髪にシャンプーをした後タオルでふき取るときは、ガシガシとタオルを使って拭き取らないで優しく髪を包み込むように拭きます。そして労わることがとても大切です。

濡れたまま寝てしまうと髪が絡まってさらに癖が強くなることもあります。もちろんドライヤーでしっかり髪を乾かしておきましょう。その時も保湿は忘れずにです。

くせ毛は、ずっと悩み続けるものだったりしますが、そのくせ毛を自分の個性の一つと考えて似合うスタイルを見つけてみるのも良いのではないでしょうか?

私の身近なスタッフで子供の頃からくせ毛で悩み、親にねだって美容室でストレートパーマをかけさせてもらったり、長く伸ばしてくせ毛を縛ってみたり、学生の頃色々チャレンジしたそうです。

その経験からくせ毛の人にもおしゃれにしてあげたい、自分のくせ毛が解決するかもしれないと、「夢は美容師」という夢を持って実際に美容師になったスタッフがいます。

毎日自分のくせ毛と葛藤してます。が、葛藤しながら自分のヘアスタイルをどのようにしたら可愛く見えるか?どのようにしたら楽にセットできるか?とあれやこれやと色々試したりもしています。

最終的に長かった髪をショートヘアにしてくせ毛を生かし、前髪もクルクルのくせ毛なのでブローで伸ばしたり、面倒な時は前髪だけのヘアピースを使ってクルクルの前髪を隠したり、バンダナを使ったり帽子を被ったりと日々工夫しています。

先天性、遺伝性のくせ毛の場合、ストレートヘアにはならないですが、くせ毛を生かした自分に似合うヘアスタイルと出会うことで、くせ毛の悩みが少しは減るのではないでしょうか?

私自身はくせ毛ではないけれど、直毛ではなく伸ばせばゆるくウネリのある厄介な中途半端な髪質です。

私も若い時から、してみたいヘアスタイルが髪質でできなくて諦めていたことがありますが、20代の時は様々なヘアスタイルにチャレンジしてきました。

襟足刈上げのワカメちゃんスタイルやワッフルパーマ、ソバージュ、オンザ眉毛(眉より上の前髪)、坊主(衝撃過ぎのスタイル)、などなど、今思えば怖いくらいたくさんのヘアスタイルをしてきました。

この時は厄介なウネリは気にせず、ファッションに合わせてヘアスタイルを変えていた時代でもありますが・・・

サロンで働いていると、お子さんのカットをする時は、だいたい決まって幼稚園、保育園から小学校に上がる頃か、もしくは課外学習でお泊りのある学年になる頃が一番多くお子さんが短くするターニングポイントの時期となるようです。

そんな時ふと、長年繰り返しそのターニングポイントの時期にお子さんのカットをしてきて時々気づくのが、このターニングポイントでカットした2,3割のお子さんがその時期からくせ毛が出始めているのを見かけます。

元々生まれてから一度も切らないか、もしくは毛先だけカットしていて短くしたことのないお子さんが、突然結ばなくて良い長さまで切ったことで、くせ毛になってしまった光景を見かけるのです。

そのようなお子さんは、だいたいご両親のどちらかがくせ毛か、祖父母がくせ毛だったりする場合が多いようです。

これも先天性の遺伝によるくせ毛です。

子供の頃は長く伸ばしていると髪の毛の重さでクセがあるかどうかは、分かりにくいものですが、私は先天性の癖を持っているかどうか分かった場合は、そのお子さんの親御さんに「カットをすると癖が出ます」とお伝えするようにしています。

それでも、カットしなければいけない場合がありますが、お年頃になるまでには自分のくせ毛と長いお付き合いになっていくので、その時はヘアケアのアドバイスをしてあげることかと私自身思っています。

また、女性の場合は出産したあと、年齢を重ねて髪が細くなってきた頃に癖が出始め、気づかなかったくせ毛が表面化して強くなってしまった。ということも良く見受けられました。

後天性の場合は、このようなホルモンのバランスが崩れてしまった時に髪に毛に現れることがあります。

大人になってからのくせ毛は、しっかりケアをしていくことで和らぐことがあります。また生活が乱れていたりしてもくせ毛になりやすいようですので、そういった原因を無くしていきながら髪への負担をかけないようにすることも大切かと思います。

くせ毛でまとまらないから一つに髪をまとめてひっつめてばかりいると、髪が細くなりやすく抜けやすくなるので、時には髪型を変えて頭皮を休ませてあげることもケアの一つです。

ホルモンのバランスが崩れてしまった、ストレスが増えてきた、と思う時はヘッドスパを受けると少しずつ改善されます。

くせ毛にも強かったくせ毛が少し和らぐ効果もあります。

ヘッドスパは、人の指先で優しくマッサージされ癒し効果があり、また頭皮の乱れを改善してくれます。

髪の毛を綺麗にツヤのある状態にしてあげることは、頭皮の環境を整えることが重要です。

くせ毛の人だけでなく髪の毛がまとまりにくい人にも頭皮の環境を整えてあげることをおススメします。

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