切れ毛ができてしまうコテやヘアアイロンの使用法

髪の毛をセットするときにゆるくカールを作るときにコテを使うと思います。雰囲気が柔らかいイメージになり女性らしいスタイルを作ることができるので、毎朝セットする人もいるのではないでしょうか?

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少し髪の癖を伸ばすときは、ヘアアイロンを使って伸ばしていると思います。

コテとヘアアイロンは実は同じものを言います。ただ、ストレートにするときに使うのを「ヘアアイロン」、カールを作るときに使うのを「コテ」と言います。どちらも髪に熱を加えて形をつけます。

熱を加えて髪に形をつけるので傷みやすく枝毛や切れ毛になりやすくなってしまいます。

そのためコテやヘアアイロンを使う時は必ず保護するスタイリング剤を使うようにすることと、髪を洗った後もトリートメントでダメージを補修するようにしましょう。

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コテやヘアアイロンの選び方

初めてコテやヘアアイロンを使う時は上手く使いこなせないので、できるだけ設定温度に気を付けることです。

あまり慣れない時にコテやヘアアイロンを使うと何度も同じところにコテやアイロンを当ててしまいダメージが大きくパサパサになってしまう可能性があるので、できたら60度~180度くらいまでにしておきましょう。

コテのカールを作るときの大きさも良くお客様から聞かれる時があります。

だいたいの目安でカールの大きさを使用するとしたら、ショートなら26㎜がベストな大きさ、ミディアムなら26㎜~32㎜、ロングヘアなら32㎜~38㎜が、仕上がりがふんわり可愛くなるウエーブを作る大きさだと思います。

ただ、個々によって仕上がりの好みがあるので、ロングへアに強めの巻き髪にしたい場合は26㎜あたりがしっかりとしたウエーブカールができるので、髪の長さでこの大きさというのは決められないです。コテを使う時に迷った時の目安としてのウエーブもしくはカールなのでご自分に合ったものを上手く使いこなすことで好みのスタイリングを作ることができると思います。

ヘアアイロン(ここではストレートヘアにするときに使用するアイロンを言います)も同じく、まっすぐにするのも高温すぎると髪に負担がかかってしまい、何度も繰り返すことで髪が硬くなった感じになって、そのうち切れ毛をつくってしまうので、温度設定とアイロンを引っ張ってつかうので引っ張りすぎないようにすることに注意します。

コテやヘアアイロンの素材がセラミックやチタンでできているものがあるのですが、私たち美容師は熱の伝わりが早いチタンを使うことが多いのですが、セラミックでもマイナスイオンを発しているので髪に多少優しいと言えるかもしれません。

プロ仕様のコテの温度は200℃に近い高温まで上げ、素早く仕上げるので実は髪への負担も少なく傷めにくく仕上げることができますが、この高温で一般の人が使用すると、髪の毛が炭のようにスカスカになってしまう可能性が高いので高温で使用することをおすすめできません。だからといって熱の伝わりが悪くいつまでも髪にコテを当てすぎるのも良くないので、そこは調節して使用することがとても重要です。

ヘアスタイルをつくるのに「コテ」と「パーマ」のどちらが髪の傷みが大きいの?

基本、コテを使ってカールを仕上げるスタイルとパーマでカールを作るのは違ってきます。

まずパーマは、薬液を使って髪に形成をしてカールを維持させるのですが、リッジというカールをしっかり立体的にはなかなかパーマでは再生できにくいです。ただ、デジタルパーマでしたら高温の電気を通し薬液で髪に形成し、カールも仕上げるときにリッジが出やすく普通のパーマよりは維持も長く立体的にしあげることはできます。が、その仕上がりに表面のツヤ感は残念ながら綺麗に出ません。高温で薬液でカールを作ることで髪の毛が乾燥しやすくなっていますので、パサつきやすい状態になってしまいます。

パーマで仕上げた髪は薬液によって髪の内部が変形されているため傷みやすい状態になっているので、必ずトリートメントをしてスタイリングの時もワックスやヘアクリームを付けて仕上げ表面にツヤを与えると良いでしょう。そしてトリートメントを美容室でもしっかりしてもらうことで、髪の状態を悪化しないようしっかりケアすることもぜひしてもらいたいと思います。

コテの場合は、スタイリングをする毎にコテで髪を巻き込んでカールをつくるので、毎日使用してセットしていると熱をそのたびに髪の毛に当てているので乾燥しやすくなるのですが、仕上がりの見た目は立体的に綺麗なカールとなってツヤ感も出るので、仕上がりはパーマより美しく見えます。ただし、維持は短い時間しか持ちません。

コテやヘアアイロンを使う時にはできるだけ洗い流さないトリートメントオイルを付けてから行うと髪への保護として良いので面倒でも使ってもらいたいです。

洗い流さないトリートメントは、トリートメントなので髪を補修する力はありますが、オイルの場合は熱から守る役目ができるので、オイルを髪に付けてからコテやヘアアイロンを使用してほしいのです。

仕上げた後再度洗い流さないトリートメントオイルをつけツヤを更に出すことはできますが、洗い流さないトリートメントクリームで仕上げに付けてしまうと水分が入っているのでせっかくのカールがだれてしまうので注意が必要です。

髪に熱を加えることで髪の内部が水分が減ってタンパク質も崩れてしまうので、洗う時は必ず保湿効果のあるシャンプーとトリートメントを使って髪に栄養を与えておきましょう。

コテなどの熱によって髪に痛みを大きくしないためのケアの方法

私はほぼ毎日髪をコテで巻いています。もちろん毎日なので傷まないはずがありません。しかし、お客様からは傷んでるように見られたことはほぼなく、他の美容室でカットをしてもらうと、担当美容師さんが毎日コテを使っている髪に見えないくらい綺麗な髪ですね!と、だいたいの美容師さんが言ってくれます(美容師ということは伝えていません)

職業柄かもしれませんが、毎日コテを使っているため日々のお手入れはしっかりやっている方だと思いますが、基本が面倒くさがりなので、いかに面倒に思わないで髪の毛をケアするか?と思いながらケアしています。

そのケアは、まずシャンプーとトリートメントをアンチエイジング用のシャンプーで髪にやさしいシャンプーを使い、そのシリーズのトリートメントで、お風呂場でトリートメントをするときは、毛先に先にしっかりトリートメントを付けてしごくようにつけていき、そこから中間部分の髪につけていきます。

このトリートメントの時の付け方が髪の毛の傷みを進行するのを抑えているかもしれません。毛先からしっかりたっぷりしごきながらつけていくと、最初はザラザラとした感触の毛先がしばらくするとツルンと指通りが柔らかくスムーズになります。その瞬間トリートメントの栄養分が毛先の中に入った合図なので、そしたら次の毛先に移動するという繰り返しをするだけです。

髪質は年齢によって違ってきますし生まれながらそれぞれ特徴のある髪質ですので、どのメーカーが良いとは言い切れませんが、髪にダメージを感じている人にはできるだけ髪に優しいアミノ酸シャンプーを使って改善していったほうが良いでしょう。

コテやヘアアイロンを使い続けると髪はキューティクルに保湿されなければいけないのが開いてしまって乾燥した状態になることで枝毛ができるようになり、さらに切れ毛となってプチプチ切れてしまいやすいので、必ずコテやヘアアイロンを使う時は髪に保湿をしっかりするようにして傷み過ぎないよう上手に使用するようにしましょう。

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