前髪が細い髪の毛になってしまう理由とは?

女性の方で年齢とともに顔の周りが細く抜けやすい髪の毛になってしまうという悩みを多く聞きます。

30代、40代の多くは出産後に抜けて産毛として細い髪の毛になってしまった場合と、加齢による細い髪の毛になってしまった場合など、それぞれ原因は違いますが、悩みとしては毎日鏡に向かうと見えてしまう部分なので気になってしまいます。

髪の毛がやせ細ると顔の表情が何となく老けてしまったり華やかさが無くなってしまうようで気分が上がらない日々になってしまう・・・と残念な気持ちになってしまうことがあるかと思います。

このまま髪が細くなって抜けて少なくなってしまったらどうしよう・・・という不安になってしまいますよね。

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そんな悩みも毎日の頭皮ケアによって細くなってしまった髪の毛や気になる切れ毛や抜け毛を抑えることが可能になります。

髪の毛は頭皮の環境の状態によって生えてくるときに健康な髪の毛かどうかが分かれます。

それぞれの原因を知ることで、改善できるかもしれません!!

髪の毛の悩みによってどのような手入れをしたらよいか?説明していきたいと思います。

産後の髪の毛が細くなって抜けてしまうけど大丈夫?

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】

女性が出産をした時の悩みの多くが、産後の抜け毛、切れ毛です。

特におでこの周りが目立ってしまい、ピンピンと短い髪が立ってしまってまとまらないし、このまま生えてこなくて髪の毛が少なくなってしまったらどうしようという悩みです。

自分の髪の毛はいったい何本あるのかしら? シャンプーをするたびに抜けて心配なんだけど・・・と思ったことはないですか?

日本人の髪の毛は、平均約10万本と言われています。その中で多いと感じる人の本数は約13万本~14万本と言われており、少ないと感じる人の本数は約6万本~7万本など、個人差があります。

そのうち一日に自然に抜ける髪の毛は、約70本~100本と言われています。が、季節などによっては約200本ほど抜けるときもあるようです。

そんなに抜けたらいつかは少なくなっていくのでは?と思いませんか?

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髪の毛はしっかりヘアサイクルという毛周期といって生え変わりの時期があり、髪の毛の寿命が2年~6年で新しい髪の毛が生えてくるのです。

その生え変わりをする間に、髪の毛や頭皮は様々な刺激を受けて伸びていきます。

髪の毛が抜けるのは自然現象ではあるのですが、気をつけなければいけない抜け毛もあるのです。その気を付ける抜け毛というのは見た目ではなかなか分からないのですが、抜けた時に気を付けるべき抜け毛かチェックすることはできます。

ー要注意な抜け毛ー

・抜けた時に毛根が綺麗な丸みで形が歪んでいない。

・髪の毛の毛根に皮脂や汚れがついてボコボコいびつな形をしている。

・地毛の本来よりも細い毛が多く、短い毛や途中で切れてしまった毛がやけに多い。

・毛根の部分が小さく細い状態。

と、抜けた時にチェックをしてみて気になる髪の毛が多く見かけたら要注意です。要注意の抜け毛ということは、何らかの原因で髪の毛に栄養が行き届かなくなってしまった抜け毛なのか、頭皮の環境が悪化しているために抜け毛になっているという可能性があるです。

この抜け毛の場合しっかり頭皮をケアしてあげることと生活習慣、食生活の見直しで改善できる可能性があります。

また、女性の場合は出産したあとに抜け毛がひどくて気になるというお客様の声をよく聞きます。個人差によって抜け方や抜け毛の量は違いますが、抜ける部分が特に顔の周りが多くいつまでこの抜け毛が収まるのか気になってしまうと思います。

産後の抜け毛は、病気と違って赤ちゃんを育てるための体内変化によって影響されていることが大きいのです。体内変化は女性ホルモンの分泌量の減少、変化が原因だと言われています。

そして出産後慣れない子育てなどでストレスや睡眠不足、不規則な食事なども産後の抜け毛の原因とも言えるようです。そうした生活から落ち着いてくれば自然と抜け毛は減っていきます。かえって抜け毛を気にしすぎることによるストレスになってしまうと、更に抜け毛は終わることなく続いてしまいますので、気にしすぎないことが大切です。

〈参考までに毛周期を知っておくと良いでしょう〉

成長期(髪の毛が生える時期)・・・3~7年間

退行期(髪の毛が抜ける時期)・・・2~3週間

休止期(髪の毛が生えるまでの休み期間)・・・約3か月間

という周期になり、産後の抜け毛はだいたい一気に退行期を迎えることで抜けてしまい、そのまま休止期に入ってしまう状態になって髪の毛が少なくなってしまうのです。もちろん個人差があるのでその毛周期の中で同じように抜けるということはありません。

そして一般的には産後だいたい6か月~1年ほどで戻ることが多いようです。

前髪の抜け毛が多いと短い髪が強く立ち上がって浮いてしまうことがあるのですが、そのような場合は抜け毛が落ち着くまで前髪の量を増やして重さでごまかしておくと落ち着きます。

注意しなければいけない細く抜けてしまう髪の毛は、根本的に生活習慣や食生活などで改善しなければいけないかもしれないですし、それだけでなく頭皮の環境も整えておかなければいけないということが重要になります。

細く抜けてしまう髪の毛にならないための対策法

産後の抜け毛や細い髪の毛になってしまう理由は分かったとおもいますが、では、健康だった髪の毛が細く抜け毛が増えて気になってくるとだんだん心配になってきますよね。

髪の毛が健康で抜け毛もそれほど気にならなかったのが、ある時から細い髪が気になりシャンプーの時以外にも抜け毛が多くなったような気がする・・・という状態は様々な原因が考えられます。

―考えられる抜け毛の原因―

・加齢などホルモンのバランスが乱れている

年齢とともに女性ホルモンの減少によって男性ホルモンの影響を受けやすくなります。

・ストレス

ストレスによるホルモンバランスの乱れで、血管を収縮させ血行が悪くなってしまいます。その影響で髪の毛を発育させるための栄養が毛乳頭に届かなくなってしまうのです。

・生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れはホルモンのバランスも乱れてしまいます。また睡眠不足も髪の毛を成長するための成長ホルモンの分泌がされなくて健康な髪の毛が育たなくなってしまいます。

タバコや過剰な飲酒も抜け毛の原因になり特に喫煙によるニコチンには血管を収縮させてしまう作用があり脱毛を促してしまいます。

過剰なアルコールも肝臓に負担がかかってしまい髪の毛に栄養が行き届きにくくなってしまいます。

・食事の偏り

女性の場合ダイエットをすることがあると思いますが、過度なダイエット、偏った食事によって抜け毛が起こってしまうことがあります。

食事も髪の毛を作るための栄養が必要になるのに栄養が不足してしまうと、髪を発育させる毛乳頭にまで大切な栄養が行き届かず、結果髪の発育が妨げられて、細い髪の状態で抜けてしまうことがあるのです。

・頭皮の環境の悪化

頭皮に皮脂が溜まってしまったり、シャンプーなどの残りによる汚れで頭皮に炎症が起きてしまう可能性があります。そのような頭皮の環境が悪くなってしまうと、毛穴が変形したり詰まってしまうことで正常に髪の毛が生えてこなくなってしまいます。

頭皮は常に清潔に整えることで髪の毛がしっかりと元気に生えるための環境づくりが大切なのです。

頭皮と髪の毛にダメージを与えないようにし、髪の毛を育てる元の毛乳頭に栄養をしっかり与えて、頭皮を清潔に保ちホルモンのバランスを整えることです。

また、前髪をいつも同じ分け目にしていたり、髪を引っ張ってまとめる(ポニーテールなど)ことが多いなど、頭皮に負担をかけることも頭皮の環境を悪くしてしまいます。

無理に髪を引っ張った状態が長く続くと、毛穴が広がってしまい抜け毛になったり、皮脂が詰まりやすくなってしまうので、頭皮をお休みする時間を取る必要があります。

細い髪になって抜け毛が増えないための対策は・・・

抜け毛になってしまう原因が分かれば対策が分かってくると思います。自然に抜ける髪の毛は問題はなく短く細い抜け毛やいつもより抜ける髪の量が多く感じると要注意になったときです。

忙しい毎日の中で食事が偏ってしまいがちなことが多いと思います。髪の毛は体内の血液より栄養を送られてくるので食事の摂り方はとても大切です。

髪の毛を作る成分であるたんぱく質やミネラル、ビタミンなどがバランスよく取れていることで健康的な髪の毛を作ることができるのです。

また、髪の毛を生成する時間帯(夜10時~夜中2時)の睡眠時間も大切です。一日の緊張感やストレスを睡眠によって和らぎホルモンの分泌が活性化される時間によって髪の毛も育てられる時間とも言われているのです。

また、睡眠中に髪の毛が半渇き、もしくは濡れた髪の毛のままでいると頭皮に菌が発生して臭いの原因になったり、濡れた髪の毛の表面のキューティクルが開いたままになってしまいお互いの髪の毛で摩擦が起き切れ毛の原因にもなってしまいます。

髪はしっかりと乾かしておくことが大切です。

髪を洗う時には、髪を洗うのではなく頭皮を洗うことを意識してシャンプーをします。頭皮の環境を清潔に整えるのは日々のシャンプーによってつくることができます。

但し、髪の毛の洗い方によって頭皮を整えることができない場合があるので、正しい洗い方をしましょう。

正しい髪の洗い方とは、頭皮を爪を立てず指の腹でマッサージをするように洗っていきます。シャンプーは頭皮と髪に優しいアミノ酸系のシャンプーを使って優しく洗うことです。

シャンプー後はトリートメントで髪の毛のキューティクルを補修して整えてあげると指通りが良くツヤサラに仕上がります。

シャンプーやトリートメントの洗い残しがあると頭皮の炎症やフケの原因になるのでしっかりと洗い流しましょう。

そして洗った後は必ずドライヤーで髪を乾かすことがとても大切です!自然乾燥は髪を痛めるのです。

ドライヤーで乾かすと傷む・・・という勘違いをしている人が多いようでが髪の毛は濡れている状態はキューティクルが開いたままの状態です。

開いたキューティクルをそのままにしてしまうと髪の内側からせっかくトリートメントで補修され髪の中にある栄養を閉じ込めたのに外へ流出してしまいます。そのため髪の毛は徐々に乾燥しキューティクルが剥がれてしまうので必ずドライヤーでキューティクルを閉じてあげることが大切なのです。

そこで仕上げにドライヤーの温風で乾かし最後に冷風を当てることでキューティクルを閉じ込めてさらに艶のある髪の毛を仕上げることができるのです。

そして、日ごろのストレスを強く感じると自分自身の意識はなくとも髪の毛は顕著に表れることがあります。

ストレスはホルモンのバランスが乱れることで血行を悪くし少しずつ髪の毛へ大切な栄養が行き届かなくなってしまいます。そして健康に育つはずの髪の毛は栄養不足になり細い力のない髪の毛となり毛穴からスルッと抜けてしまうのです。

良質な睡眠を取ったり趣味や軽い運動などをして気分転換でストレス解消すると自然と抜け毛はなくなっていきます。

髪の毛へのお手入れだけでなく、生活習慣に気を付けることが一番の対策法だと言えます。

ヘアカラーは髪の毛に本当に良くないのか?

ここで、今の時代おしゃれに欠かせないヘアカラーをしている方が少なくないので、髪の毛への影響を知っておきましょう。

最近ではヘアカラーは学生さんから年配まで幅広い年齢の方がヘアカラーをしています。

ヘアカラーは、美容室によるアルカリ剤による白髪染めからオシャレ染め、酸性のヘアマニキュア、酸性カラー、オーガニックと言われているヘナや草木染めなど様々な種類が出ています。市販のカラー剤も多く出ています。

ーヘアカラー剤の種類と特徴ー

・白髪染め

美容室では1剤と2剤を混ぜお客様の希望に近い色を提供できます。今では7トーン(標準5トーン)ほどまで明るくても白髪に染まる薬剤があります。薬剤は研究を重ねジアミンを少量で黒髪にしっかり染まりツヤの出る仕上がりになるようになっています。

・オシャレ染め

美容室では白髪染めと同じく1剤2剤で色を作ります。髪に染料が浸透し明るさは黒髪から徐々に明るくできます。がビビッドな明るい色にはならないです。

・ヘアマニキュア

髪の表面に染料を定着させ明度は上がりません。シャンプーの度に染料が落ちていきますので色持ちは2週間から3週間です。

・ヘナ

化学色素の入っていない天然成分で髪に着色しますが、色の種類は多くありません。香りがイ草のような草の香りで、染め上がった時オレンジ色になるヘナが多いです。トリートメント効果があると言われています。

・草木染

植物性の天然素材で、天然色素を利用して髪を染めるもの。トリートメント効果が高いと言われていますが、色の種類は少なく白髪にはしっかり染まりにくいデメリットもあります。

・市販の毛染め

美容室と市販のカラー剤は、同じアルカリカラー剤でできています。では何が違うかというと、市販のカラー剤は美容室のものより薬剤が強く作られています。美容室はプロが調合してカラー剤を混ぜ合わせダメージを抑えながらヘアカラーをしますが、市販のカラー剤は誰でもムラなく染めることができるように効果が出るよう作られているためです。

・市販のポイント毛染め

一般に言う「ヘアマスカラ」「ヘアカラースプレー」などです。髪の表面に染料を一時的に染料を定着させることができます。

気になる部分を手軽に塗ることができます。シャンプーで簡単に落とすことができますが、雨や汗によって色落ちしてしまうデメリットがあります。

という種類と特徴があります。

今、どのようなヘアカラーを選んでいますか?

特に、自分で染めた後髪の色ムラが気になってパサついて傷みが気になり始めたら頭皮にも負担がかかっているはずです。

そのままにしてしまうと髪の毛が細く切れ毛が増えてまとまらない髪になってしまいます。特に前髪は細い髪が生えており傷みやすいので気を付けなければいけません。

傷んでしまったら一度プロの手で髪の毛のケアをしてもらいながら髪の毛を染めていくと綺麗な染め上がりになっていくと思います。

ヘアカラーだけが髪の毛を痛める原因ではないのですが、今は髪を染める人が多くなっていますので気軽に染めることができますが地肌と髪の毛へのケアだけは忘れないでほしいと思います。

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