髪の毛をはさみで、すくことのメリット・デメリットとは?

髪の毛が多くて少しでも軽くしてほしいと、美容室で「髪の毛を軽くしたいのですいてください」というオーダーをしたことありませんか?

アジア人は黒髪なので髪が太いとボリュームがあるように見えてしまい、重く見えてしまいます。また、髪を明るくヘアカラーをしてもやはりヘアスタイルとしては軽くしたいという希望もあります。

私自身も若いころ髪の毛が多く三つ編みがしめ縄のような厚みのある三つ編みだったので、時々母が美容師ではないのですが、ホームセンターで購入してきたすきバサミですいてくれました。この頃は髪が元気でツヤもあったので素人の母が切ってくれても仕上がりには特に不不満はありませんでした。

今は年齢と病気のおかげ?で髪の毛が細くなりまとめやすい丁度良いボリュームになってきましたが、思春期の髪の毛の多さはちょっと悩みましたね。

髪の毛が多いと何とか軽くならないかしら?「すい」たら痛むような気がするし、すかないと軽くならないし・・・と悩んでいる人は多くいらっしゃるようです。

髪の毛を軽くするだけだから、すいてもらえばとりあえずは何とかなるかも?と思ってしまいそうですよね。

スポンサードリンク



ただ、このような髪の毛を「すく」というのは、本来テクニックと髪質に合わせて髪の量を調節するためなので、やみくもにすいてしまうと髪の毛がパサパサになってしまいまとまりが悪くなってしまいます。

髪の毛を軽くするためにはプロの美容師は、すきバサミ(セニングはさみ)や替え刃レザー、はさみ(シザー)などを使い分けています。

髪をすくと傷むということをよく聞きますが、正しい知識を知れば、髪をすいてもらっても痛みは少なくてすみます。

ヘアスタイルを素敵に仕上げるには、「すく」ことが必要な場合もありますが髪の毛を痛めないようにしたいですね。

髪の毛を梳くということは?

髪の毛が多いと毛量を調節するためにすくことってありますよね。

髪の毛を「すく」というのは、毛量を減らすことはもちろんですが、他に、ボリュームやふくらみを抑えたり浮いた髪やクセなどを落ち着かせたい時にするカットです。

ヘアスタイルを仕上げた後にすいた事によってまとまり良くなってくれるので、「すく」技術は実は」高度なものだと私は思います。

カットをしてすいているときは、仕上がりをイメージしながらすいていきます。髪の毛を軽くするだけではなくすいた事によってスタイルが決まるのでそのために失敗は許されないのです。

スポンサードリンク



このすく時に使用するはさみが、一般では「すきバサミ」と言われて、美容師のプロが使用するときは「セニングバサミ」と言われています。普通にカットする時のはさみは「シザー」と言います。

このセニングバサミというのは、シザーと呼ばれるはさみと違って動く刃のほうがクシ状になっていて、ギザギザに切ることができるようになっています。

このようなセニングバサミには、「スキ率」があります。このスキ率とはハサミでつかんだ髪のうちのどれ位が切れるかということです。

ギザギザでカットされることで、間引きしてカットすることができます。「すく」ということはセニングバサミで間引くということになります。

美容師でこのセニングバサミを持っている人は、最低一本は持っていますが、スキ率にこだわる美容師さんは数本使い分けている場合があります。

また、「すく」ということで髪の毛を軽くできると思って気軽に「すいてください」とオーダーして、仕上がったスタイルがすいてくれたから、スッキリしたと思ったらかえってボリュームが出てまとまりにくくなってしまったということを経験した人がいらっしゃるかと思います。

これは、「すく」=「減らす」だけでお客様が思っていると、美容師側の「すく」とお客様とのイメージのスタイルがマッチしないことになってしまうことがあります。

髪の毛の長さを短くしないで髪の毛の量をへらし、軽くするという目的としています。そのため髪の量を減らしたい時にセニングバサミでカットをする、ということが一般的になっています。

ただ、ヘアスタイルを作るときはセニングバサミだけで、良いイメージに軽さを出せるか?というと私はちょっと違うかなと思っています。

「すく」という行為だけで軽くはなりますが、間引きをするだけなので、長さは変わらず量だけが減ります。もちろんこの方法は正解ですが、スタイリングを形づけるとしたら、セニングバサミだけでなく、シザースも使って髪の毛を軽くすることもありますしレザーを使って軽くすこともあります。

仕上がりのイメージによって髪の毛を軽くするときの道具は変わってくると思います。

髪の毛の量を減らす目的が、髪の状態や髪質を考えずにすきすぎるとどんな道具を使うにも毛先がペラペラになりパサついて傷みやすくなってしまいます。

丁寧な毛量調節をするときに使用するセニングバサミの使い方がとても大切になりますし便利なハサミとも言えます。

セニングバサミは「すく」ことで間引きし、長さを変えないで髪の毛の量を減らすというカット技法となります。

髪の毛を梳く時の注意点は?

髪の毛をすいたら、その後の髪がパサパサして傷んだように感じるという経験があるかと思います。また、ペラペラになってしまってまとまりが悪くなってしまったということも経験があるのでは?と思います。

その場合は、すいた時のハサミが手入れ不足が原因で髪の毛を痛めてしまったか、すく量を必要以上に多くすいてしまったかなど原因は様々あるかと思います。

髪の毛を切る「カット」という行為は、傷んだところを切って綺麗に整えるという印象があると思いますが、実は切った(カット)した瞬間から髪の毛は傷んでいるのです。

このカットの瞬間で、切れ味がとても良いと傷み具合は減りますが、刃が悪いと切れ味も悪くかえって髪の毛を痛めてしまうこともあるのです。

では、髪の毛を「すく」ことのメリットとは?

・髪を軽くできる

・シャンプーがしやすく泡立ちも良くなる

・乾かす時間が短くなる

・ボリュームを抑えることができる

・髪に動きが出やすくなる

・頭のラインがコンパクトになる

・指通りがスムーズになる

・ヘアスタイルにメリハリが出る

など、髪の毛が重かったヘアスタイルがスッキリ見えるようになり、動きが出て軽やかさが出るという良さがあります。

ただし、髪の毛がいてきたらヘアスタイルがまた重くなってしまいます。梳いた後のヘアスタイルは長く続きにくいです。

「すく」ことでのデメリットとは?

・すきすぎると、髪の毛がスカスカになってしまう

・すき過ぎて長さが短く感じてしまうまたは、短くなってしまう

・髪が広がってまとまりにくくなる

・すいた後パサつきが気になるときがある

・すいて動きが出やすくなってしまいその為にくせ毛の人はくせが余計に出てしまうことがある

などです。髪の毛をすく頻度ですが、髪の毛の長さや太さによって異なります。目安としてはショートヘアは1か月に1回がベストでしょう。ロングヘアは、重くなってきたという感覚か3か月に1回くらいが良いでしょう。

髪質によって気を付けないと髪の毛をすくと傷んでしまうという人がいらっしゃいます。特に髪の毛が細い人、くせ毛によってかえって広がってしまうくせ毛、などです。乾燥しやすい髪質の人も注意が必要です。

毛量を調節するための髪の毛を「すく」のには、へアルタイルの仕上がりによってどこの部分を「すく」のか、どんなバランスで調節しながら「すく」のかなど、すくことで毛量調節はできます。

メリットとデメリットを考えバランスを取りながらヘアスタイルを作っていくことがとても重要になります。

髪質や切り方によってメリットとしてすいたことが、逆にデメリットとという結果になってしまうことも可能性としてあるのです。

美容師はプロなのでそのバランスを考えながら手入れされたハサミ(セニング)でバランスよく毛量調節をしていきます。

が、自宅でのセルフカットをして髪の毛をすうく場合、すきバサミを市販で購入すると思います。今ではすきバサミがたくさんの種類があり値段も様々です。安いもので100円ショップにもあります。

自宅でのセルフカットで髪の毛をすいて傷むような状態になった原因は、ハサミの刃の切れ味が良くない、慣れないカットの仕方ですいた髪の毛の断面がボコボコになって毛先がボロボロになってしまったのかもしれません。

また、やりやすそうな前髪のセルフカットですが、失敗が目立ちやすいので慎重にカットをしましょう。前髪の場合は一気に切らないで様子を見ながら少しずつ進めてカットをすると良いでしょう。

はさみの切れ味が悪いと髪の毛を折って引きちぎるような感じでカットをしてしまいます。それでは髪の毛へのダメージは大きく枝毛になりやすい毛先になってしまいますので、はさみの選び方も大切です。

髪の毛はとてもデリケートですので、使用する道具は丁寧に扱うようにしましょう。

髪の毛を痛めないで梳く方法は?

美容室ではなく、セルフで髪をカットしたり髪をすいたりする場合、髪の毛を痛めないようにしなければいけません。

髪をすく道具を事前に用意しておきましょう。

ヘアカット用はさみ、すきバサミ、コーム(目の細かいものが良いでしょう)、髪を留めるクリップ、水スプレーなどです。

髪の毛にくせのない髪質はそのままハサミを入れてカットしても良いですが、くせ毛の場合は一度濡らしてから切ることをおすすめします。くせ毛をナチュラルな状態にしてカットすることでバランスよく切れると思います。

横(サイド)の髪をすく場合は、跳ねやすくなるのですき過ぎないように注意しましょう。もし、重いところを少し軽くしたいと思うようでしたら、髪の毛を3回転ほどねじってすくと自然な仕上がりになります。

セルフカットで、すくときに注意することは・・・

・切れ味の良いハサミ、すきバサミを使用しましょう

切れ味の悪いハサミを使用してカットすると、髪の毛が折れてしまったり、中途半端に切れてしまうことがあります。そのため髪の毛が傷つき痛む原因となってしまいます。

・すきバサミの「すき率」(ギザギザの部分)に注意しましょう

すき率というのは、一度のカットで切れる髪の毛の割合です。割合(ギザギザの細かさ)が大きければ大きいほど一度で切れる髪の量は多くなります。セルフカットでする場合は、すき率が高いとすきすぎて、思った以上の髪の量が減ってしまうので注意しましょう。

・表面をすかないようにしましょう

髪の毛の表面をすいてしまうと、表面が不揃いになって髪の毛がはねてしまったり、広がったりまとまりにくくなってしまいます。見た目もパサついた感じになってしまいます。髪の毛をすく時は、内側の髪を重いなと思う部分を少しずつパネルで取って中央から毛先の方へとすきバサミを入れましょう。パネルを取る量に注意することと、すきバサミですいたら確認をしながらすき進んでいくと安全です。

・厚みのある束の髪をすかないようにしましょう

パネルの量が厚みがあるとハサミに無理な力が入り、髪に負担がかかり傷みやすくなってしまいます。プロの美容師でさえ髪の量を調整するときは少しずつ微調整しながらなのです。セルフカットの場合は、そこまで常に確認しながらすくことが難しいと思います。できるだけ一気に仕上げようとしないで、何度も確認をしながらすすめて仕上げていくことで失敗も少ないと思います。

・ハサミを横にしないで斜めにしてみましょう

すきバサミを斜めにいれることで、イレギュラーにすくことができます。横に一列にすくよりも斜めに切り口が入っていると仕上がりが自然な軽さに仕上がることができます。

また、セルフカットで髪の毛の量を知るために、一度髪をシャンプーしてそのあと乾かします。乾かす時にスタイリングしながら乾かします。いつものスタイリングをしておくことで髪の量を減らしたい部分が分かりやすいと思います。

濡れている時では、髪の毛をどの部分を軽くしたらよいのか分かりにくく、すく量も分かりにくいです。

面倒ですが、乾いた状態で髪をカットしたので再度軽くシャンプーして最終的に整えていきます。

美容室でオーダーする場合は、「軽くなるようにすいてください」と大まかに言うよりも「髪の毛が広がりやすいので、まとまり良く見えるように軽くしてください」というような、具体的に伝えるようにしましょう。

美容師さんの中でも髪の毛の量をすくのを、毛量調整としてすくのか、ただ減らすためにすくのか、で仕上がりのイメージが違ってしまいます。結果、こんなにすいて欲しくなかったのに・・・と残念な結果となってしまいます。ですので、美容師さんとよく相談をして心配だったら、時々確認させてもらうと良いでしょう。

時々お客様の中で、あるサロンで「髪の毛をすいてください」と言われ髪の毛をチェックするともうこれ以上すいたら・・・と思うくらい、思いっきり根元に近いところからすいてしまっていて、その部分が伸びてしまいバランスが悪くなってボリュームが出て、お客様はまたすかないと軽くならないと思ってしまっていたのです。

こんなに根元から髪の毛をすいてしまうと、その時は良いのですが、伸びたときが収拾つかなくなってしまうのです。美容師さんの中でもボリューム抑える=セニングばさみですく、という考えでザクザク根元からすくのが当たり前に思っている美容師も多いように思うのです。意外とお客様から聞く経験からけっこう多いケースです。

このような失敗をされないように、どの部分が重く感じているのか?そこをすくことでどのような仕上がりになるのか?など、心配な場合は美容師さんに相談しながら仕上げてもらうと良いでしょう。

髪の毛を「すく」と毛先が細くなるのでどうしても、パサつきやすくなっていきます。また、思わずすき過ぎてしまった!!となったあとは特に髪の毛がパサパサしてしまいます。

すいた後の髪でパサついたり広がったりする髪を整えるために、スタイリング剤を上手く使っていきましょう。

特にパサついてしまった髪には、ヘアオイルがおすすめです。

ヘアオイルは、傷んでしまった髪の毛の表面をコーティングして熱や摩擦によるダメージから守ってくれる働きがあります。ヘアオイルでコーティングをすることで髪のパサつき、広がり、くせ毛を抑えてくれてスタイリングにも約立ちます。

また髪の毛の長さによりますが、髪の毛をすいた事で髪の毛に動きを出すことができるので、オイルでパサつきを抑えてその後ワックスやムースなどで固定できるスタイリングで仕上げることもできます。

髪の毛を「すく」というのは、髪の毛を軽くすることが目的なのですが、毛先を軽くする、シャープな感じを出したいという時に、”レザー”を使用する場合もあります。

レザーが嫌いだというお客様も中にはいらっしゃいますが、昔のレザーから変化しておりとても滑らかな切れ味なので、痛むこともそれほどなくカットすることができます。

セニングバサミでは表現できない仕上がりが期待できる道具と言えます。

どちらにしても、髪の毛を減らしたという時は、髪の毛をペラペラに減らしすぎないように気を付けて毛量を調節するようにしましょう!

こちらの記事もおすすめです。

椿油で髪の乾燥は抑えられる?

スポンサードリンク