前髪なしのボブは誰でも似合う髪型なの?

どんな時代でもボブヘアは、日本人に馴染みやすい髪型の一つです。

日本人にとって黒髪でボブスタイルはエキゾチックな印象を与えるので外国人からも注目される髪型の一つです。

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今ではボブスタイルも変化しつつあり、昔のカットラインだけではなく少しずつアレンジもされおかっぱ頭と言われた時代よりもボブスタイルの種類も増えてきました。

最近のボスは、少しづつアレンジされており、そのアレンジによって年代問わず似合うボブに出会うことができます。

ボブスタイルは、うっかり間違えると昔のおかっぱという子供っぽい印象の仕上がりになってしまうこともあるので、自分に合った大人なボブに挑戦してみたいけど自分に似合う大人ボブにできるのか?を解説したいと思います。

「ボブ」と言われる髪型の種類

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】

「ボブ」というヘアスタイルは、色々な種類があります。そのためボブスタイルは年代によって個々に似合うスタイルがあります。

「ボブ」という髪型の基本形として長さとしては肩に付くくらいまでの長さがボブになります。

ボブには、前下がり、前上がり、毛先の重さ、軽さや前髪あり、前髪なし、前髪の重さ、前髪の長さ、パーマをかけるか?カラーリングをするか?そういったそれぞれの組み合わせによって完成するヘアスタイルがたくさんあります。

沢山あるボブスタイルの中で自分に似合ったスタイルを作ることで、おしゃれなボブが仕上がることができます。

その「ボブ」は長さで名称が違いますので、その名前を挙げてみます。

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ーマッシュボブー

短めですがマッシュルームに似たボブ。

前髪ありで毛先に全体に重さがあり短くても丸みがあるので女の子らしい可愛さが出ます。耳下頬骨辺りの長さから口角のリップラインに合せた頭の丸みに合ったマッシュボブも可愛らしいボブです。

ーブラントカットボブー

パッツンと切りそろえたボブです。

昔で言うとオカッパスタイルに近いかもしれないです。

ただ時代の流れで、ぱっつんと切ったボブですが、少し変化をさせて今風なブラントカットボブになっています。

今では韓国語で「タンバルモリ」という「短い髪型」という名称で流行っているボブです。

最近では毛先を重く切って切りっぱなしにしている状態が特徴です。

毛先が切りっぱなしなので、外ハネになったり、毛先をワンカールにして毛先に動きを出したりとおしゃれに仕上げられるのが特徴です。

前髪なしならセンターパートが個性的で韓国風なイメージ、前髪ありならオンザ眉の前髪、パッツン前髪、重めのシースルー前髪など、顔型によって変化を付けて似合う前髪を作って個性的な仕上がりになるボブです。

ーロブスタイルー

肩に付く長めのボブ。ロング=ボブで「ロブ」という名称になります。

特に髪を伸ばしていく途中の人になるボブスタイルです。

伸ばしかけの中途半端でもおしゃれなボブにするスタイルとして、パーマをほんのりかけてみたり、前髪で変化を付けてみたりイメージチェンジで遊びながら伸ばしていけるロブスタイルです。

ーワンレンボブー

前髪なしの定番ボブです。

大人な印象でシャープで少し辛さもあるボブスタイルで、前髪と周りの横の長さが同じボブであるのが特徴です。

前髪なしのボブスタイルなので、前髪の分け目によって印象がガラリと変わります。例えばセンターパートに知的に、7:3の分け目はセクシーに、とアレンジで印象が変わります。

ーレイヤーボブー

顔の周りにレイヤーを入れスッキリしたシャープな印象になるボブです。

毛先に少しずつ軽さを出すことで顎ライン辺りまでを髪で包み込むようなボブなので小顔効果にもなります。小顔効果になりますが、前髪と横の髪とのバランスが良くないと効果が出ないので気を付けなければいけません。

ー前下がり、前上がりボブー

前下がりは小顔効果のあるボブです。

横から見たときに後ろが短く前に向かって長くなっているのが前下がりボブで、横から見るシルエットが丸みが出て頭の形が綺麗に見えるのが特徴です。

首筋がスッキリみえるので上品な印象を与えてくれます。

前上がりボブは横から見たら前が短く後ろに向かって長くなっているので、可愛らしい印象になります。

ーショートボブー

襟足ぎりぎりの長さのボブで、顎より上からリップラインに髪が来るショートボブ。

襟足の長い人と襟足の短い人では、同じショートボブでも印象が変わります。

長さとしては短めで真っ直ぐなボブなのでお手入れが苦手な人にでも比較的楽なボブスタイルです。

個性的にも落ち着いた感じにも前髪によって印象を変えてくれます。

ー外ハネボブー

名前通りのボブスタイルで毛先を外ハネにしたスタイルです。

毛先をわざとハネるように動きを出す可愛い感じに仕上るボブです。

普段のナチュラルなボブ、内側に巻いたボブから変化を付けるのに飽きたときなどにアレンジ用にも良いボブです。

以上のような、それぞれ長さによって「ボブ」の印象が違いますが、そこからヘアカラーをすることで更に印象を変えてみることができ、また、パーマをかけることで同じボブでも雰囲気を変えることもできます。

顔型に合った似合うボブスタイルとは?

髪型の中でボブスタイルはシンプルで”似合わせスタイル”にするのに良いヘアスタイルではないかと思います。

誰でもボブにしたら似合うのです。が、誰にでも同じカットでボブにすれば良い・・・という訳にはいかないです。

やはり人それぞれ顔立ちが違い、また、髪質が違います。その方の個性を最大限引き出さないとなかなか似合うボブヘアにはなりません。

その前に・・・では、ボブヘアに適さない、似合わない人ってどんな人でしょう??

まず、ボブはツヤ感が大切です。そのため髪が傷んでパサついていたり、広がりやすいなどまとまりが悪い状態では綺麗な落ち着いたボブにはならないので、しっかり髪を修復させて整えてからの方が良いです。

また、ボブヘアにするときに、前髪をありにするか、前髪なしにするかで顔型によって似合うボブヘアの形が違ってきます。

前髪ありの印象はキュートで可愛らしい、個性的、優しい印象を与えることができます。

前髪ありでメリットというと、目元に髪が来るので目力が強調されることや、おでこの狭さを隠すことができます。

また、顔型や骨格をカバーすることができます。(理想の卵型の顔立ちに近づける)

デメリットでいうと、長さや印象のキープをするためにメンテナンスはこまめにする必要があることです。

中にはデメリットとして、前髪の癖が強くてイメージ通りならない場合があることです。

その解決策としては、前髪にパーマもしくはストレートパーマをかけることで解消されることはあります。

前髪なしは大人なシャープな印象で洗練された雰囲気を出すことができます。

前髪なしのメリットとしては、前髪が横と後ろの髪との長さがほぼ同じなので、メンテナンスはほぼ必要ないのでお手入れは楽です。

また、前髪がないのでデスクワークなど髪が邪魔な時は耳にかけられるので煩わしさはないでしょう。

前髪なしのデメリットは、シャープな印象ということは、一見印象が強く見られることで顔立ちによってはきつく見られてしまうことがあるということです。

また、前髪がないので顔立ちの形によっては、面長に見えてしまうことがあります。

前髪なしで、あまりおすすめしない顔型は、面長な顔立ちの人、極端におでこが狭い人、おでこが広い人、は顔型を強調させてしまいやすいので前髪をあえて作った方顔型とのバランスが良く小顔効果がありボブスタイルも素敵に仕上ります。

ボブで似合わせスタイルを作るとしたら、どんな顔立ちに似合うボブがあるのかいくつか提案したいと思います。

前下がりボブは、後ろが短く前に向かって長さが長くなっていくスタイルですが、前髪、サイドの髪が顎辺りまでのショートボブで大人な雰囲気を作っていきます。

まず、一番ベーシックな前下がりボブは、リップラインから後ろ(後頭部)はグラデーションカットされたシンプルなボブです。

基本的なカットラインなので、少し重めのスタイルですが、清楚な印象を与えます。

後頭部から襟足はグラデーションカットをされているので、頭の形も丸みのある綺麗なシルエットを作りだすことができます。

そのベーシックの前下がりボブに、毛先を調節させてフェイスラインをスッキリさせて、ややタイトでシャープな印象を与えることができます。

毛先にグロス系、ウエット系ワックスなどで仕上げると大人可愛い感じに仕上ります。

この前下がりボブに前髪があるのとないのとでは、印象が違ってきます。

前髪のあるボブにするならば、面長の顔立ちの人でしょう。

前髪のない前下がりボブには、丸顔の人でしょう。

丸顔の人には、顔の印象を縦長にするように髪型をつくることがポイントです。

前髪は斜めに横へ流れる感じにしたり、眉上の前髪、シースルー前髪、前髪なしが良いと思います。

前髪を上に立ち上げる感じも良いです。

また、軽めのパーマをかけて、ひし形のシルエットにボリュームを出して、ワンカールくらいの動きをつけることで小顔効果になります。パーマをかけているので空気感のある動きで丸顔をカバーした動きが出るのでちょっぴり大人っぽい印象にもできます。

髪質が細くボリュームがなく寂しい印象になってしまうという方には、パーマでふんわりさせ、グラデーションカットで丸みをつけた形を崩さずシルエットがボリュームアップしてナチュラルな仕上がりで華やかになります。

面長の人には、前髪がぱっつんやワイドバング(前髪を広めに取る)が小顔効果で似合うでしょう。

卵型の人は基本顔立ちとして何でも似合うので、前髪を作ってみたり伸ばしてみたり様々な長さにチャレンジすると良いでしょう。

四角顔(エラ張り)の人には、前髪を少しおでこが見える隙間を作ってひし形のシルエットにすると良いでしょう。

斜めにしたり、あえて前髪なしにしてみたり、前髪をかきあげるようにして縦長に見せてみるのも良いでしょう。

少しパーマをかけて頬辺りにウエーブが顔周りにかかっていると小顔効果になります。前髪を横広に作らないようにするように横の髪とのバランスに気を付けることがポイントです。

逆三角形の人は、前髪を少し短めにしてみたり、曲線のある柔らかい印象の前髪で顔全体のバランスが良く見えます。

エラの気になる人には、前下がりボブなど、エラが隠れるラインの長さのボブが良いでしょう。

前髪はありでもなしでもよいですが、やはり顔の形から前髪と周りの髪とのバランスから決めていくことが似合うようにしてみることをおすすめします。

顔型に合ったボブもそれぞれ、前髪が合ったほうが似合う、前髪の作り方で小顔効果があるなど様々です。

前髪なしでボブスタイルを作るとしたら、顔型、おでこの生え際のクセなど自分では選べないなど悩む時は信用できる美容師さんに相談をして、どちらが似合うかで選んでもらうことでベストなボブにしてもらうと良いでしょう。

年代別で似合う前髪はある?

ボブはどの年代も似合う王道のヘアスタイルですね。

ただ、年齢と共にボブスタイルでも同じように仕上げてもなんとなくしっくりこない場合もあります。

10代~20代は、髪にもハリがありボリュームも心配なく、ダメージもそれほど気にならない年代です。ボブは髪が綺麗であればまとまりも良くスタイリングしやすく楽なヘアスタイルの一つです。

ただ髪への悩みは10代、20代にもあり、髪がパサつく、クセ毛やうねりが気になる、髪に艶がない、枝毛切れ毛が気になる、など。

そんな10代、20代に合った前髪とは?

10代には、可愛らしさを強調できる前髪ぱっつんや斜めの重めのある前髪がおすすめです。

前髪により目力で可愛さアップします。

20代には、異性への好印象は必須になるのではないでしょうか?

一番前髪での印象を変えられる年代で、女性らしさなら前髪を斜めに目の上で流す感じや、明るい活発な印象のシースルー前髪やオン眉など。

色っぽさを出すならば、かきあげられる長さのある前髪にしてみたり、かっこよさを出したかったら前髪なしもありですね。

30代になってくると髪質が変わってくる年齢になって、だんだん髪が細くなって来たりボリュームも無くなってくる年齢になるので、ヘアスタイルが以前よりまとまらなかったり似合わなくなったりと変化が起こる年齢になってきます。

30代も、髪がパサつく、クセ毛うねりが気になる、髪が広がる、白髪が気になる、抜け毛、枝毛、髪に艶がないなど悩みが増えてきます。

30代におすすめ前髪は、大人の女性らしさを前面に出せる前髪が良いのでは?と思います。

例えば前髪を斜めに流す、かきあげられる前髪の長さ、顔の周りに曲線をつくるような前髪などがおすすめです。

40代になると、白髪が一番気になり、髪のパサつき、クセ毛うねり、髪に艶がない、髪にハリ、コシがない、髪が細くなるなど、悩みが増えてきます。

40代の方の前髪は、悩みが増えつつある中、やはり女性らしい柔らかい印象を与えてくれるような前髪が良いと思います。

白髪に悩み始めるころなので、前髪を作ることで白髪を隠すメリットとなります。

そんな40代の前髪は、曲線をつけた柔らかな前髪やチークラインくらいの長さの前髪、もしくは斜めの重さのある前髪などおすすめです。

50代では、白髪、パサつき、抜け毛、クセ毛うねり、髪の量が少なくなる、ペタンとになりやすいなど髪にボリュームがなくなってしまうので、寂しい印象になってしまうのが気になってしまう年代です。

50代の前髪は、髪質が少し変化してきて中には髪が細くなってボリュームが無くなったという悩みが増えてくる年代なので、前髪を奥行きのある少し深めに作ってボリュームを出すようにする前髪がおすすめです。

50代になると女性らしさプラス上品さ、若々しさが欲しくなります。

根元を立ち上げるスタイリングをすることでふんわりとした印象を与えるので年齢を感じさせないように前髪を作ることが大切です。

それぞれの年代で同じ髪型のボブスタイルにした場合、まず違って見えるのがボリューム感でしょう。

10代、20代は前髪なしでも余裕におしゃれができますが、30代後半から白髪が出始めると前髪をつくることで隠せるメリットになるので、前髪なしよりも前髪ありが多くなるようです。

10代~30代くらいまでは、ある程度のボリュームが出て華やかさがあるのですが、40代くらいから髪が細くなってくるのでボリュームが出づらく、ボブスタイルにする場合ボリューム感を出すようにカットをしたり部分的にパーマをしたりと少しアレンジが必要になってきます。

年代別に髪質を見て、髪の状態に合わせてカットをしていくのでどの年代もボブは似合うし、素敵な仕上がりになるのもボブスタイルです。お手入れも楽なスタイルなので、30代くらいの子育て世代や仕事バリバリのキャリアウーマンにも人気なヘアスタイルです。

ボブヘアはシンプルでヘアスタイルとしては手軽にスタイリングできて、どんな方にも似合わせるおすすめな髪型です。

ただし、髪の毛の状態が良くないとまとまりが悪くスタイルが決まらないのもこのボブスタイルです。

ボブスタイルを素敵にキープするためには、髪を健康的にすることと頭皮も健康的に整っていることが大切です。

誰でも似合うボブスタイルにするときは、髪の状態が整っているかどうかでスタイリングが決まります。

パサついたり髪が広がってしまっていてはボブスタイルも決まらないので、せっかくボブにするならまずは髪を整えてからボブスタイルにすることをおすすめします。

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