デジタルパーマをかけたときの髪の洗い方

デジタルパーマをしたあとのお手入れは、普通のパーマよりも大切です。

デジタルパーマは、普通のパーマをする工程に加え、更に熱加工をしたホットパーマです。熱を加えることで髪に形状記憶力を与えてカールを作ります。

かみの質感や仕上がりは、立体的で弾力あるウエーブやカールが形成されます。リッジの強い(形がはっきりした)ウエーブやカールとなるので、ゆるい大きなカールや巻き髪のようなカールにもできます。

仕上がり感は自然なふんわりではなく、少し硬めの仕上がりになります。シャンプー後に髪が乾くとパーマをかけた形状に戻るため、手入れやセット、スタイリングの手間は少なくてすみます。

但し、髪に熱を加えるためにダメージが大きく、髪が硬くなるので、髪を洗うのは丁寧に洗うことが大切です。

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デジタルパーマの後のシャンプーはいつからOK?

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普通のパーマは、一般的に24時間~48時間で形が定着すると言われています。その間にシャンプーをしてしまうと形が定着する前に崩れてしまって、取れやすくなります。

パーマをかけた後のキューティクルは開いたダメージ状態になっているので、かみを 濡らすと髪の内部に水分やシャンプー成分が浸み込んで形が定着せずパーマが取れやすくなってしまうのです。

ですので、パーマを定着させるためには、翌日以降に髪を洗うようにしましょう。

パーマをかけた後に、ワックスやムースなどのスタイリング剤をつけたのでどうしてもその日に洗いたいという人には、ワックスやムースなどのスタイリング剤がついているところをお湯で洗い流していきます。できるだけ引っ張らないように優しくすすぎます。

シャンプーは頭皮にのみ泡立てることでパーマの部分は軽く洗う程度にしておきます。

お湯だけでも汚れは十分取れますし、スタイリング剤を取るのは軽くシャンプーで洗う程度にしておくことで、ウエーブを取らないように注意します。

シャンプーはアルカリ性のものは避けましょう。パーマをした後の専用シャンプーやアミノ酸系の優しいシャンプーを使います。

熱を加えていることで、髪は硬くなっているのでアルカリ性のシャンプーでは、熱で固定したウエーブが取れてしまうので、シャンプーを選ぶことも大切です。

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デジタルパーマをした後のケアの方法

パーマをした後に傷んだ髪にトリートメントをすることが大切ですが、中にはトリートメントがウエーブやカールをダレさせてしまうものもあるので、やはり選び方に注意をしましょう。

パーマでゆるく大きなウエーブやカールを長く持たせたい場合は、できたらトリートメントは1週間ほどしないほうが持ちは良くなります。

もし、どうしてもパサついてダメージが気になるようでしたら、毛先の方にさらりとつける程度にしておきましょう。

毛先にトリートメントを付けて揉み込んでカールをキープするように付けてすぐ洗い流します。

せっかくくせ毛っぽくふんわりパーマがかかっているのに、トリートメントで取れてしまっては台無しですからね。

熱処理されたデジタルパーマ後の髪はとても乾燥した状態です。水分補給や保湿はしっかりしておきます。そのためシャンプーもトリートメントも保湿力の高いものでケアをしておきましょう。

デジタルパーマをかけた髪をスタイリングするときは、濡れた時よりも乾かした後に、洗い流さないトリートメントをつけてから、スタイリング剤をつけると良いでしょう。

デジタルパーマは乾いた状態になるとカールが出てくるようになっているので、濡れている様態で洗い流さないトリートメントなどを付けてもうまくカールが出にくい場合があります。

デジタルパーマは、特に毛先がとても乾燥してしまう傾向があるので、1か月半~2か月経つあたりで、毛先をカットしておくとダメージを抑えられると思います。

そして、普通のパーマよりデジタルパーマは頻繁にかけないほうが良いです。髪の1本1本のキューティクルの中が空洞になってしまい、痛みがひどくなる場合があるからです。

デジタルパーマは、仕上げが楽になりますがその分お手入れには慎重にしていただきたいスタイルです。

デジタルパーマは、一度失敗するとかけ直しは危険です。もしもう一度かけ直したいという場合は、美容師さんと相談をするのはもちろんですが、できたら2か月~3か月ほど空けてからの方が良いです。その時必ず毛先はカットすることをおすすめします。

デジタルパーマで仕上がったスタイルをなるべく長持ちさせたい場合は、髪を洗う前にブラッシングはしない、シャンプーをするとき毛先より頭皮を中心に洗うこと、頻繁にシャンプーをしないことです。

デジタルパーマのスタイリング方法

シャンプーをしたあとのお手入れに注意しましょう。デジタルパーマをした後の正しい髪の洗い方でパーマの持ちを良くして、髪に負担をかけないようにしていきます。

まずは、しっかりタオルドライをします。いきなり濡れたままドライヤーで乾かそうとしてしまうと時間がかかったり毛先が必要以上に伸びて、パーマがダレてしまう可能性があるからです。

髪と髪が擦らないように気を付けてタオルドライをします。吸収性のあるふんわりしたタオルを使うと髪にやさしく負担がかからないのでダメージを抑えられると思います。

ドライヤーをする前に、洗い流さないトリートメントを付けます。洗い流さないトリートメントはオイルタイプのトリートんメントが私はおすすめです。クリーム(乳液)タイプは、髪の中に吸収しすぎて重くなるような気がしますのでできたらオイル系が良いかと思います。(べとつくタイプは避けましょう)

ドライヤーの風を当てるときの注意点として、毛先を持ち上げるように乾かします。下へ髪を梳かすようにしてしまうとウエーブやカールが取れやすくなり、再現性が難しいので、髪を持ち上げてウエーブやカールを作るイメージをしながら乾かしていくととても持ちが良くなります。

デジタルパーマはだいたいくせ毛のようなルーズなウエーブもしくはカールを作っているので、仕上げをするときは少し手を入れてあげて面倒がらずに乾かすことをおすすめします。

デジタルパーマをするのに適している髪質もあるかと思います。

パーマがかかりにくいすぐ落ちてしまう髪質の方

自分でスタイリングが上手くできない方

などです。ダメージが強い髪の場合はデジタルパーマは慎重になるほうが良いです。髪が傷んでいるということは水分や油分が適量に無く乾燥している可能性が高い中、熱処理のデジタルパーマをしてしまうと更に髪が乾燥してしまい、弱くなった髪が切れてしまう危険もあるからです。

髪を乾かすときに、ポイントとしては乾かしていくとウエーブやカールが再現できるので、その途中工程のお手伝いとして指先を使って髪を巻き込みながらドライヤーで乾かしたり、マジックカーラーなど簡単に巻けるカーラーを乾かしたら形づけとして巻いておくのも効果的です。

基本は夜髪を洗ってあくる朝は仕上げをするだけで良いのですが、デジタルパーマの場合は再現性を求めるので、時には朝髪を濡らしてから乾かしてウエーブやカールのリッジを出して仕上げていくことも有ると思います。

デジタルパーマでの正しいかみの洗い方では、シャンプーは2日後に洗うことで、トリートメントは毛先に少しだけ付けておくこと、乾かし方がとても重要で髪を下から持ち上げるようにウエーブもしくはカールのリッジを出しながら乾かしていくことで仕上げが綺麗になります。

デジタルパーマは、かけた後とても仕上げが楽で何度もかけたくなると思いますが、私個人の感想ですが3回デジタルパーマをかけたらそれ以上はあまりおすすめできないな・・・と思うくらいダメージが大きいように思います。

お手入れをしっかりして髪に負担をかけないようにデジタルパーマを楽しんでスタイリングできたらいいと思います。

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