ベビーオイルは髪のパサつきを抑えられるの?

最近の高校生など若い人のヘアスタイルで、ウエットな感じを出す仕上がりのスタイルが流行っていたりするようです。

そんな時、濡れたままの髪では時間が経つと髪が乾燥してしまうので、代わりになるスタイリング剤をいろいろ探しているようです。

スポンサードリンク



その中で、コスパで手軽に使用できるベビーオイルを使ってウエットな感じに仕上げている人がいるようですね。

確かにベビーオイルを髪にたっぷりつけると濡れた感じになります。コスパが良いのでセットするときには気軽に思いっきり使えて良いですね。

では、ベビーオイルは本当に髪に付けて良いものなのでしょうか?ベビーオイルだから赤ちゃんに良いから大人だって肌に良いと言われているから髪にも良いかも?と思いますね。

さて本当に髪に良いのでしょうか?

ベビーオイルでおしゃれ髪スタイル

ベビーオイルで髪をセットする”ウエットヘア”というスタイルが若い人に好まれているようです。

普通にワックスを付けてセットするよりも、ベビーオイルでセットすると濡れた感じで仕上がりおしゃれっぽくなります。また、ベビーオイルは手軽にドラッグストアーなどで購入でき、またコストパフォーマンスも良く若い人に楽しんでしようしているそうです。

そのセットの仕方とは、髪をウエットな感じを出したい部分を少し濡らします。濡らしたところにベビーオイルを少量(1滴~2滴くらい)を手のひらに乗せてから付けていきます。

髪がストレートヘアならば、手のひらと指の間にベビーオイルを伸ばして髪に少しずつつけて細い束感を出しながらセットしていきます。ウエーブヘアの場合は、ベビーオイルを手で揉みこむように付けてスタイリングします。

付けすぎてしまうと髪の質感が悪くべとついてしまい、重い印象を与えてしまうのでオイルは手のひらで良く伸ばして髪に付いた量を確認しながらセットしていきましょう。

また、セット力を付けたい場合はワックスやムースなどセット力のあるスタイリング剤とベビーオイルを混ぜて使うのも良いでしょう。

ツヤが出て髪の質感が変わって、おしゃれな印象になるヘアスタイルとして良いのですが、髪質によっては髪がペタンとボリュームのない仕上げになってしまったり、髪のベタつきで後のシャンプーが洗いにくい、など注意が必要な時もあります。

ベビーオイルは付けすぎず、また、髪に付けるけれどベビーオイルが肌に合うかどうかのチェックは必要ですのでパッチテストをおすすめします。毛先にオイルが付いている場合肌に触ってその時にかゆみが生じる場合もあるのでベビーオイルが赤ちゃんに良いからと言って大人にも良いとは限らないので念のためしておきましょう。

スポンサードリンク



ベビーオイルで髪のケアはできるのでしょうか?

コスパが良いのでベビーオイルを使って髪を保湿してます!という方を耳にします。

う~ん、プロから考えるとあまりおすすめできる髪を保湿するというオイルには適さないと思うのです。

ベビーオイルには、成分表を見ると”ミネラルオイル”と表記されていることが多いです。そのミネラルオイルはともすると、”ミネラル””オイル”でイメージするため、良いもの?と思ってしまうワードにとらえられているようです。

この”ミネラルオイル”は石油から作られている鉱物油のことなのです。石油から採れるたんぱく質を生成し不純物を取り除いて作られているそうです。栄養素のミネラルとは違うのです。

調べてみると昔はこの鉱物油の精製が十分されず肌が黒くなって使用頻度が多いと黒皮病という肌のトラブルがあったようですが、今では99.99%精製されているそうで不純物の少ないミネラルオイルが作られているそうです。

ただ、このミネラルオイルは肌に浸透しないという特徴があるため、重ねてミネラルオイルをつけていくと肌の上にずっと残ることになります。髪に付けた場合も同じです。髪にミネラルオイルの成分が入ったベビーオイルを何度も付けていると髪に付着してシャンプーで洗い流すのも簡単ではなくなります。

ベビーオイルを保湿効果として髪につけ続けてしまうとミネラルオイルの特徴である浸透性のないオイルなので髪にしっかり表面に付きツヤはとても出ますが、べとつきもあります。そのべとつきを取り除くために髪をしっかり洗わないとなかなかオイルは取れません。取れないので髪を必要以上に何度も洗ってしまうので、結果髪のパサつきを起こしてしまう可能性があるのです。

また、ベビーオイルをシャンプーに混ぜてパサつきを抑えられるという記事を読んだことがありますが、これもあまり美容師としておすすめはできません。

やはりシャンプーは髪質に合わせて使用することで髪へのケアができるのです。ベビーオイルをシャンプーに混ぜて洗うとしっとりはするでしょうが、洗い残しがあると頭皮にオイルが残りべたついた頭皮になってしまう可能性もありますし、オイル成分がしっとりしているため洗い上がりがスッキリしない場合もあります。

そして、ミネラルオイル成分の特徴である、皮膚の表面に保護膜として肌から水分の蒸発を防いだりアレルギー物質を肌に侵入しないようダメージから守ってくれるという効果はありますが、もし髪にベビーオイル(ミネラルオイル配合のもの)を使用すると保湿効果はない保護膜としての効果なので必要な水分を逆に吸収できず髪に大切な保湿、水分が不足してしまい髪のパサつきの原因となってしまう可能性が高くなってしまいます。

できたらベビーオイルの中でもミネラルオイルではなく、植物性オイルの成分でできたベビーオイルなどを使ってほしいものです。

髪のパサつきを抑える効果のあるものとは?

髪のツヤがある状態は、12%の水分を含んだ髪の状態が最も良い状態と言われています。それ以下になってしまうと髪がパサつき始めてしまいます。

そのため髪にしっかりと水分を補給してあげることが大切ですが、髪が傷んでくるとキューティクルが剥がれそこから大切な水分が流れ出てしまってパサつきができてしまうのでキューティクルを傷めないことが一番大切なこととなります。

キューティクルのダメージを与えてしまう原因は、髪を乾かす時のドライヤーの熱の当てすぎ。といって自然乾燥は最もキューティクルを傷めてしまうので止めましょう。ドライヤーの当て方は地肌に近い乾きの悪い場所から乾かしていくとダメージが抑えられます。また、日焼けや髪に合わないシャンプーの使用など、日々何気なく使っているシャンプーでも髪を傷めてしまうことがあります。シャンプーの仕方を間違っていても髪を傷めてしまいパサつく原因となってしまいます。正しいシャンプーの仕方や髪質に合った髪に優しいシャンプーを選ぶことで髪の仕上がりは違ってきますので、選ぶときに迷ってしまったりシャンプーの仕方を担当の美容師さんに聞いてみるのもよいでしょう。

また、アイロンやコテを使ってセットするとキューティクルに過度な熱を当ててしまうのでパサついてしまいますのでセットするときに使うアウトバスを選ぶことも大切です。

髪のパサつきを抑えるために使うアウトバスとして、洗い流さないトリートメントやオイルがあります。

美容師は髪を仕上げるときに必ずと言っていいほどアウトバスとして洗い流さないトリートメントかオイルを使って仕上げています。やはりどんなに良いシャンプーやトリートメントを使用して仕上げても、髪のダメージがあるときはアウトバスは欠かせません。では、どのような効果として使っているのでしょう?

洗い流さないトリートメントは、トリートメントで髪に栄養を与えた後その栄養を外に逃がさないようにします。クリームやミルキータイプはキューティクルへ保湿の効果を高めてくれます。

洗い流さないオイルはどちらかと言ったら髪をタオルドライしてから乾かす時にドライヤーの熱から守ってくれる効果が高いです。特にコテやヘアアイロンで仕上げるときは、オイルを髪に付けることで熱から守ってくれるのでヘアオイルは髪が乾いた時に使用する方が効果は高いでしょう。この時にベビーオイルよりも髪専用のヘアオイルの方がトリートメント効果のあるオイルを使用しましょう。

髪のパサつきが気になってきたらお手入れは念入りにしましょう。ひどく髪がパサついてきたときは傷んだところをカットしないと髪は綺麗になってくれません。

髪はデリケートですので日ごろから正しいヘアケアを行い、髪を伸ばしてもツヤツヤサラサラを維持できるようお手入れを意識してみましょう。

こちらの記事もおすすめです

朝の髪の手入れ方法が知りたい!!

 

 

 

 

 

 

 

スポンサードリンク