頭皮にフケが出るのは乾燥が原因なの?

パラパラと肩に細かいフケが落ちて気になることってありませんか?

毎日シャンプーしてるはずなのに肩に落ちたフケは不潔に思われて恥ずかしく思っちゃいますよね・・・

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これは、乾燥した季節や乾燥した空気の状態になると頭皮の乾燥が原因で細かいフケが出やすくなってしまいます。特に冬の季節にパラパラした細かいフケの悩みが多くなってきます。

ただ頭皮が乾燥している理由であれば保湿をすれば治ることもありますが、なかなかそれだけではフケが治るのが難しい場合があります。

保湿をしても乾燥したフケが出ているようであれば、原因を知って対策を取る必要があります。

せっかくシャンプーをして髪の毛を綺麗にしても白いフケが浮き上がってしまうと印象が不潔に見えてしまいます。何が原因か自分に合ったケアをすることが大切になってきますので、まずは、フケの出る原因を知ることからケアを始めてみましょう。

シャンプーしてもフケが出てしまう理由って?

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】

サロンで、お客様からよく「シャンプーを毎日しているのにフケみたいなのが出てきてどうしてかしら?」ということを聞くことがあります。

「フケ」とは、皮膚が新陳代謝を繰り返して生まれ変わっています。この現象をターンオーバー(肌の新陳代謝)というのですが、皮膚が何重にも重なって最後は角化細胞となって皮膚から剥がれ落ちてきます。この剥がれてきた皮膚を「フケ」と言います。

シャンプーをしているのにフケが出てしまう原因は、いくつか考えられるのですが、一つはシャンプー剤が頭皮に合わない洗浄力が強いものである可能性が高いです。

特に乾燥する季節は、頭皮も乾燥している可能性が高いので、シャンプー剤によって頭皮の皮脂を余分に取ってしまうことがあります。そのため、頭皮の表面の皮膚が剥がれてフケとして出てしまいます。

この場合は、シャンプー剤を変えてみましょう。今使っている成分が石油系やアルコール系と表示されていたらなるべく避けて、洗浄力の優しいアミノ酸系と表示されているものを選ぶようにします。

アミノ酸表示として表記されているのは、・塩化アルキルトリメチルアンモニウム・ベタイン・イミダソリ・グルタミンと、表示されているものです。

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シャンプー剤でアミノ酸系は、洗浄力が強すぎず頭皮にも刺激を与えにくく優しい洗い上りなので、アトピーや乾燥肌、皮脂症などのタイプの人にも使用できます。

ただ、頭皮の状態によって合わない場合がありますので、「薬用」のアミノ酸系シャンプーをおすすめします。

また、シャンプー剤以外でもフケの原因になってしまうことがあります。それは洗い方です。

シャンプーをする=髪の毛を洗うというのは、間違っていてシャンプーをするのはあくまでも”頭皮を洗う”ことを意識することが大切です。

髪の毛にツヤやハリを出すのも大切なのは頭皮を洗うことなのです。このシャンプーの選び方、洗い方で5歳は若返る髪になることもあるんです!

綺麗な髪の毛を作るためには頭皮の環境が良くなければいけません。頭皮の毛穴に汚れが溜まっていると髪の毛が正常に生えにくくなってしまうからです。

正しくシャンプーをすることでフケも出にくくなり、髪の毛にもハリやツヤが戻ってくるでしょう。

シャンプーでフケを改善する方法

〇アミノ酸系のシャンプーを使用

〇予洗いをしっかりします。予洗いとは約38℃のお湯で頭皮から毛先までじっくりと万遍なくお湯で洗い流すことです。

〇お湯で予洗いをした時点で汚れは80%は取れています。

〇予洗いによって水分を含んだ頭皮に、手のひらにシャンプーを伸ばし少し泡立ててから頭皮へ付けます。

〇頭皮に泡を付けつつ指の腹を使ってこめかみからゆっくり頭皮をマッサージするように頭頂部へと洗っていきます。

〇爪を立てないように指の腹を使って頭全体に泡立てながらマッサージをするように洗っていきます。泡立ちが悪い場合は一旦軽くお湯で洗い流し、サイド同じように洗っていくと泡が立ちやすくなります。

(泡立ちが悪いと髪の毛のキューティクルが摩擦によって痛めてしまう可能性があります)

〇頭全体に万遍なく泡立てながら頭皮を洗い終えたら、シャンプー剤が残らないようにしっかり洗い流します。

〇洗い流した後は、髪の毛が長い場合トリートメントをするためには一旦髪の毛の水分を軽く取ります。髪の毛の水分が残ったままトリートメントをしても髪の毛への吸収が良くないため、軽く水分を取ってからトリートメントを付けます。

〇トリートメントは地肌には付けません。痛んでいるキューティクルを補修するためのものなので、中間から毛先にトリートメントを付けます。つけたら荒歯コームで梳かすと毛先の絡まりが取れて流した後のお手入れもスムーズです。

〇トリートメントもしっかり流しましょう。必要な栄養はトリートメントは髪の中に吸収されます。しっかり流してもトリートメントは流れ落ちることはありません。また、トリートメントを残して流すとかえってフケの原因になったり毛先がベトついてしまうことがあり、また、背中にニキビができてしまうこともあるので注意が必要です。

〇シャンプー&トリートメントを終えたらすぐにタオルドライをしてドライヤーで乾かします。

髪の毛を洗ってそのまま自然乾燥というのもフケになる原因の一つになってしまいます。髪の毛を洗った後せっかく頭皮も髪の毛も綺麗になったのに、洗ってそのまま放置してしまうと、実は頭皮に残った水分が雑菌となってしまうのです。

特に濡れたまま寝てしまうと頭皮には湿ったままの状態になっているので、雑菌は湿度の高い所を好むため頭皮の環境を悪くしてしまいます。悪くなった頭皮の環境によって痒みが出たりフケになったりする原因となってしまう可能性が高いのです。

シャンプーをしたら必ずドライヤーで乾かすようにしましょう!⇇⇇意外に自然乾燥している人が多いようですが要注意

乾燥フケの原因とは?

乾燥フケは、文字のごとく乾燥が原因によるフケで、パラパラした状態で頭皮に浮いてきます。または肩に落ちてきます。

この乾燥フケには、シャンプーによる原因と、パーマやヘアカラーによる頭皮の肌荒れ、ストレスや不規則な生活、病気など様々な原因があります。

今使用しているシャンプーが、毛穴すっきりや頭皮がサッパリ、脂汚れもスッキリなどのシャンプーを使っていませんか?

このようなシャンプーの種類は洗浄力が高く、石鹸系、高級アルコール系で脱脂力(脂分を取る)が強いのです。

このようなシャンプーで毎日のようにシャンプーをしていると大切な頭皮の皮脂を必要以上に取ってしまうので乾燥した頭皮を作ってしまうので注意しましょう。

乾燥した頭皮や頭皮が敏感な人は、洗浄力の優しいアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

パーマやヘアカラーは、強い薬剤が頭皮に刺激が強く繰り返し行うことで、頭皮に炎症を起こしてしまったり敏感な肌によって皮膚がポロポロと荒れてしまうことがあるのです。

特に女性の場合は、ホルモンのバランスの悪い時や季節の変わり目などに肌荒れが起こしやすいです。

最近はヘアカラーをする方が多く、外国人風のアッシュ系やプラチナ系など、黒髪をめいいっぱい明るくするため、カラー剤ではなくブリーチ力の強い薬剤を使うことが多くなっています。特に若い方に多く、頭皮を見ると少し赤みをおびて痒みを感じる人もいました。

ヘアカラーをするときは美容師さんに地肌につかないようにお願いをしてみると良いでしょう。

それでもヘアカラーで頭皮がしみるようだったら一旦ヘアカラーは休んだ方が良いので、休んでいる間に頭皮ケアして落ち着かせておきましょう。酷くなるようだったら病院で診てもらうようにしましょう。

紫外線で頭皮が日焼けをした状態で、乾燥したフケが出やすくなります。また、室内の乾燥も頭皮に必要な水分油分が取られてしまってフケの原因になってしまいます。

フケは、ターンオーバーによって剥がれ落ちた角質です。

本来人間の肌はターンオーバーによって角質が剥がれ落ちて、日々そのたびに生まれ変わっています。このターンオーバーは、健康で正常な肌(頭皮)であれば、剥がれ落ちる角質は細かくて、量も少ないので目立たないのですが、頭皮の状態が乾燥してしまうと、正常な肌(頭皮)に戻そうと通常より早いペースで、どんどん新しい肌(頭皮)を作られ、角質も見た目が大きくなってしまい、そのために気になる「フケ」となってしまうのです。

どんどん肌(頭皮)が乾燥してしまうと、従来の保湿機能やバリア機能がはたらかなくなってしまいより一層の乾燥肌(頭皮)となって悪循環が原因で、痒みや肌荒れにもなってしまうのです。

頭皮が乾燥しているということは、頭皮を正常な状態に戻してあげることが大切です。そのためには頭皮を保湿してあげることです。

最近では、ヘッドスパや頭皮マッサージをよく見かけます。そのため頭皮への商品がとてもたくさん出ています。

頭皮ケアの商品を使って乾燥した頭皮をケアすると良いでしょう。

頭皮ケアを自宅セルフで行う場合は、頭皮が濡れていない状態でローションやオイルを塗布して頭皮全体を万遍なく塗布します。

ただ使用する時に注意することは、頭皮専用であることや使用感で刺激が少ないか無いもので。一過性のものなら使用を続けなくても良いのですが、しばらく使用するならば同じ商品で出来れば継続してみましょう。

”頭皮用”もしくは”スカルプケア”であることを確認して、保湿用であるかどうかをチェックしましょう。

成分内容でアルコール成分が入っていると乾燥した頭皮にはしみる可能性があるので注意しましょう。

ローションは垂れやすいので注意して塗布します。ローションを乗せたと同時に指で伸ばしていくと垂れにくいです。

オイルの場合は、つけすぎると頭皮がべとつきやすいので量を調節しながら使用しましょう。オイルをシャンプー前に使用して頭皮マッサージをしてからシャンプーをすることで、頭皮がしっとりしやすくなります。

オイルで頭皮を保湿する場合は、シャンプー前に使用して毛穴にオイルを詰まらせないようにしましょう。

シャンプーでも頭皮を保湿しながらケアするものがあります。美容室などヘッドスパで使用することがある海底の泥からなるミネラルが豊富な成分で、地肌にシャンプーを付け頭皮全体にマッサージをしながら頭皮を保湿して髪にも保湿効果となるシャンプー剤などです。

乾燥フケに悩んだら、まず頭皮の保湿ケアをしてみましょう。

脂性フケの原因とは?

脂性フケは、脂っぽい、湿ったフケ、フケが大きいなどが特徴です。乾燥フケはパラパラと肩に落ちてきますが、脂性フケは髪の毛に引っかかっている場合が多いです。

脂性フケの原因は、特に食生活習慣が大きいです。

・油っぽい食事が多い・ジャンクフードをよく食べる・カップ麺やスナック菓子をよく食べるなど・・・・

脂性フケが起きる原因で、カビ菌が増殖して、脂漏性皮膚炎になっているとマラセチア菌が増殖している場合が大きいです。マラセチア菌というのは、人間の皮脂を餌にして成長する菌です。

また、免疫力が低下してくると脂性フケが起きやすくなってきます。

脂性フケを落ち着かせるには、まずは食生活を見直すことから始めましょう。

脂性フケは、頭皮の毛穴につまりやすく、毛穴の環境が悪くなってくると症状が悪化して抜け毛を引き起こす可能性があります。

乾燥フケと同じく、シャンプーを間違ったやり方で頭皮の皮脂を取りすぎてしまうことで脂性フケの原因になることがあるのです。

シャンプーをしすぎて皮脂が乾燥します。そして皮脂を補おうと過剰に皮脂を分泌させ、過剰な皮脂がそのまま角質細胞と混ざり合って脂性フケになってしまうこともあるのです。

シャンプーをするときに頭皮に直接シャンプー剤を付けるのは毛穴にシャンプー剤が残ってしまう可能性があるので、手の平で軽く泡立ててから万遍なく頭皮につけるようにしましょう。

脂性フケになってしまう一番の原因が食生活での偏った栄養によるものです。栄養が偏ると体内の血液がドロドロになってしまい血行が悪くなってしまうのです。

健康な頭皮というのは、血液から栄養が頭皮へと送られてくることで髪の毛も健康な髪を作ることができます。しかし、食事が偏っていると頭皮への栄養も行き届かなくなってしまい、栄養不足となり頭皮環境が悪化してトラブルになりやすい敏感な頭皮になってしまうのです。

食事は、バランスよくビタミンの豊富な野菜やたんぱく質のお肉、豆類、亜鉛を含む牡蠣、ミネラルの海藻など意識して食材を摂るようにしましょう。

男性の場合、ワックスなどの整髪料を付けることが多いと思います。その場合整髪料に含まれる油分が多く含まれているので、洗い残しがあると頭皮の毛穴を詰まらせてしまう原因になるので、シャンプーの時に、シャンプー前の予洗いをしっかりと時間をかけて洗い流すようにしましょう。

また、運動不足やストレスにも頭皮の環境を悪くしてしまう原因になります。

運動不足もストレスも新陳代謝が悪くなるので血液の循環も悪くなり、そのために頭皮への栄養が行き届かなくなってしまいます。

ストレスは、どんどん溜まってしまうと自律神経のバランスを悪くしてしまいます。その自律神経が悪くなってしまうと男性ホルモンの分泌が盛んになって皮脂を増加させてしまうことがあるのです。

軽い運動やストレスを溜めないよう日頃から、心のバランスを整えられるような趣味や時間を作ると良いでしょう。

スポーツだけでなく仕事などで帽子を被ったまま汗が出てそのままにしていると、頭皮の環境を悪くしてしまいます。そのままにしてしまうのは良くないですので、汚れたり汗をかいたらその日に頭皮を清潔にすることが大切です。

脂性フケには、頭皮の炎症から「脂漏性皮膚炎」という皮膚疾患の可能性があるので、あまりにも痒く我慢できなかったり、大量のフケが治まらなかったりしたら専門の病院で診てもらうことをおすすめします。

脂性フケが始まると抜け毛も目立つようになります。そのため意識的に抜け毛のほうが気になってシャンプーをあまりしないようになってしまうという逆効果なことをしてしまう人がいらっしゃいます。そのような間違った考えで更に抜け毛が進行してしまい、脱毛症にもなってしまうので、脂性フケが気になり始めたら、頭皮をまず清潔な環境にしていくよう意識しましょう。

乾燥フケも脂性フケも、どちらも頭皮の環境が悪くなってきている状態なので、まずは頭皮の環境を良くするためにシャンプーを見直してみることをおすすめします。

そして食事や睡眠も健康な頭皮や健康な髪の毛を作るためにも大切です。

年齢を重ねていくと頭皮も老化が同じように進んでいます。日ごろの頭皮へのお手入れをすることで、フケだけでなく健康な髪の毛を維持することもできますので、顔のお肌と同じく頭皮も毎日のお手入れをしておくと、トラブルも少なく活き活きと若々しさのある髪の毛でいられるでしょう。

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