髪の毛の栄養はプロテインで補える?

ジムに行って体を作っている人は、よくプロテインを飲んでいると聞きますよね。また、女性の場合プロテインを飲んでダイエットをしている人もいます。

そんな中で、プロテインはたんぱく質だから髪の発育に良いんじゃないの?と飲んだら髪が生えてくるならプロテインを飲めばいい!!なんて思いますよね。

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しかしプロテインは確かに髪の成分に必要なたんぱく質が豊富に含まれているのですが、直接髪の毛の発毛にプロテインを飲んで効果があるとは言えないのです。

サプリメントととしてプロテインを摂取しても良いと思いますが、プロテインだけでは難しいのです。が、髪に必要な成分は入っているので正しく摂取すれば育毛目的の一つとして効果は期待できるかもしれません。

プロテインは髪に良いの?

プロテインは、男性は筋肉を作るために、女性はダイエットのために摂取していることが多いようですね。

プロテインは「たんぱく質」という意味を持っています。そのたんぱく質を摂取するためのサプリの一つとしてプロテインとして摂取することが多いようです。

人間の体は、骨、血液、皮膚、内臓、爪、髪の毛がたんぱく質からできています。そのためたんぱく質は重要な栄養素の一つと言えるのです。

それならプロテインの効果って、体に良いなら髪にも良いんじゃないの?と思いますよね。

プロテインには、2つの種類があって、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質があります。それぞれ同じプロテインと呼ばれていても体への働きは違うようです。

男性の筋肉をつくるプロテインは、動物性プロテインを摂取します。もちろん筋肉をつけたい女性も摂取しているようです。

動物性たんぱく質は、肉や魚などから摂ったたんぱく質で必須アミノ酸を含んでいるのでアミノ酸を手軽に摂取することができます。体を作るために必要な栄養素ではありますが、髪の毛の栄養で考えると動物性プロテインより植物性プロテインの栄養素のほうが効果的だと言えます。

動物性プロテインは、筋肉がつきやすくて脂肪にもなりやすい特徴があります。そのため動物性たんぱく質はダイエットや減量には向かないようです。

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女性が摂取するのに良いのは、植物性たんぱく質です。大豆など豆類からできているソイプロテインは、筋肉は尽きにくいけど脂肪になりにくい特徴があります。低脂肪・低カロリーの食事を摂るときに手軽なたんぱく質と言えます。

またソイプロテインは、大豆イソフラボンが含まれており、ホルモンのバランスを調整してくれるのでダイエットの目的で飲まれることが多いようです。

ソイプロテインはイソフラボンが含まれていることで髪の毛にも効果がありそうですよね。ただ、そのイソフラボンからなるたんぱく質だけでは力不足なのです。

たんぱく質の他にビタミンやミネラルが必要なので、ソイプロテインと同時に髪に必要な栄養を摂取しなければ有効的な効果は期待できないのです。かといって動物性たんぱく質を一緒に摂ればよいかと言ったらそれも充分な栄養素とは言えないので、健康な髪と体を作るにはバランスの良い食事も大切になってきます。

普段足りないエネルギーを補うのであれば植物性プロテインを摂取しながらビタミンやミネラルまた、亜鉛などが入っている食材と一緒に摂取することで髪の毛を健康にすることが期待できるでしょう。

プロテインやサプリメントはあくまでも普段の食事から栄養を摂取できない時の捕食として摂るものなので、すべてを頼ってしまうのはおすすめしません。

体のバランスのために有効的にプロテインを摂取するようにしましょう。

髪の毛が薄くなった時の対処法

髪の毛が薄くなったという悩みの中で、体が疲れたりストレスを感じるとともに、髪が抜けやすく髪が細くなってしまいます。

また、食生活が乱れてしまい栄養が偏ってしまうと、髪がパサついたりツヤがなくなったりしてきます。

そして加齢による髪の毛が細くなってしまうことで、弾力が無くなり張りのない髪の毛になってしまうという悩みも多くなってきます。

まず、細く弱った髪の毛を作らないように、頭皮の環境を良くすることと健康な体を維持することです。

髪の毛は、体内の血液が頭皮に送り込まれて頭皮の毛根に髪の毛の栄養となって作られます。その血液が元気がなくドロドロとしていたら頭皮までに血液が送りにくくなり髪の毛も栄養を受け取れなく弱ってしまいます。

結果、髪の毛を健康に育てるために、髪の毛が細く、薄くならないようにするためには健康な血液が大切なのです。

髪の毛を健康にするためには、食生活や生活習慣、頭皮のケアなどによって影響します。

まず、頭皮のケアから意識してみてはいかがでしょう?頭皮なら自宅でもセルフケアができます。

準備するものは、頭皮や髪の毛に優しいシャンプーを選びます。おすすめはアミノ酸系のシャンプーです。

リンスやコンディショナーを使っているならトリートメントに変更しましょう。

頭皮を触って硬いと思ったら毛穴が小さくなりはじめ、髪が生えにくくなっている状態なので、頭皮専用の美容液か育毛剤を使うと効果的です。

セルフケアをするときは、髪を洗う前の乾いた状態で行います。

★頭皮のセルフケア★

・頭皮に優しいブラシで髪の絡まりと髪の毛についたゴミを取ります。

・頭皮全体に美容液もしくは育毛剤をまんべんなく塗布します。

・指の腹を使ってマッサージをしていきます。爪を立てないように気を付けます。

・手をバレーボールのトスをするような感じで親指はこめかみのあたり、他の指は頭を包み込むように指の腹でマッサージしていきます。

・それぞれの指をクルクル回しながら頭全体に少しずつ上へ移動させていきます。

・手が疲れないよう3往復くらいまで行います。

・最後に軽くブラッシングをします。

ここまでで頭皮の血行が良くなってきます。このマッサージが終わった後シャンプーをします。

・シャンプーをするときに髪の毛を濡らすための予洗いをしっかり時間をかけてお湯で流します。

髪の毛に十分な水分がないとシャンプーの泡立ちが悪く洗う時に摩擦を起こしてしまい髪の毛を痛めてしまいます。

・充分髪を濡らしたら、手のひらにシャンプーを乗せ軽く泡立ててから髪を洗います。

髪を洗う時にも頭皮のマッサージをした時と同じように指の腹を使ってシャンプーします。シャンプーは髪の毛を洗うのではなく頭皮を洗うことを意識しましょう。

頭皮を意識することは毛穴を綺麗にするためと血行を良くするためです。髪の毛の汚れは予洗いとシャンプーの泡で十分落ちます。

・髪を洗ったら一度髪の水分を軽く取ります。水気があるとトリートメントが髪の毛に吸収しずらくなるので水気を取ってからトリートメントを付けます。

・トリートメントは頭皮には付けません。痛みが気になる毛先をたっぷりと中間あたりまでトリートメントをつけます。

リンスやコンディショナーは髪の毛の表面をコーティングして櫛通りを良くする目的で、トリートメントはキューティクルの中に入り修復する効果があります。ですので髪の毛が痛み始めたなと気になったらトリートメントを使いましょう。

髪の長い場合はトリートメントを荒歯コームでとかしておきましょう。

・トリートメントはぬめりが無くなるまで流します。

シャンプー剤やトリートメント剤が洗い残しになってしまうと、頭皮に炎症を起こしたりフケが出たり臭いが気になったり頭皮と髪の毛にダメージを与えてしまいます。

・トリートメントを流し終わったらタオルドライで水気を取ります。髪の毛を擦らないように気を付けます。

タオルドライをしたら、ドライヤーで乾かします。髪の毛が短い人も必ずドライヤーを使いましょう。

髪の毛が濡れた状態は、キューティクルが開いたままの状態なのでそのまま寝てしまったり乾かさないままは、髪を痛めてしまうのです。一晩の間湿気によって頭皮が臭くなってしまうこともあります。

ドライヤーは乾かし方で髪を痛めることはありません。

頭皮からドライヤーの熱を当てて少しずつ毛先へと移動させます。乾きにくい部分から乾かすことがポイントです。

乾燥が気になる髪の場合は、ドライヤーを当てる前に髪の毛を熱から守ってくれる洗い流さないトリートメントをつけてから乾かすと良いです。

ドライヤーで乾かした後冷風を髪に充てるとキューティクルが絞まって髪にツヤが出ます。

ドライヤーで傷むという思い込みはなくして、髪は正しく乾かせば痛むことはほとんどないのでドライヤーは使いましょう。

頭皮マッサージと頭皮を綺麗にして毛穴の環境を良くすることで、弱くなった髪を少しずつ改善していけます。あきらめずまずは、自宅でできる頭皮のセルフケアから始めてみるのをぜひおすすめします。

健康な髪の毛を作るには?

食生活や生活習慣が規則正しくできていると、髪の毛も健康でいられます。加齢で髪が細くなるのも進行を遅くすることもできます。

体調と髪の毛の状態は比例していることが多いです。

例えば寝不足が続いて体が重く感じて疲れが溜まっていくと、髪の毛も徐々にパサつきが目立ち始め傷みやすい髪の毛になっていってしまいます。

髪の毛がパサついたということは、血行が悪くなり髪の毛に栄養が送りこまれなくなってしまったということです。髪の毛に送り込まれる栄養は血液です。栄養のある血液をつくることが大切です。

髪の毛に良い食材とは?

・主成分のたんぱく質・・・卵、鶏肉、亜鉛・・・牡蠣、牛肉、くるみ、ビタミン・・・緑黄色野菜、鮭など

他にも乳製品でたんぱく質やカルシウムが豊富に含まれています。食べ合わせでカルシウムと亜鉛を一緒に摂ると亜鉛の吸収を悪くしてしまうようなので、注意が必要です。

また、ゴマも栄養価が高いと言われていますが、その中でも黒ゴマは白髪に良いと言われています。大豆類はプロテインにもなっているくらいイソフラボンが含まれ女性ホルモンに似た効果があるということで髪の健康を守る働きもあります。

髪の毛に潤いを与えるのに、お肌にも良いと言われているコラーゲンが豊富な豚足です。コラーゲンをしっかり摂取することで潤いのある若々しい髪とお肌をつくることができます。

甘いものでは、チョコレートがおすすめです。チョコレートにはカカオ豆が原材料でその中には亜鉛が含まれてストレスを緩和してくれるテオブロミンという成分が含まれているので抜け毛の原因にストレスを減らすために効果的な食材です。

またチョコレートには、よく聞くポリフェノールによる抗酸化作用が期待できる成分も含まれています。

抗酸化作用・・・体を老化させる物質を抑制する働きを言います。

そして唐辛子の辛み成分であるカプサイシンも髪の育毛効果があると言われています。辛い物を摂取することで頭皮の血行改善になり育毛促進効果が期待できるのです。

柑橘系の果物も美容効果と言われています。ビタミンCが豊富で髪の老化を食い止めてくれますし、コラーゲンの生成に関わっておりハリコシのある髪の毛を維持してくれる効果が高いのです。

単品ずつ食材を選んで食べても効果はないので、それぞれバランスよく食事の中に取り入れて健康な髪を作れるように栄養のある血液を作っていきましょう。

生活習慣は忙しいと不規則な生活習慣になってしまいますよね。その忙しさの中から少しでも改善出来たらよいかと思います。

まず、睡眠は健康な髪を作るための大切な時間です。特に夜10時~夜中の2時の間は、深い眠りに入ることで成長ホルモンが分泌され発毛、育毛の成長を促す大切な時間なのです。

充分に睡眠がとれることで脳内の副交感神経が働いて脳が休まり、緊張していた毛細血管、体内の血液が滞りなく血流が良くなって髪の毛を作る毛乳頭まで栄養が送ることができるのです。

規則正しい睡眠をとるだけでストレスが減少し髪に良い影響を与えてくれますので良質な睡眠は大切なのです。

喫煙やお酒が好きな人は、もし髪の毛が気になるようでしたら考えましょう。

タバコは、体だけでなく髪の毛に大きな悪影響を与えてしまいます。

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させてしまい全身の血流を悪くしてしまいます。血流が悪くなるということは、髪の毛をつくる元になる毛母細胞に栄養が届かなくなってしまって髪の毛は弱ってしまいます。

体にも良くない有害物質や化学物質などが含まれているとも言われているのでできればやめることができれば良いと思います。

お酒は、過度な飲酒でなければ体の血行を良くしてくれるので良いのですが、飲みすぎは体や髪の毛には悪影響を与えてしまうので気をつけましょう。

運動不足な体も、血行が悪くなりストレスとともに悪循環になってしまうので、軽く規則正しい運動をすることで血行を促進し、ストレス解消になり睡眠不足の解消にもなります。

健康な体から栄養をたっぷり含んだ血液をもらうことで髪の毛は健康的になります。

髪の毛が細くなってきたり弱くなってきたと感じ始めたら、まず頭皮の血行を良くし、血行を良くするためにバランスの良い食事を摂って、規則正しい睡眠をとることで改善が期待できるのでぜひ、気になり始めたら頭皮ケアから始めてみましょう!

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