潤いある髪をつくるには食べ物が影響する?

髪のパサつきや広がり、ツヤがなく細くなってきたなど年齢に関係なく髪に対しての悩みはつきないですよね。

髪を洗ってからトリートメントをいてもパサつきは直らなかったり、髪にハリコシがなくなってきてこのまま抜けてしまったらどうしよう・・・という不安になってしまったり。

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健康的な髪にするには、シャンプーやトリートメントだけでなくまずは健康な身体にならないと髪はどんどん弱くなってしまいます。髪は体の中の血液からできるので、体内の栄養が偏ってしまうと髪にも悪影響が出てしまうのです。

では髪のための身体づくりってどのようにすれば良いのでしょう。

身体が元気なら髪の毛も元気ってどういうこと?

私が長年の毛に携わってきて、何人かのお客様に髪の異変に気付く時がありました。

お客様はいつも通りサロンにいらっしゃって会話もいつも通りにしていたのですが、私が髪を触った瞬間「??」いつもと髪の毛の感じが違う・・・と思い、長年通われて仲の良いお客様だったので、そのお客様に「最近疲れれたり、職場が変わったりありましたか?」と伺ったら、「部署が変わって上司が変わって眠れなくて・・・」という返事でした。

お客様にとって以前より仕事のストレスが溜まってしまっていたようでした。髪が以前よりハリコシがない感じがしたので伺ったのですが、身体と心が疲れてしまうと髪の毛にも影響が出る場合があるのだな、と気づいた時でした。

調べてみると髪の毛と体は関係は深く、髪は血液から栄養を摂って生えてくるということが分かり、髪の状態で身体の健康状態が分かるということなのです。

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今ではヘッドスパ、頭皮マッサージというメニューが美容室でプラスされて頭皮の血行促進、リラックス効果などでとても多くの方がされています。これも髪を健康にするための一つです。

頭皮の血行が良くなると、髪の根元となる毛根に健康的な血液が送り込まれ、それを栄養素として丈夫な髪を生えさせていきます。

頭皮を綺麗に洗って環境を整えても健康な髪をつくる栄養成分が髪に届かなければ丈夫な髪は生えてきません。

血液の流れが悪くなってしまうと、髪の栄養不足が起こり丈夫な髪を生やす力がなくなり弱々しい細い髪になってしまうのです。

頭皮というのはもともと血流が悪くなりやすい部位なので、ちょっとした体調の変化や偏食によって栄養不足になりやすい傾向にあるのです。そのため頭皮に血流が流れやすくしてあげることがとても大切なのです。

健康な血液が頭皮へ送り込まれ、血行が良くなり栄養が髪を作る毛根に行き届くことで丈夫な髪へと成長できます。

その為にも身体の健康状態、ホルモンのバランスを良くすることも大切となってきます。

健康な身体を作るには、睡眠や軽い運動、バランスの良い食べ物など正しい生活習慣を身につけることで髪にも良い影響を与えることができます。

なかなか忙しい生活の中で規則正しく生活をすることは難しいですが、改善する意識を持っていれば少しずつ変わっていくと思います。

髪に潤いがなくハリコシがなくなってきたなと感じたら、頭皮のマッサージで血行を良くして、無理のない程度に生活習慣の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

髪な髪を作る為の食生活をするには?

髪に潤いがあり風に吹かれたらしなやかに髪がなびく・・・なんていう綺麗な髪に憧れますよね。

綺麗な髪を作るには健康な髪を作るための元となるために食べ物に意識して健やかな身体つくりをしていきましょう。

まずは、睡眠です。日ごろ忙しく帰宅が遅くなって睡眠不足が続いてしまうという人はまず、良質な睡眠を取らないと髪の成長に悪影響を与えてしまいます。成長の妨げとなる睡眠不足は健康な髪を育成できなくなってしまうのです。

髪は寝ている間に育つと言われます。その理由は髪の毛の成長を促す成長ホルモンが活性化されるのが、夜10時~夜中の2時の間に行われているからです。

成長ホルモンが活発に働くというのは、毛根の根元に血液から栄養を受け取って髪の毛に必要な成分を送りそこで髪の毛の組織を作っているのです。

成長ホルモンは髪の毛だけでなく血液や皮膚、筋肉のダメージの修復にも関わっているので、睡眠をしっかりとることはリラックスした体の状態になり全体の血流がスムーズになって髪に良い影響を与えてくれます。

髪の毛の主成分はタンパク質でできています。その他にビタミン、亜鉛も含まれます。その髪の毛を作る為には毎日の良く時が大切になってきます。

タンパク質をつくるケラチンという成分が大切でこのケラチンを作るのがアミノ酸です。アミノ酸を生成するためにタンパク質を摂ることが大切になります。

ー健康な髪を作る為の栄養素別の食べ物ー

・タンパク質「髪の毛を生成するのに重要な合硫アミノ酸として重要な食材です」

卵、豚肉、青魚(アジ、イワシなど)、豆腐、鶏肉

・ビタミンA「皮膚を構成する細胞、免疫作用など健康保持に役立つ食材です」

緑黄色野菜(人参、カボチャ、ほうれん草)鶏レバー、うなぎ

・ビタミンB群「育毛作用に効果が期待できる食材です。頭皮環境にも良い影響を与えてくれます」

バナナ、ナッツ類、まぐろ、さんま、レバー類、あさり

・ビタミンC「髪のツヤなどコラーゲンの生成促進作用があります」

緑黄色野菜(ブロッコリー、ゴーヤ、ピーマン)、ローズヒップティー

・ビタミンE「血流を良くするための毛細血管を広げる作用があります。」

胡麻類、魚介類、オリーブオイル、アボガド、アーモンド

・ミネラル 「髪の栄養素の中の水分」

黒ゴマ、乳製品、海藻、魚介類

・亜鉛「ミネラルの一種でタンパク質を補う役目をするので大切です」

牡蠣、豆類、うなぎ、魚介類

・ヨウ素「ヨウ素が不足すると代謝が低下してしまいます」

昆布、わかめ、白米(植物性) バター、かつお、卵黄(動物性)

髪に良い食材は、それぞれ効果的な働きがありそれだけを食べるのでなく、上手く食べ合わせをして摂取することが大切な食べ方になります。

偏食や無理なダイエット、ジャンキーフードの食べ過ぎなどに注意してバランスの良い食生活をしていくと弱った髪が少しずつ改善してくれるようになります。

髪が傷んでしまう原因とは?

髪と身体の関係はとても深いことが分かりました。質の良い睡眠を取ることと、バランスの良い食事を摂って血液の流れをスムーズにして頭皮の血行が良く髪の毛へ栄養が送られていれば、健康な髪を作ることができます。

が、これは健康な髪を作る為の工程になります。生えてきた髪が傷んだのを改善するための方法ではないので、髪を傷めないよう気を付けなければいけないことがあります。

例えば、紫外線に当たる、パーマやカラーを頻繁に行う、汗をかいて濡れた髪をそのままにしてしまう、濡れたまま寝てしまう、シャンプーが適当になっている、など日常で考えられることがたくさんあります。

知らず知らず髪が傷んでいってしまったということもあるかと思います。髪は保護するものがなくそのまま外気に触れてしまい摩擦が起きたり、ほこりやゴミを吸収してしまって油断をすると傷みやすい原因を作ってしまいます。

ー髪を傷めてしまう原因ー

・パーマやヘアカラー

パーマというのは薬剤で髪の内部の結合されたものを一旦切断して再度結合して形状記憶させることでくせを作ります。その時に一旦切断された髪は元に戻らなく次第にそこから髪の成分も壊れてしまうのでパーマの後にしっかり保湿ケアをしないと乾燥してしまいダメージが大きくなってしまいます。

パーマをすると薬剤が頭皮に流れてしまうので頭皮も刺激を与えられて傷んでしまうこともあります。パーマのあとは頭皮のケアもしておくと良いでしょう。

ヘアカラーの中で髪へのダメージが大きいのは白髪染めとおしゃれ染めのカラーリングになります。

そのカラーリング剤は髪の毛のキューティクルが開いた中に色素が入り込み元の黒い色素を脱色します。その時髪の内部の潤いやタンパク質などが流れやすい状態になっていて何度もカラーリングを繰り返すと髪の毛の内部がスカスカな状態になって乾燥しやすい髪になってしまいます。

”改善策”

パーマやヘアカラーをした後は、24時間後定着した後に頭皮と髪に優しいシャンプー&トリートメントをしっかりするようにしましょう。また、頭皮にもケアをするために施術してしばらく日にちを空けて頭皮マッサージをして頭皮ケアをするようにしましょう。

・紫外線

紫外線が気になる季節に長く外にいて髪を触ると硬く感じませんか?それは紫外線で日焼けしたキューティクルが剥がれて水分や髪の成分のタンパク質が流れて乾燥してしまった状態になってしまったのが原因です。

そのため髪に枝毛や切れ毛の原因となってしまいます。また、ヘアカラーをした髪は特にメラニン色素が減ってしまっている状態なので紫外線の影響を受けやすくなってしまうので、髪の色も抜けやすくなってしまうのです。

”改善策”

紫外線から守るように日傘や帽子を被ったり、洗い流さないトリートメントのUV効果のあるものを髪につけてから外出をするようにしましょう。

・汗による髪の傷み

汗をかいてそのまま放っておくと髪が硬くなってパサついてきて乾燥した髪になってしまいます。その理由は汗に塩分が含まれていて乾くと髪の内部の水分が取られてしまうのです。

人間の肌は弱酸性で頭皮も同じく弱酸性です。その弱酸性から汗のアルカリ性による反応で髪の毛にアルカリ性の汗がついてしまってダメージ毛になってしまうのです。

”改善策”

汗をかいたらすぐ洗い流しそのあと乾かすことです。海やプールなどの後も髪を洗うようにしましょう。

・濡れたまま寝ないこと

髪が濡れている状態は、キューティクルが広がっている状態でもあります。キューティクルが広がったまま寝てしまうと乾いていくうちに髪が枕で摩擦が起きその髪がそのまま形ついてしまい、枝毛や切れ毛の原因になってしまうのです。湿った状態の髪も同じです。また、頭皮に水分が残っていると菌が発生しやすくなり頭皮の炎症を起こしやすくなってしまいます。また臭いも出てしまい頭皮の環境に良くありません。

”改善策”

シャンプーした後は必ずドライヤーで乾かしましょう。キューティクルを整えてあげることでダメージを抑えられます。また頭皮も毛穴が綺麗だと髪も綺麗な状態で生えてきます。

・頭皮と髪に合ったシャンプー&トリートメントを使うこと

髪の毛は弱酸性で、髪の主成分はタンパク質です。タンパク質を生成しているミネラルや亜鉛、ビタミンなども含まれます。髪が乾燥してしまうとダメージに繋がってしまうので、シャンプーを選ぶ場合アミノ酸系のシャンプーで髪に優しいまた頭皮にも刺激のないものを使いましょう。

シャンプーをした後もトリートメントで保湿、補修をしましょう。リンスやコンディショナーを使っている方は、先にトリートメントをしてから最後に使ってください。

シャンプーの場合髪と頭皮に合ったシャンプーで正しい髪の洗い方をすることで髪に潤いやサラサラ感が違ってくると思います。

:正しい髪の洗い方

・髪を軽くブラッシングして汚れを落とします

・頭皮が気になる方はシャンプー前に頭皮用のエッセンスや美容液をつけて軽くマッサージをします

・予洗いをします。この時頭皮に刺激を与えないように38℃くらいの温度でじっくり時間をかけて予洗いをします。

この予洗いを時間をかけてすることで80%は頭皮や髪の汚れ、ほこりを取り除くことができます。髪全体にも十分にお湯が行き渡りシャンプーの泡を立てやすくします

・しゃんぷーを手のひらで軽く泡立て、頭全体に万遍なく泡立てていきます。泡立ちが悪いと髪と髪が絡まり摩擦がおきてしまうので、しっかり泡をたてるようにしましょう

泡を立てたら、指の腹で頭皮をこめかみから下から上へマッサージするように洗っていきます。爪を立ててしまうと頭皮を傷つけてしまうので注意しましょう

・シャンプーを泡が取れるまで洗い流します。シャンプー剤が頭皮や髪に残っていると後々頭皮に炎症が起きてしまったりフケの原因になってしまうのでしっかり残さず流しましょう

・一度髪の水分を切ります。水分を切った後トリートメントを地肌には付けないで中間から毛先につけていきます。

・乾燥したりダメージが気になるようでしたらトリートメントを5分~10分ホットタオルやシャワーキャップで時間を置いてトリートメントで保湿効果を高めてみましょう

・トリートメントを流します。ヌメリがなくなるまでしっかりと流しましょう

・タオルドライで水気を取ります。この時タオルで髪を擦らないようにしましょう

・ドライヤーで乾かします。髪に乾燥やダメージが気になるようであれば、洗い流さないトリートメントを付けてから乾かすとドライヤーの熱から保護してくれます。保湿効果もあります。

髪は乾かして寝ることで朝起きたときの寝癖は少なく、枕で擦れても髪にダメージを与えるのも少なくて済みます。

潤いあるツヤツヤサラサラな髪には憧れますが、そんな髪に近づくには身体に良い食べ物や生活習慣、そして頭皮や髪に対するお手入れをすることで改善が期待できます。

髪のパサつきや乾燥が気になたら一度食生活や髪のケアの見直しをしてみては?

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