髪が広がったりまとまらなかったり、パサついたりごわついたり、となかなか思うようにいかない髪の毛。
なぜ髪のパサつきが起きてしまうのでしょう? 髪がパサついたら髪の毛がうねってきてしまいますね。なぜ髪の毛にうねりが出てしまうのでしょう。
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日本人は髪がストレートな人が多いと言われていますが、実際は直毛の人よりもクセ毛の方が多いそうです。日本人の70%がくせ毛と言われているので、直毛の人は珍しいのかもしれません。
確かに約30年間お客様の髪を見てきて直毛で綺麗な髪をしている人はごくわずかでした。真っ直ぐに見える髪の毛だと思って髪をチェックして見ると所々がクセ毛があって、そのクセ毛は人によっても様々な形が見受けられました。
髪にクセがあってもお手入れをしている人は髪はまとまりやすく、整っていますしクセがあまり気にならないようです。
クセがあっても気にならないくらい髪が健康的でまとまってくれると嬉しいですね。
日本人の髪は直毛よりクセ毛の人が多いんです!
日本人は直毛で黒髪というイメージが強いと思います。が、実は髪は直毛の人が少なく髪にクセのある人の方が多いのです。そして黒髪と言われていますが、完璧な黒い髪の人は少なく、実は少し赤みのある黒髪の人が多いのです。
黒髪は日本も入れてアジア圏、アフリカ、中東、太平洋諸島などの民族がほとんどです。数年前アフリカのナイジェリアへ旅をした時、しっかりとした黒髪の人が多く縮れたくせ毛がほとんどでした。話が反れますが私がナイジェリアのある街で人々と話していると、女性たちは私の髪を触ってなぜこんなに綺麗な髪なの?真っ直ぐな髪だわ!と日本人を初めて見る人もいたのか同じ黒髪なのに珍しそうに触っていました。
彼女たちの髪はストレートにしている人もいたけど、とても強いストレートパーマをかけているか、ストレートヘアのウィッグを付けていました。
それを考えると日本人の黒髪でくせが多少あっても気にしなくていいんじゃないか??と錯覚してしまいそうでしたけど・・・。
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そんな日本人実は直毛の人は少なくクセ毛の人は約70%~80%ほどいるのです。そのクセ毛は様々な形のクセとなって現れています。そして、幼少の頃や思春期は無かったのに、年齢を増して髪にクセが出てきてうねりが出始めたりと変化することもあります。
その70%~80%のクセ毛は大きく分けて”波状毛”と”捻転毛”と言われている髪のクセです。
波状毛(はじょうもう)は、一番日本人に多い、大きなウエーブ、小さなウエーブが出るクセ毛のことを言います。このウエーブ状の癖で湿気がある雨の日などにまとまらなかったり、髪にツヤが無くきになってしまうのです。
捻転毛(ねんてんもう)は、髪の毛がコイル状にねじれた状態のクセです。髪の表面が乱反射してパサついて見えて手触りがザラザラとしている状態を言います。髪の断面が楕円形など変形しているためねじれてしまい、髪の太さが均一にならずツヤが出にくくなってしまうのです。
また、くせ毛の原因は遺伝の影響も大きいと言われています。両親のどちらかがクセ毛であればほぼ70%以上がクセ毛になってしまう可能性があるのです。
ただ、両親の遺伝子をそのまま受け継ぐとは限らず、生活環境や年齢によってクセ毛になってしまうこともあります。
日本人が直毛の人が多く悩みがなければストレートパーマや縮毛矯正というパーマ液も生まれなかったでしょう。昔からサラサラと綺麗なストレートに憧れる人が多かったのです。
髪がパサつくのは髪の毛のうねりが原因?
髪がうねってしまうとまとまらなくてパサついてしまいますね。この髪のうねりはクセ毛と違ってほとんどが後天性(何かしらの原因による)なのです。
うねりの出ている原因を知って髪の状態を正しくすることで、髪の毛が収まりやすくなってきます。
もともと両親も髪の毛がうねっているという人は、遺伝から髪がうねってしまうということで諦めないで日ごろのシャンプーやトリートメントやヘアアレンジでうねりを目立たなくすることができます。
髪が多少うねっている方がヘアアレンジがしやすく髪が長い場合はまとめる時に仕上げやすさがあります。またヘアアイロンやコテを使ってもうねりが目立たず仕上げることができるでしょう。
うねりは髪の生えて来る毛穴の状態が変形してしまったことが原因となる場合があります。髪が生えて来る毛穴が開ききってしまったり歪んでしまったりすることで髪の毛がうねった状態で生えてきてしまいます。
そのため頭皮をしっかりケアすることで毛穴を整えることが大切です。
髪の毛にダメージを与えてしまうのもうねりの原因となってしまいます。髪がダメージを受けてしまった状態は髪の毛の水分や油分などのバランスが崩れた状態で髪の表面のキューティクルが剥がれてしまって髪の毛がどんどんうねってしまうのです。キューティクルが健康な状態を保つことが大切です。
また髪の毛だけでなく、生活習慣も髪のうねりになってしまう原因を作ってしまいます。
髪の毛が作られる根本が血液からです。その血液は体の中の状態によって髪にも影響が出ます。食生活の乱れや睡眠不足など日ごろのストレスで髪が疲れてしまい栄養が行き届かなくなってしまいます。お肌にも影響があるように実は髪にも大きな影響を与えてしまうのです。
そして年齢もとても大きな原因にもなっています。女性の場合ホルモンのバランスが崩れてきてしまうと同時に髪質にも変化が出てきます。この時に髪が以前はまとまってクセやうねりが出ていなかったのに年齢を重ねるごとに気になってきたという方は多くいらっしゃいます。
頭皮もお肌と同じで下がってきます。しわや乾燥などで潤いが無くなって髪も加齢と共に元気が無くなってしまうのでしっかりとケアをしてあげることで髪の状態を少しでも良くしてあげることでうねりが収まってくるはずです。
髪がパサついてしまう原因の一つとしてうねりがあるのですが、髪の毛だけでなくしっかりと頭皮をケアしていくことで改善していけますので、諦めずお手入れをしていくことをおすすめします。
髪をパサつかせないためのヘアケア
髪のパサつき、うねりを抑えるためには頭皮のケアと髪へのケアです。
頭皮のケアは、頭皮を清潔にし頭皮マッサージをして血行を良くします。血行を良くすることで土台となる毛穴から髪の毛一本一本がしっかりした髪として生えてきます。
頭皮マッサージをするときに、頭皮の状態や髪の状態に合わせて頭皮マッサージ用のエッセンスやクレンジングを使うと良いでしょう。また髪が細くなってきた場合は育毛剤を使ってのマッサージも効果的です。
頭皮マッサージをするときは、必ず髪が濡れていない状態で行います。これはエッセンスなどを頭皮に吸収しやすいためにです。
頭皮マッサージは、両サイド耳の上から徐々に頭頂部に向かって指の腹を使って揉みこむように擦らないでマッサージをしていきます。下から頭頂部へと放射線状にマッサージをしていきます。
今ではマッサージ用のブラシも販売されていますのでブラシを上手く使ってマッサージをするのも良いでしょう。
そして髪を洗う時も正しいシャンプーをすることが大切です。
シャンプーをする前に髪の絡まりを優しくブラシでブラッシングして取っていきます。次にお湯でしっかり予洗いを1分~2分ほどじっくりと流します。この予洗いで頭皮の汚れは取れます。
予洗いをした後手のひらにシャンプーを取って軽く泡立ててからシャンプーをしていきます。この時髪を洗うのではなく頭皮を洗うことを意識しましょう。指の腹を使ってシャンプーの泡をしっかり立てて洗わないと髪が絡まり摩擦が起きてしまってかえって髪を傷めてしまうので注意しましょう。
泡をしっかり洗い流してから髪のキューティクルを補修するためのトリートメントをします。洗い流した後軽く水分を拭き取ってからトリートメントをすることで髪にトリートメントが吸収されやすいのでダメージが気になる場合は一旦水分を取ってからトリートメントをしましょう。
その後吸収性の良いタオルで髪を優しく包み込むように水分を拭き取っていきます。そしてドライヤーで乾かします。
髪を生乾きにしたままでいるとキューティクルが開いたままになってしまいくトリートメントで補修したものが閉じ込めなくなってダメージを起こしてしまうので必ず髪は乾かすようにしましょう。
乾かす時にキューティクルを閉じ込めるため洗い流さないトリートメントを付けてから乾かすと髪がまとまりやすくなります。
髪のうねりやパサつきは頭皮のケアをしっかりして髪に合ったシャンプーを使用していくことで改善はしていきます。
また加齢によるうねりやパサつきも日々のケアをすることで年齢を意識しなくても髪に潤いを作ることもできます。
ツヤのある髪はヘアケアと共に規則正しい生活習慣や食事にも気を付けていくことで髪にも変化が出てきますのであきらめず日々お手入れをしてみてください。
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