髪の洗い方はお湯だけでも大丈夫?

最近お湯で洗うというのでチャレンジしている方やお湯だけで洗えているのか?と疑問に思う方がいるようですね。

実際に1年ほどお湯で髪(頭皮)を洗ってみた方の経験した方の経験談を読んでみると意外にも良かったようです。

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ただ、始めのうちは頭皮や髪が洗えた感じがしなかったようですが、だんだん月日が経つと洗えてる感じがしてきたそうです。

そこで、お湯だけのシャンプー、お湯シャンについて調べてみました。

私自身実はこの流行りをちょっとつまんでお湯だけで数回洗ってみましたが、結果洗えた感触が無く断念しました。

それは、頭皮と髪がお湯シャンにふさわしくなかったということだったのです。

お湯シャンプーに合う人合わない人はいるの?

Beauty under shower

まず、お湯シャンプーについてお伝えします。

お湯で髪(頭皮)は汚れが取れるのか?ということで言うと80%取れるのです。ただし、お湯の温度は33度~34度ととても低い温度で洗うことが条件となってきます。

なぜなら、高温の熱いお湯は、頭皮や髪に必要なたんぱく質を凝固させ固まらせてしまう作用があるからです。そのタンパク質は皮膚の素材でもある皮脂から汗腺(毛穴のような)にもなっているので、そこが固まってしまうと皮脂の出口が塞がり皮脂が出にくくなり垢が皮膚に固着して取りにくくなるのです。

そのためにお湯の温度はぬるま湯(33度~34度)ですることになります。

お湯だけで洗うことで、抜け毛予防、フケ対策、薄毛予防 はできます。ただし素髪(なにも付いていない髪、頭皮)にのみ効果があるそうです。

髪にワックスや洗い流さないトリートメントなど付いている方は不向きとなります。

また、職業として油や煙の臭いがある環境で働いている人も適さないです。髪の毛は非常に油が大好きなので髪に吸着したら離れにくいからです。

頭皮にかゆみが強くある方やトラブルのある方も医師の判断が必要になってきます。

ですのでお湯シャンに合うか合わないかは、物理的に合うかどうか?です。そして、お湯シャンで良いと言われる結果が出てくるのは早くて半年~3年と、幅が広くその方のやり方でも変わってくるようです。

お湯シャンプー、シャンプー剤で洗う頻度として年代で考えてみますと、20代~30代の若い世代はお肌がとても活性化されていて皮脂の油を大量に分泌するので毎日シャンプーをしても良いくらいです。(頭皮の健康度によります)

また30代以上になりますと細胞の分裂など徐々にお肌が衰えて潤いや油の分泌が少なくなりますので毎日シャンプーをしなくても良いということにもなります。

そのようなことを知ったうえで髪を洗う時にお湯シャンで良いかも?シャンプー剤が良いかも?もしくはお湯シャンで

じっくり試してみたい!!という方には良い方法かと思います。

せっかちですぐ結果を求めてしまう方は、辞めておいた方がよいでしょう。

お湯で洗う洗い方とシャンプーの洗い方と仕上りは同じ?

ではお湯でも80%汚れが落ちるなら仕上りはシャンプーもどちらも同じじゃない?と思いますよね。

確かに低温のお湯でしっかり洗うだけで80%は汚れが落ちるのでそのまま乾かしても髪は綺麗になっています。

汚れが落ちるだけで満足であればお湯シャンで終わっても満足だと思います。

お湯シャンで洗う場合、どうしてもキューティクルが閉まったままで膨潤しているので、仕上がりはキシキシした指通りが悪くなるのが普通です。そこで、このキシみを取りたい場合は、クエン酸やお酢を入れたお湯に髪を入れると多少柔らかくなるようです。

そして汗を沢山かいたり、スタイリング剤や洗い流さないトリートメントが付いている髪にお湯シャンをしても髪に付着した油分は取れにくくとても大変なので、この場合はお湯シャンは適さないことになってしまます。

シャンプーの場合、お湯で洗うよりは頭皮の汚れを泡で浮かせ髪に付着した汚れや油を泡で優しく取り除くことができ、その泡成分で髪中、キューティクルに必要な栄養分だけ吸収されいらない分は洗い流される仕組みになるので、仕上がりは必要成分を吸収しつつキューティクルは締まっているので多少キシむ感じはあっても、指通りはお湯シャンより良くなります。

お湯での洗い方とシャンプー剤での洗い方は仕上がりは違ってきます。が、髪にいつも何も付けず自分の環境が煙っぽくなく油も使わない状況であればお湯だけのシャンプーで十分だと思います。ただし、頭皮や髪への効果はその方によって違ってきますし、お湯だけでシャンプーしたら、フケが出たということが起きることもあると思います。効果が出始めるのが半年~3年と言われていますので、トラブルもなくゆっくり試してみたい方にお薦めします。

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昔の人はシャンプーはどうしてたの?

シャンプーは古く紀元前前から元々は香油などを使用してマッサージをしていたようです。

「シャンプー」の意味はヒンズー語から来ていて「マッサージをして汚れを落とし頭皮、毛髪を綺麗に保つ」という意味をもっているそうです。現代では、「シャンプー」は「洗う」という意味になっていて泡をたててゴシゴシ洗うという意味が強いですが本来はマッサージをするという意味なのです。

日本の古代では、稲や麦などを粉末にしたものを髪に全体にまぶして櫛で綺麗に梳かしていたようです。

平安時代あたりからお水で流して洗う程度になっいたようです。時には、年に1回ほどお米の溶き汁や植物の皮をお湯で浸した液で洗ったりしたようです。

後に色々変化があり明治時代辺りに「髪洗い粉」というものが売られていたようです。このあたりで髪を洗うという習慣が出始めたのではないでしょうか。

では、シャンプーが登場したのは?というと最近のような昭和に入ってからのようです。シャンプーが出始めても高級な贅沢ものだったようで、庶民は固形石鹸を使用していたようです。

まだ最近のように感じます(は、私だけでしょうか・・・・・)

私が美容師になりたての30年ほど前では、自宅で自分でシャンプーする習慣は、一般の人は2~3日に1回。綺麗好きな人やスポーツをした後はもう少し回数ありますが、お客様で朝ご来店の方のほとんどが、シャンプー&ブローのお客様の来店でした。

その頃もまだシャンプーは毎日するとか朝自宅でする、という感覚が無い時代でした。

お水またはお湯で洗っていたという時代から比べると現代は、とても清潔になってきて頭皮や髪もとても綺麗な状態でいられるようになってきましたね。

清潔になってきた分、いまではヘアカラーやパーマでのダメージを補修するためのシャンプーとなってきているのかなと思います。

清潔になってきたとは反対に過敏な頭皮になってしまっている場合もあります。過敏になってしまったからシャンプーが合わない、かゆみが出たなど、トラブルが増えてきていると考えられます。

髪の洗い方は、お湯で洗うこともシャンプーで洗うこともどちらも頭皮が健康でなければいけません。

もともと、「シャンプー」という意味が「マッサージをして頭皮や毛髪を綺麗に保つ」という意味合いのように、頭皮を健康にするためには保湿があり、皮脂を取りすぎない状態を保たせて常に健康で血行を良くしておくことが重要です。

髪が成長する一日の時間帯は、夜11時から夜中の2時が成長期と言われています。なので、頭皮を健康にするベースとしては睡眠時間をこの時間帯を意識しておくと良いかと思います。

その成長期に頭皮や髪が汚れていると毛穴に分泌物が溜まりやすくなり成長を妨げてしまう恐れがあるので、汚れてしまったその日は、シャンプーをして頭皮と髪の状態を清潔にしておくと良いですね。

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