髪の潤いはトリートメントすれば大丈夫?

髪が傷んできたら、シャンプーのあとにトリートメントをすれば何とか改善されるかも?と、期待を持って使う人が多いかと思います。

今ではトリートメント=ダメージを補って髪をサラサラにしてくれる・・・みたいな代名詞になっていますね。

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髪の毛がパサついてきたり広がってしまったりと傷んだときはリンスやコンディショナーでは補修できないのでトリートメントを使うことで少しずつ髪が改善される効果として期待されています。

そのトリートメントも様々な種類があるので、使う時に何を基本に使えばよいのか?と迷ってしまいますよね。

そのトリートメントをどのように選んでどのように使うことが髪に良いのか?をお伝えしていきましょう。

 

自分に合ったトリートメントを選ぶには?

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】[/voice]

トリートメントには、髪を洗ったシャンプー後に洗い流すタイプのトリートメントと、髪を洗って仕上げて髪を乾かす前と後に使うトリートメントの2種類があります。

まず、洗い流すタイプのトリートメントとは、髪の内部のダメージを補修してくれる働きがあります。

また、リンスやコンディショナーは、シリコン剤などによる表面にコーティングをしてキューティクルを保護する役目とされるのでダメージを補修することは期待できません。

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2つ目の洗い流さないタイプのトリートメントとは、髪の表面のキューティクルが開いているのを抑えてコーティングして外部からの保護する働きがあります。

洗い流すタイプのトリートメントを使う必要があるというのは、おしゃれ染めなどヘアカラーを始めたり、パーマをかけたりと髪に負担をかけ始めたときから早めに使うと良いでしょう。

パーマやカラーをした後は乾燥しやすい髪質になっているので、補修率の高いトリートメントでダメージを軽減してあげることがとても大切になってきます。

この洗い流すトリートメントをするかしないかで、髪の潤いを保てるか保てなくなるかに結果の違いも出てきます。

洗い流すタイプのトリートメントを選ぶとき、しっとりした仕上がりにしたいのか、サラサラした仕上がりにしたいのかによって、トリートメントの選び方が違ってきます。

洗い流すトリートメントは、効果が高いと選び方によっては、髪がペタっとしてしまったりパサつきが治まらなかったりするので、プロの美容師さんにアドバイスをしてもらうのが良いのではないでしょうか。

洗い流さないトリートメントも髪質や仕上がりによって選び方が違ってきます。

サラサラとした仕上がりにしたいタイプの洗い流さないトリートメントは、ミルキータイプやアロマ系タイプの軽いものが効果的でしょう。

しっとり仕上げたいタイプの洗い流さないトリートメントは、クリームタイプのものが効果的だと思います。

髪質によっても選び方が違います。また、髪の傷み具合いによっても選ぶ目的が違っくる理由として、

太い髪質、硬い髪質と細い髪質、柔らかい髪質でそれぞれジャンル分けされたトリートメントがありますので、その髪質に合ったものを選ぶことをおすすめします。

髪のダメージによってもトリートメントの効果を発揮するのが違ってきます。

乾燥で広がってパサついているダメージ毛に合ったトリートメントは保湿をしっかりしてくれるトリートメント。

パーマやカラーによるダメージに合ったトリートメントは、保湿効果にプラスしてパーマを落ちにくくしたり、カラーの色が退色しないための配合されているトリートメントを選ぶと良いでしょう。

今自分の髪の毛のコンディションがどのようになっているか?を知ることで髪に合ったトリートメントを選ぶようにしましょう。

自分で判断できない場合は、美容師さんに聞くことも良いかと思います。美容師さんに聞くと商品を買わされるという先入観でなかなか質問できないかもしれませんが、「今の髪のダメージ具合はどのくらいですか?乾燥してますか?」というような質問でお客様に合ったトリートメントを提案してくれるはずです。(中には押し付けてしまう美容師さんもいるかもしれませんが・・・)

迷うようでしたら始めは美容師さんおすすめのサロン用トリートメントを使っていくことも、髪の毛の為には良いと思います。

洗い流すトリートメントは、シャンプーでキューティクルが開いた中に補修効果のあるトリートメントで閉じ込めダメージを抑えてくれて、指通りを良くしてくれる効果があります。

髪質やダメージ具合で洗い流すトリートメントを選びますが、細い髪質にはべたつかない軽い仕上がりになるトリートメントを選ぶようにして、太くて硬い髪質の人には、しっとりした質感で広がりを抑えられるトリートメントを選ぶというように、髪質による選び方が良いでしょう。

洗い流さないトリートメントを使う理由は、髪の毛を仕上げる時にスタイリングしやすくまとまりやすくなるために使うことが多いです。

そして、洗い流さないトリートメントは、ヘアオイルのタイプやクリームタイプ、スプレータイプ、ミルクタイプ、などがあります。それぞれ髪の補修効果がありますし、使い勝手は個人によって好みが出てきますので自分にあったものを選ぶのも良いでしょう。

時には使っていてフケやかゆみなどが出てくることがあります。そのような時は頭皮に合わずトラブルの発生となってしまうのでそのようなことが起きたら直ちに使うのはやめましょう。

正しいトリートメントの使い方

が傷んだらシャンプーするたびにトリートメント使ってるから大丈夫!と、安心していませんか?

意外とそこに落とし穴があったりします!

髪はシャンプーの仕方からトリートメントの仕方が正しくないと効果が半減してしまいます。

正しいシャンプーの仕方と正しいトリートメントをして、髪にツヤや潤いサラサラとなるような効果的な仕上げになるようにしていきましょう。

まず、正しいシャンプーで髪に潤いを与えれれるベース作りをします。ただガシガシ洗っても髪に潤いを与えられず逆に髪の毛を傷めてしまうことがあります。その状態では洗い流すタイプのトリートメントの効果も無くなってしまいます。

正しいトリートメントをする前に、正しいシャンプーから気をつけます。

ー髪のために良いシャンプーの仕方ー

・シャンプー前にブラッシングします。

静電気の起きないブラシを使いましょう。ブラッシングをすることで髪に付着したホコリやごみを取り除きます。シャンプーしやすいように髪の絡まりを取ります。

・予洗いをします。

予洗いの温度は38℃くらいを設定してお湯で頭皮を刺激しないようにします。十分時間をかけて予洗いをします。この予洗いによって頭皮や髪の汚れは80%ほど取れます。汚れがある程度取れているとシャンプーの泡立ちも良くなります。

・シャンプーをします。

この時手のひらにシャンプーを乗せて泡を軽く立てからシャンプーを始めます。指の腹を使ってこめかみから頭頂部へと頭皮をマッサージするようにシャンプーします。

爪を立ててしまうと頭皮を傷つけてしまう可能性があるので指の腹を使って洗うようにしましょう。

泡が照っていない場合は2度洗いしましょう。泡が足りないと頭皮の汚れが浮き出ず、髪の毛も摩擦を起こしてしまい髪を傷めてしまいます。泡はしっかり立てましょう。

・シャンプーはしっかり流しましょう。

泡が残っていたり、シャンプーが残ってしまうとフケや頭皮のかゆみの原因になってしまうので気を付けましょう。

・一旦髪の毛の水分を取ります。

水分が多く含んだ髪にトリートメントを付けてもキューティクルが開いてしまい流れ出てしまって効果がなくなってしまうので、シャンプー後の髪は水分を軽く取ります。

・トリートメントをします。

トリートメントを手に取ったらまず、毛先から付けていきます。そこから髪の毛の真ん中辺りまでつけていきます。

トリートメントは頭皮にはつけないようにします。髪の毛のダメージを補修する目的なので傷んでいる部分と傷みそうな部分につけるだけで大丈夫です。

さらに、トリートメントをつけたら、少しずつ分けて分けた毛束を取り、トリートメントを髪の毛の中に入れるように揉み込んでいきます。始めはザラっとした感触ですが、トリートメントが髪の中に入った瞬間はツルっと滑らかな感触になります。この方法は時間がかかりますが、普段のトリートメントの付け方よりより効果的に保湿され補修効果が期待できます。

トリートメントを付けたまま蒸しタオルやシャワーキャップで蒸して浸透を良くすることもおすすめです。5分~10分ほどで大丈夫です。

流しはトリートメントが残らないように流します。髪がきしみ過ぎずヌルヌルがなくなる程度で流します。

トリートメントが残っていると、頭皮に付けていなくてもトラブルでかゆみやフケが出てしまいますので残さないように注意しましょう。

・仕上げは吸収性の良いタオルで水分を拭き取ります。この時髪を擦らないように気を付けましょう。

・ドライヤーで乾かします。

ドライヤーで乾かす前に、洗い流さないトリートメントを付けます。

寝る前であれば髪に吸収しやすく保湿効果のあるミルクタイプのものが良いでしょう。乾燥が激しいようでしたらミルクタイプとべとつきのないオイルの2種類を使ってしっとりと落ち着かせることもできます。オイルは寝る前は付けすぎないように注意します。

朝起きたときの洗い流さないトリートメントは、ミストタイプのトリートメント、ミルクタイプ、オイルタイプがおすすめです。

朝起きたとき寝癖があったり、毛先がパサついていたりすることがあったらミストタイプで吹きかけて髪全体をしっとり落ち着かせることができます。ミストタイプのトリートメントは水分を含んでいるので吹きかけた後ドライヤーで乾かしましょう。ウエットな感じにスタイリングしたい場合はそのまま仕上げても大丈夫です。

毛先が広がってパサパサが収まらない時はしっとりさせるミルクタイプのトリートメントがおすすめです。ただ水分が入っているので乾燥した髪ではすぐまたパサつく可能性があるのでその場合は、オイルタイプを使って保湿したトリートメントを保護してあげると更に効果的になります。

朝の仕上げるスタイルが綺麗にまとまってくれると嬉しいですよね。

髪の毛はシャンプー&トリートメントを正しく行うことで髪に負担が少なく仕上がりもツヤや潤いを出してくれる効果が期待されるので、ぜひじっくりと行ってほしいです。

頭皮ケアで髪に潤いを与える方法

髪にや潤いを与えるのに効果的なのがトリートメントです。

トリートメントで髪は補修されダメージの軽減はされますが、髪の毛をつくる元となる部分にもケアをしておかないと髪のツヤや潤いを持続するには難しいことがあります。

頭皮の環境が整っていないと髪の毛は健康的に生えてきてくれません。そうなると伸びていくうちに髪の毛は細くなり枝毛ができやすくなり終いには切れてしまて髪の毛が伸びにくくなってしまう状況を作ってしまいます。

ツヤや潤いのある健康な髪を維持するためにも頭皮のマッサージを行っていきましょう!

髪の毛は体の中から巡ってくる血液からできています。その血液の流れを頭全体に良くすることで髪の毛が元気に生えて来ることができるのです。

頭皮にある毛穴の髪の毛になる元、毛母細胞というところに血液が入りそこから髪の毛を作る組織ができて沢山の血液からの栄養を含まれたらしっかりとした髪となって育っていきます。

頭皮マッサージをすることで毛根にある毛母細胞に刺激が与えられて活性化します。活性化された組織が元気な髪となっていくので伸びてきても髪は丈夫で健康的な状態を保つことができます。

頭皮マッサージによる血行を良くすることとリラクゼーション効果もあるので心や身体のストレスを解放してあげられることによって髪に良い相乗効果が生まれてきます。

自宅でもできますし、リラクセーション効果を求めるならば、美容室やヘッドスパサロンで頭皮のマッサージをして仕上げに髪の毛へ保湿補修効果のトリートメントをすると髪のツヤや潤いは長くキープできるでしょう。

ツヤサラな髪の毛を作るには、髪に合ったトリートメントにプラスして、頭皮マッサージを加えることによって髪の毛が強くなり、毛先までまとまりやすくなってくれます。

抜け毛が気になり始めた方にも頭皮マッサージはとても効果があるので、ぜひご自宅でもマッサージをしてみてください。

正しいシャンプー&トリートメントの選び方にも注意して日々のケアをしていきましょう。

髪はツヤがあり潤いあると年齢よりも若く見られます。ぜひ、髪の毛を労わって綺麗な髪つくりをしてみてください。

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