髪に潤いを与えてくれるのはヘアミストがマスト?

朝寝癖を直す時はどうしていますか? 朝シャン? 手で濡らす? そのまま??

朝の起きた時間によって寝癖をどう直すか違うでしょうし、時間のない時は帽子かぶってごまかしちゃえ!!と学生さんなどはそういう人もいるかもしれませんね。

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そんなバタバタで時間がなくて!!と言っても髪がパサついていたり、寝癖のまま仕事に向かって行くのはちょっと身だしなみとしてどうか・・・と思いますよね。

そんな時に便利なのが、スタイリング剤で髪にトリートメント効果やアロマ効果があるミストタイプの洗い流さないトリートメント剤が寝癖直しの助っ人として活躍します。

髪に潤いも与えてくれて、乾燥を防いでくれ、また、香りが選べるものもあったりするのでアロマ効果で癒しにもなったりします。

朝起きてなぜ寝癖がついてしまうの?

そもそも寝癖は、なぜついてしまうのでしょう?

寝ている時の寝相が悪い・・・というのもあるかもしれませんが、それだけで髪に酷いクセはつかないと思います。

だいたい酷いクセになっている人は、前日の髪を洗った後にしっかりを乾かしていなかったり、スタイリング剤が付いたまま髪を洗わないで寝てしまったりしている人に寝癖がすごい状態が多いように思います。

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まず、髪に水分が残っていたりしている場合は、キューティクルが閉じていないと髪の表面が整っていない状態になっています。そしてキューティクルが開いたままになっているので、髪の内部から水分や必要な油分などが外部に出てその状態から時間が経つにつれて、寝ている間に髪が乾燥してしまいそのまま枕などで髪が歪んだまま形が固定され形状記憶ということが起き寝癖となって髪が落ち着かないことになってしまうのです。

これは、専門的なことで言うと、髪が乾いていく最中に髪の分子が”水素結合”という現象を起こしています。

この”水素結合”という現象は、髪の毛が水に濡れると髪がうねってしまいますよね、その時髪の内部が濡れたことでくっついて結合されていたものが、切れてしまうのことを言うのです。その結合が切れたまま髪が乾いていってしまうので、枕などで髪が擦れて変な形になったままキープされ、そのまま水素結合され、髪が変な形のままになり寝癖となってしまうのです。

また、髪を朝セットしてスタイリング剤が付いたまま寝てしまうのもクセがつきやすいです。スタイリング剤が付いた髪は表面に付着した油分やゴミ、ほこりなどを吸収しており、その形づけるスタイリング剤が髪に付着したままなので髪の毛は正常のままになっていないため、枕などで擦れてしまったらスタイリング剤で摩擦が起きキューティクルが開いてしまい髪が変形したままになってしまうので、朝起きたときに寝癖となってしまうのです。

特にスタイリング剤がついたまま寝てしまうと、髪の毛だけでなく頭皮にも悪影響を及ぼしてしまうのでできれば、朝スタイリングした髪は夜シャンプーをして髪と頭皮を清潔にしてから寝てほしいです。

ということは!! 寝癖をつけないようにするには・・「髪を洗ったら必ず髪は乾かしてから寝る!」ということです。

髪がまとまるにはどうしたら良い?

朝起きたときの寝癖の原因は分かったと思います。が、普段からなかなか髪が広がってしまったり、パサついてしまってまとまらないという人も多いのではないかと思います。

髪が広がる理由は、日常の紫外線によるダメージ、パーマやヘアカラーによるダメージ、髪が乾燥して水分不足によるダメージなどが考えられます。

特に髪が乾燥した状態というのは水分が不足した髪が、必要以上に水分を吸収してしまい特に雨の日や湿気のある時は広がりやすくなってしまうのです。

広がりを抑えれば髪はまとまりやすくなり、ツヤのある綺麗な髪を維持できるようになります。そのために髪の毛のケアがとても大切になってきます。

まず日常のケアとしてなにをしたら良いでしょう?

:紫外線から髪を守りましょう。

日差しの強い季節など髪に直接紫外線を当ててしまうと日焼けが頭皮と髪に起きてしまい、乾燥の原因になってしまいます。帽子や日傘で紫外線から守りましょう。

できたら、UV効果のあるスタイリング剤を髪全体に塗布してからお出かけすると良いですね。

:アイロン、コテ、ホットカーラーなどの使い方に注意しましょう

スタイリングをするときにアレンジでアイロンやコテ、ホットカーラーを使うことが多いかと思います。熱を加えることでアレンジをするので、どうしても髪への負担が大きくなってしまいます。髪への負担を最小限にするためには、正しい使い方をすることです。

乾いた髪に使うこと、アイロン、コテなど専用の熱から、守ってくれるスタイリング剤を使ってから使用する、温度設定はなるべく低めに設定(150℃くらいまで)をする、何度も同じ場所に当てないようにすることなど注意点を意識して正しく使うようにしましょう。その後しっかりトリートメントなどで保湿をしてあげることも大切です。

:シャンプーとトリートメントを選びましょう

健康な髪であればどのようなシャンプーを使っても問題なくパサつきなど気にならなくて良いのですが、少しでも髪がまとまりにくくなったら、まずシャンプーとトリートメントを見直してみましょう。

髪がまとまらなくなるのは、乾燥し始めてしまった髪なので、洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと更に髪を乾燥させてしまうので、保湿効果のある髪に優しいシャンプーを選びましょう。

成分としてはアミノ酸系のシャンプーをおすすめします。それに付随した修復、保湿効果の高いトリートメントを使って髪に潤いとしなやかさを出すようにします。

リンスやコンディショナーは、補修、保湿はできないので、自宅に残ってしまうようでしたら、トリートメントをした後にリンスまたはコンディショナーをしましょう。リンス、コンディショナーの働きはキューティクルの表面に膜を張って髪の滑りを良くするという効果しかありませんので、髪がパサついたなと思ったらトリートメントに切り替えましょう。

:食生活や生活習慣に気を付けましょう

髪の広がり、パサつきが酷くなってしまう前に日常の生活パターンを見直してみましょう。髪の毛は体との関係性がとても高く、寝不足やストレス、偏った食事など様々な影響によって髪に変化が起こる場合があります。

適度な運動や睡眠、また食事もバランスよく摂ることも大切です。バランスが全体に崩れてしまうと髪がパサつくよりも抜け毛などで髪が細くなってしまい、ボリュームも無くなってしまうのでそうなる前に食生活や生活習慣の見直しもしておくと良いでしょう。

:スタイリング剤、洗い流さないトリートメントを上手く利用しましょう

今は髪専用のスタイリング剤など種類がたくさん出ていますね。ワックス、クリーム、オイル、スプレー、ミスト、など。

それぞれ髪の状態や髪質などに合ったものを選んで使用します。また、スタイリング剤の他、洗い流さないトリートメントもたくさん出ています。

スタイリング剤は、言葉通り髪をアレンジするときにスタイルを作る手助けとなるもので、洗い流さないトリートメントは、髪を洗った後など補修、保護効果のあるケア用に使います。

その中で手を汚さずに髪に潤いを与える簡単な洗い流さないトリートメントは、ミストタイプのものです。髪の毛専用のトリートメント化粧水というような使用感として使えます。ミストは霧吹き状になっているのでシュッと吹きかけるだけで髪に潤いを与えてくれます。

特に乾燥している季節や室内などにヘアミストで髪に吹き付けておけば、髪に静電気も起きず乾燥が防げます。

朝のひどい寝癖が付いてしまったときも、ヘアミストで簡単に直すこともできます。

ヘアミストで注意するとしたら、付けすぎてしまうとトリートメント配合されているとべたついてしまう可能性があるので、軽く全体に吹きかけるようにしましょう。

それぞれスタイリング剤や洗い流さないトリートメントの働きが違いますが、髪を熱から守ったり、櫛通りを良くするために髪への負担を軽減する大切なアイテムなのでその時の髪の状態に合わせて使うことで髪もダメージを抑えられてまとまり良くなるのでおすすめです。

髪に良いホームケア方法は?

美容室でカットやヘアカラー、パーマなどをしたとは、美容師さんにトリートメントはいかがですか?とかセットメニューで、トリートメントまでついている場合があるかと思います。

今では美容室でトリートメントをしてもらうのが普通のようになっています。髪を綺麗に保つためには美容師として、ぜひしていただきたいメニューの一つのため当たり前のようにおすすめしてしまいます。

美容室でせっかく綺麗に整えた髪をやはり自宅でも維持していただきたいというのは、美容師として希望したいところなのです。が、なかなか自宅にいて美容室のようにはできませんよね。

そこでまず、使用するシャンプー剤やトリートメント剤、そして髪が細かったり元気がない場合は髪専用美容液や育毛剤などを頭皮と髪質にあったものをまず選んで使用してほしいのです。

シャンプー剤は、髪質によって違ってきますが・・・

・洗浄力の強くないもの、髪や頭皮に刺激の強くないもの

・肌荒れやかゆみ、フケの原因となるリスクが少ないもの

・髪の毛のダメージを軽減し補修してくれるもの

*髪質の悩み別でシャンプーを選ぶとしたら・・*

・硬い、太い、広がりやすい髪には

アミノ酸系シャンプー(髪をしなやかにする)

オイル入りシャンプー(髪をまとまりやすくする)・・・ホホバオイル、椿油、オリーブオイル配合など

・傷んでパサついている髪には

アミノ酸系シャンプー(髪をしなやかにする)保湿効果の高いものを

・頭皮がべたつきやすい髪には

石鹸系のシャンプー(皮脂の汚れを取り除く)

また、髪質でハリコシが欲しいボリュームアップ用のシャンプーや、髪が抜けやすく細くなってしまった頭皮用の育毛効果のあるシャンプーなどもあります。

シャンプー剤が決まったら、正しい髪の洗い方です。髪の洗い方が間違っていると髪や頭皮にダメージを与えてしまっていることがあります。正しくシャンプーをしていただいて髪が健康でいられるようにしていきましょう。

”正しいシャンプーの仕方”

・洗う前に髪をブラッシングします。ブラッシングで一日の髪に付着したホコリやゴミを取り除き、毛先の絡まりを取っておきます。

・38℃くらいのお湯の温度で予洗いをしっかりします。この予洗いで髪の汚れは80%ほど取れます。またお湯をしっかり髪に含ませることでシャンプーの泡立てを良くし洗いがスムーズにできるようにしてくれます。

・シャンプー剤を手のひらに取って少し手のひらで泡立て髪全体に付けていきます。指の腹で頭皮をマッサージするように頭皮を洗っていきます。頭皮の皮脂が毛穴に詰まってしまうと髪が健康に生えてこなくなってしまうので、シャンプーは頭皮を洗うという気持ちで行います。また、マッサージをしながら洗うことで頭皮の血行を良くしていく効果もあります。

・泡立ちが悪い場合は、2度洗いしましょう。泡立ちが悪くガシガシしていると髪に摩擦が起こってまいキューティクルを傷めてしまうので、泡をしっかり立てて汚れを浮き出すことが大切です。

・シャンプーはしっかり洗い流します。洗い流す時なるべく顔を上に向けて流すと良いです。女性の場合はリフトアップになり、頭皮の汚れが下へ流れやすいのでなるべく上を向いて流します。

・洗い流したら一度水分を取り、トリートメントを付けます。髪が濡れているとトリートメントが流れてしまうので、キューティクルに入れ込むためには、一旦髪の水分を取ってからのほうが効果的です。

・時間があったら蒸しタオルやシャワーキャップで少しトリートメントを置いておくと更に補修効果が高くなります。

・トリートメントを洗い流します。トリートメントの流す度合いが分からないと、良くお客様から聞かれますが、ヌメリが取れるまで流してください。トリートんメントが残っていると髪がベトついてしまったり、頭皮に炎症が起きてしまう可能性があるのでしっかりヌメリは取ってください。

・タオルドライをしっかりとします。髪を擦らないように注意します。

・ドライヤーでしっかり乾かします。乾かす前に洗い流さないトリートメントを髪の毛の毛先に付けておきましょう。ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。乾かす時は地肌から乾かしていき、毛先は後に。いつまでもドライヤーで熱を当てすぎないように万遍なくドライヤーの熱を当てていきます。仕上げに冷風をあてるとキューティクルがキュッとしまってツヤが出ます。

・仕上げにキューティクルを整えるために荒歯コームで髪を整えておきます。

シャンプーはこのような流れで行っていただければ、髪への負担が無くダメージも軽減されると思います。

朝など起きたとき夜しっかり髪を乾かして寝ていれば寝癖はほとんど無いと思いますが、多少の毛先がハネたりうねってたりしていることがあるかもしれません。そんな時に、洗い流さないトリートメントのヘアミストで髪に潤いが出る程度に吹き付けると直すのも簡単にできます。

髪に潤いとしなやかさはお手入れの仕方で変わってきます。美容室で綺麗になった髪をキープするためにも自宅でのケアもぜひしてほしいですね。

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