朝髪をセットしようと鏡を見たら、頭頂部、頭のてっぺんの部分にぴょこぴょこと短い髪が立ってしまって気になったりしていませんか?
髪を洗う時にいつもより髪の毛が多く抜けている・・・と思っていたら実は髪が切れている、という場合があるのです。
それは髪の状態が弱くなってしまって傷んでしまった髪が切れてしまうのです。髪の毛に水分が無くなってパサパサな状態になるとちょっと刺激を与えるだけで簡単にプツンと切れてしまうのです。
頭のてっぺんが切れて薄くなってしまったらカバーのしようがないので、髪がパサついてきたな?と感じたらすぐ頭皮のケアと髪の毛のケアをすることがとても大切です。
髪の毛だけにケアをしても髪が作られている元からしっかりケアをしていけば髪が弱って切れたりすることは少なくなっていきます。また枝毛にも効果的なので、早めのケアをしていきましょう。
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てっぺんに切れ毛ができやすいのはなぜ?
切れ毛は頭のてっぺんにできるだけでなく、他の部所もできますが、ぴんぴん立ってしまうので目立ってしまうだけなのです。
切れ毛になりやすい髪のタイプは、一番はくせ毛の人かもしれません。くせ毛の髪はうねっている分水分をキープしにくく髪の内部が乾燥しているのでダメージに弱いという性質があるからです。
また、太い髪と細い髪と比べてみると細い髪のほうが傷みやすいです。細い髪の内部はタンパク質が少なく空洞のようにスカスカになりやすい性質があるからです。
髪を伸ばしているとダメージが蓄積されて切れ毛になりやすいということにもなります。
頭のてっぺんに切れ毛があるのは、くせ毛、細い髪、長い髪には強い刺激を与ええてしまい乾燥した髪もしくは弱っている髪を引っ張ったり、刺激を与えてしまうことでてっぺんのところからプチプチと切れてしまうのです。
また、ピンを留めたり結んだりするときに、いつも同じ場所で圧をかけることで、切れ毛になってしまうこともあります。どんなに髪が強くても引っ張ったり刺激を与え続けていくと切れ毛になってしまうので、注意が必要です。
余談ですが、昔昭和初期あたりまで女性はまだ着物で髪を結っていた時代がありました。その名残で洋服に変わっても髪を結っているご婦人が多くいました。
私が美容師になりたての頃もまだその名残のセットをするご婦人のお客様が来店されていました。そのお客様のシャンプーをするときにいつも気になっていたのが、てっぺんがやけに薄くなっていたのです。決して髪が少ないわけではないのですが、頭頂部てっぺんが薄かったのです。それで、先輩に聞いたら「いつも髪を結っていて逆毛を立ててボリュームを出しているからそこが薄くなってしまうの」ということでした。
毎日同じ部分に刺激を与えていくと髪が切れて薄くなってしまうという典型的な例です。今はそのような人はずいぶん少なくなりましたが・・・
切れ毛になりやすい髪質とはなく、どのような髪質にも刺激を与えてしまったり髪に栄養が足りなかったりすると切れ毛になりやすいので、常にケアをして髪を優しく労わってあげることも大切です。
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てっぺんの切れ毛は体のSOS??
頭のてっぺんの頭頂部が薄くなってくると不安を感じるときがあったりしますよね。
髪は健康のバロメーターでもあります。特に美容師という仕事を長くしているとお客様とも長いお付き合いになるので、体調が悪いかどうかわかる場合が多々あります。
その時、頭のてっぺんが薄くなって気になるというお客様で、単なるお手入れが良くないのでアドバイスをするときもあれば、体調がすぐれない、ストレスのようなものを感じているようであれば、少し気分転換をしたりリラックスするヘッドスパをおすすめしたりします。ダイエットをしすぎて体だけでなく、髪まで細くなってしまったりとか。
また、男性の場合は年齢と共に薄くなってき始めてくるのでその時は育毛剤やヘッドスパなどのケアを念入りにすることをおすすめします。
切れ毛が体のSOSというのは大げさではなく、実際ホルモンのバランスが崩れてしまうと髪に大きな影響を与えます。
女性ホルモンの影響は、髪の毛の健康にかかわるホルモンとなります。この女性ホルモンのバランスが悪くなる時とはどういう時なのかというと、出産や更年期です。
出産をすると一時的に女性ホルモンが減ります。更年期の時も同じように減ってしまいます。そんなときに切れ毛になりやすいのです。
更年期から次第に髪が衰え始めていくようです。若いうちはとても太くて多かった髪が40代後半あたりから髪の毛の変化があり少しずつ髪が細くなっていくようで、とくにおでこ、顔の周りや頭のてっぺん、ツムジ辺りから薄くなっていくようです。これも女性ホルモンの減少があるのかもしれません。
この細くなった髪にもヘッドスパなと頭皮のマッサージをして血行を良くすることで髪が元気になってくるというお客様もいらっしゃいましたので、気になる方にはヘッドスパもおすすめします。
男性にも女性ホルモンが存在しており、その女性ホルモンを減らしてしまうと切れ毛になってしまうので注意しましょう。男性にも血行を良くしておくことも薄毛予防対策になると思います。
切れ毛を無くすための対策をしましょう
切れ毛にならないように切れ毛になってしまう原因を知って対策をしていくと良いでしょう。
・紫外線に気を付けます
健康な髪がいつの間にか切れてしまう原因の一つに紫外線があります。
紫外線は肌にもUVケアとして紫外線防止のものがありますが、最近は髪にもUVケアができるスプレーなどあります。また、帽子や日傘で紫外線防止対策も重要です。
・静電気
静電気は体中どこにも起きやすいもの。静電気で髪が摩擦をしてしまってキューティクルが開ききってしまいダメージとなって切れ毛を作ってしまいます。できれば、洗い流さないトリートメントや艶出しスプレーで髪の表面に膜を張って静電気を起こさないようにしましょう。
・無理なダイエット
女性は美容と健康のためにダイエットをしますが、過度なダイエットをしてしまい健康どころか栄養不足の偏った体調不良となってしまいます。
食事もバランスよく髪の生成となるタンパク質を含む食材を取り入れたり、インスタント食品を食べすぎないようにするなど、生活のバランスを整えることも髪にも良いです。
・洗浄力の強いシャンプーを使用している
日常的に髪を洗うときにも注意が必要です。洗い方が悪くても髪に知らず知らず悪影響になることもあります。
シャンプーを選ぶときは、髪に優しいアミノ酸系のシャンプーを選ぶようにします。トリートメントも使ってキューティクルを補修します。
洗う時には指の腹でマッサージをするように頭全体をシャンプーして、血行を良くすることも効果的です。
・髪が細くなってきたり気になるからケアをするための育毛剤を使用してみる
最近の育毛剤や美容液はとても進化しており、その育毛剤をマッサージで頭皮に促進することで、毛根を活性化させて、じっくり髪を育てていくと、少しずつ髪にハリが出てきて健康的な髪へと生成され頭皮も健康になるので、切れ毛になりにくくまた薄毛予防にもなるので、育毛剤を使用することもおすすめします。
・自分の判断で切れ毛をそのままにしないで美容師さんに相談してみましょう。
頭のてっぺんがプチプチ切れて立っているのが気になるようでしたら、一度美容師さんに見てもらうと良いでしょう。
どのように切れているのか?まだ切れてしまいそうなのか?などの髪の状態によって、どのようなケアをすることが最適なのかを判断してくれます。
髪の毛は外的要因と内的要因で知らず知らず切れ毛の原因を作ってしまうので、普段からしっかり髪をケアしていきましょう。
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