パサついて乾燥した髪に何を使いますか? 洗い流さないトリートメント?ヘアオイル?もしくはスタイリング剤のクリームやワックス?
乾燥した髪をまとめるのに毛先に何かをつけないと広がってどうしようもなくなってスタイリングもうまくできないですよね。
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いろいろ髪につけるものはあるけれど、それぞれ特徴があり濡れているときに使うと効果的なもの、乾いた髪に効果的なものなど使用用途で仕上がりも違ってきます。
ツヤや潤いを与えると言われているオイルがありますが、オイルも種類がありますので髪にとって効果的なオイルを使って髪に潤いを持たせてみましょう!
髪に効果的なオイルの選び方
オイルは食用とヘア専用とあります。食用でも髪に良いと言われているものもありますが、髪にとって良いオイルは植物由来のオイルが適しています。
髪の毛や頭皮に負担をかけないものが条件となります。
オイルの中には鉱物性のオイルがあり石油由来のミネラルオイルに植物由来のオイルをミックスしたようなオイルがあり、このようなオイルはコスパを良くするため価格が安く設定されていることが多いです。
鉱物性のオイルを使う時は、髪の毛だけに少し付けたり、即効性を求めるだけなら良いのですが、シリコン素材が入っており使い続けていくと頭皮の毛穴を塞いでしまったり炎症を起こしてしまう可能性があるので、使う時は要注意なのです。例えば鉱物性オイルには赤ちゃんに優しいベビーオイルがあります。これは、シリコンがお肌をヴェールのように包んでくれるため赤ちゃんの肌にも良いのですが、髪に付ける場合はシリコンが髪や頭皮には良くないので使う量などに気を付けなければいけません。
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そこで、髪の毛や頭皮に良い天然の植物由来のオイルを選んで頭皮の環境を良くしてくれるオイル、保湿効果の高いオイルなどで髪に潤いやツヤを出してくれるものを使っていきましょう。
ヘア専門の美容室で扱っているヘアオイルは、頭皮専用のオイルと髪の毛専用のオイルに分かれています。
美容室で販売されているオイルには、頭皮には毛穴の環境を良くするためのオイル、育毛効果としてオイルや美容液、リラクゼーションを目的としたオイル(天然アロマなどの香りが選べる)などがあり、髪の毛に対応したオイルは、保湿効果や補修効果などキューティクルを整えてくれたり熱から守ってくれるオイルとして販売されています。また、ヘアオイルの特徴が使用感が軽いもの、重いものなど髪質に合わせて選ぶようにもなっています。
美容室での植物由来のオイルで、最近ではアルガンオイル(モロッカンオイル)、スクワランオイル、などが配合されているものが多く出ています。
美容室専用であれば、自分の髪質と仕上がり感を美容師さんにアドバイスを受けて使うことで失敗はないと思いますよ。
自宅で使用する、オーガニックに拘りたい、天然の植物由来のオイルを使ってみたいという人には、オイルにも頭皮や髪の毛にそれぞれ効果が違うので選ぶときは目的に合ったものを選んで使うと良いでしょう。
植物由来のオイルには、代表的なオリーブオイル、昔から使われている椿油、ゆず油、あんず油、ホホバオイル、ココナッツオイルなどでしょうか。
万能なオリーブオイルは頭皮マッサージにも使えますし、椿油は保湿効果が高く、クセ毛が気になる人にはホホバオイル、頭皮の環境を整える効果はココナッツオイルと、オイルによって効果も違います。
果実系オイルは香りが残りやすくその香りが好みかどうかで選ぶポイントにもなるかと思います。
髪に潤いとツヤを出すためにヘアオイルは手軽に仕上げられるのでぜひ、パサついた髪が気になってきたらヘアオイルで保湿してみると良いでしょう。
正しいヘアオイルの使い方
ヘアオイルで髪に効果的に付けるために気を付けることがあります。
ヘアオイルを使う量ですが、オイル=油なので、付けすぎてしまうとベタついてしまい髪が重くなってしまいますし、頭皮にオイルが溜まってしまい毛穴に詰まってしまうのでたくさんつければ良いというのではありません。
①手のひらにオイルを垂らし、両手に良く伸ばします。(オイルは1滴ほどまず乗せてみます)
②手のひらに馴染ませたら髪の傷んでいる毛先から内側まで揉み込みます。
③傷んだところを集中しその後残ったオイルを髪全体に伸ばします。
さらっとこのように、軽くオイルを付ける程度で髪に浸透していきます。
ヘアオイルは、シャンプー後のドライヤーで乾かす前にオイルを付けておくことで熱から保護してくれます。
寝る前にもヘアオイルを付けておくと寝ている間にオイル成分が浸透して保湿してくれるので起きたときの寝癖に悩まされることも少なくなりまとまりも良くなると思います。
朝起きたとき、広がっていたりクセ毛がある人の場合はスタイリングするときにヘアオイルで落ち着かせると髪がまとまりやすくなります。また、朝のスタイリングするときにヘアオイルを付けておくことで紫外線防止にもなって、髪にツヤを与えてくれる効果もあります。
時間があるときに髪にヘアパックをオイルを使ってすることで保湿効果が高まり髪の毛にツヤと潤いを与えてくれます。
オイルを使ったヘアパックは、シャンプーをする前に髪が乾いている状態で行います。
*ブラッシングで髪についているゴミやホコリを取り除きます。
*オイルを手のひらに取り伸ばします。伸ばしたオイルを毛先から揉み込んでいきます。
*髪の毛をまず全体に馴染ませてオイルを髪に浸透させます。髪に浸透したら指の腹を使って頭皮をマッサージしていきます。
*頭皮のマッサージは、こめかみから指の腹を使ってゆっくり頭皮を上に向かってマッサージをしていきます。爪を立てないように気を付けます。
*マッサージを頭皮全体に行ったら蒸しタオルかシャワーキャップを頭に巻きます。15分から20分ほどこの間に身体を洗っても良いですし湯船にゆっくり浸かっても良いでしょう。
*洗い流します。オイルが残っているのが気になる場合は2回シャンプーをします。たぶん、1度目のシャンプーは泡立ちが良くないので、一度目は軽く洗って二度目にしっかり泡立てて洗うとさっぱりします。
*あとはトリートメントで毛先につけてさらに保湿と指通りを良くするためにつけても良いでしょう。
*仕上げは必ずタオルドライをしてドライヤーで乾かします。この時もヘアオイルで熱から保護しても良いですし、ヘアオイルが毛先に残っていて落ち着いていればそのまま乾かしても大丈夫です。
ヘアオイルはシャンプー毎ではなく、1週間に1度のペースくらいが良いです。その他の時のケアはシャンプー後はトリートメントで仕上げましょう。
年齢によって髪のケアは違います
髪の毛悩みは年齢と共に違ってきます。
*20代は、主に枝毛や切れ毛などによる髪の毛の傷み
*30代は、髪の毛のパサつき枝毛など
*40代は、白髪が気になり始めるころ
*50代は、白髪とハリが無くなってきた
*60代は、ハリコシ、髪が抜けやすく髪が細くなってきた
また、年齢によって抜ける本数も違ってくるようです。血行が良く頭皮に栄養が行き届くのが十分な若い年齢の時に比べるとホルモンのバランスや、生活環境によるストレスなどの積み重ねで加齢と共に抜ける本数も多くなるようです。
だいたい人間の髪の毛の1日に抜ける本数は約100本と言われていますよね。その中で年齢ごと微妙に違うようなのです。
一日の抜ける本数・・10代20本~50本 20代30本~80本 30代50本~100本 40代70本~150本 50代70本~180本
年齢によって伸びる速さも違ってくるかもしれません。その理由は年を取るごとに髪の毛へ栄養が送られていくペースが遅く弱くなってくるからです。その為髪にもハリやコシがなくなってきてしまうという原因にもなっています。
日本人の基本的な一日の髪が伸びる長さは0.1㎜~0.4㎜ほど、3日で約1cmほど伸びるというのが標準のようです。この伸びてくる速さも年齢によって少しずつ遅くなってくることもあるでしょう。
そこで、年齢ごとに髪の毛だけでなく頭皮のケアも違ってくるのです。
20代は、ヘアカラーをすることが多くなり髪の毛が傷み始めるとパサついたり枝毛が気になります。そのために髪の毛質とダメージに合ったシャンプーとトリートメントを選んで、正しい髪の洗い方をすることが大切です。
また、20代はファーストフードやコンビニなどの食べ物を食べることが多くなると頭皮に皮脂が溜まりやすく毛穴が詰まりやすい環境を作ってしまうので、食べ物にも注意しましょう。
30代は、仕事や出産など生活環境から髪の毛の変化も出てきます。仕事が忙しかったり子育てが大変だったりで寝不足が増えてしまったり、ストレスが多くなってしまうと髪の毛に身体から健康な血液が送りかまれず、髪の毛自体が弱ってしまい栄養不足が原因で髪になってパサついてしまうのです。
髪の毛に合ったシャンプーやトリートメントはもちろんですが、ストレスを少しでも軽減して頭皮に血行よくしてあげるために頭皮のマッサージを時々してあげると良いでしょう。また、できるだけ睡眠も取れると、夜10時~夜中の2時のゴールデンタイムという髪の毛を生成するホルモンの分泌が活性され健康な髪を作る時間帯となるので、できるだけその時間帯に睡眠ができると髪のために良いでしょう。
40代は、とうとう白髪が気になる年齢となってきます。まだ40代なので白髪をそのままにできずヘアカラーでおしゃれに隠すことが多くなってきます。ヘアカラーを特に顔の周りが気になるので自宅で簡単にクイックカラーをする人も多いでしょう。ヘアカラーをしたら必ず髪を保湿をすることです。カラー剤によって髪の中の成分が壊されているので、それを補うためにトリートメントをしっかりして、洗浄力の強いシャンプーは避けて洗いましょう。
また、30代と同じくヘアカラーをすることで頭皮にも負担がかかっています。負担がかかってしまうと髪の毛も弱々しい髪になりやすいので、頭皮の血行を良くして生え変わる髪を健康な髪へと作ることが大切になります。
髪の毛と頭皮の環境をを整えて健康的な髪にするサイクルを作ると良いでしょう。
50代は、白髪とハリがなくなってきてボリュームが出にくくなってくる年齢です。髪の毛が昔から多かった人にとってはちょうど良いボリューム感になるのでしょうが、もともとそこまで髪の量が多くない人はボリュームが無くなって寂しい感じを受けるようです。
そして50代後半くらいになるとお客様から、そろそろヘアカラーを止めたい、いつヘアカラーを止めたらいいのかしら?という声を聞くことが多いです。
白髪の分量によってまた、個人の気持ちによってもこちらから提案するのは難しいのですが、明らかに髪の毛への負担が生じ、このままでは髪が更に細くなってスタイリングが難しくなるだろうというお客様には、そろそろヘアカラーをしない方向でおしゃれなヘアスタイルでカバーしましょうという提案をすることがあります。
ただヘアカラーを続けていてもしっかり頭皮と髪にお手入れが行き届いていれば髪のダメージは少なく若々しいスタイルは維持していけます。できるだけ若いころから頭皮と髪の毛のお手入れができていれば50代以降の髪の衰えは緩くなりますので今はまだ髪は大丈夫という人でもお手入れを早めにしておくことをおすすめします。
60代以降の方はハリ、コシ、髪がどんどん細くなるという悩みの方が多いです。特に薄毛に悩まれている方がとても多くボリュームが欲しくてもボリュームを出したい髪が無い!という大きな悩みのかたもいらっしゃいます。
髪が細くなるのが気になり始めたら、頭皮の血行促進と育毛剤を使用してマッサージをしましょう。
頭皮専用の美容液や育毛剤は今の商品は優れているものが出ています。新しく生えて来るというわけではないのですが、育毛効果の高いシャンプーで頭皮の環境を整え、そのシリーズのトリートメントで髪を整えながら、髪を洗う前に育毛剤でマッサージをします。毛根に血行よくし栄養を与えていくことで生えて来る髪の毛を強くしていく効果があります。
老化による悪くなった血流を良くしその刺激によって毛根にも刺激され生え変わる髪が以前よりしっかりとした髪が生えて来るようになるので、弱かった髪が根元にハリが出ることでボリュームが出たように感じることができます。
これは個人差によりますが、私のお客様で実際に効果の出た方もいらっしゃりウイッグ(かつら)を購入しなきゃと思われていたのをしばらくは購入は止めておくということで今も頑張って続けています。
いつまでもツヤや潤いのある髪でいたいのは何歳になっても同じ気持ちです。
頭皮と髪の毛へのお手入れを今からでも遅くないです。ぜひ、髪のダメージが気になり始めたらすぐお手入れを始めていきましょう!!
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