美容室(理容室)で洗ってもらうととても気持ちいい!と思われる方は多いのではないでしょうか?
私自身美容師でありながらも、美容師さんにしてもらうと気持ちいいわ!ということがあります。が、時には洗ってもらっても気持ちよくなかったっていうこともありますけど・・・
普通は髪を洗うたびに美容室へは行けないのは当たり前になってきて、自分で髪を洗うことが日常になってます。そこで、できれば自分で髪を洗って気持ちよくすっきり仕上ればシャンプーをするのも楽しくなるのではないでしょうか?
そこでプロとしてどのように髪を洗えば気持ちいいのかポイントをお伝えできればいいかなと思います。
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気持ちいい髪の洗い方は土台作りが大切
土台作りってどういうこと?と、思いますよね。
いきなりシャンプーをし始めても実は気持ちいい仕上がりどころか、汚れも綺麗に落ちていない可能性があるのです。
その為にはまず、土台作りをすることが大切なのです。
では、土台作りとは?
それは、まずブラッシングをして髪の絡まりやホコリなどを取ります。ブラッシングは髪が短い人にも長い髪の人にも頭皮に刺激を与えすぎないように軽くブラッシングをします。
ブラシは猪毛のようなものでクッション性があるものが良いです。プラスチックなど硬いもので頭皮に当ててしまうと傷がつく可能性もあり、頭皮にストレスを与えてしまう可能性があるからです。
ブラッシングの正しいやり方は、髪の長い人の場合。
・毛先の方から優しく絡まっている部分から梳かします。そのまま中間へ移動していきます。
・中間から少し全体をまんべんなくブラシを毛先へとブラッシングします。するとブラシの通りが滑らかになってくる
はずです。滑らかになってきたら頭皮の方へと移動します。
・頭皮の方へ来たら、おでこの中心からてっぺん(頭頂部)へ、こめかみ左右それぞれからてっぺん(頭頂部)へ
耳の後ろあたり(左右)からかきあげるように後頭部に向かってブラシを持っていきます。そして後頭部からまた全体にブラッシングをしていきます。
このブラッシングで、髪に付着した汚れなどが取れ、頭皮に付着したものもある程度取れています。このブラッシングをすることで、シャンプーの泡立ちが変わってきます。
このブラッシングをし終えたら予洗いをします。
予洗いは、頭皮全体にお湯を流し込み、髪にもしっかりお湯を流し濡らします。この予洗いで実際は汚れは70%~80%は落ちています。ただし、ワックスやスプレー剤が付いている場合は取れません。
この予洗いは次のシャンプーをするときのとても大切な仕事となりますので、しっかり予洗いはします。
予洗いの時間は、メドとして1分から1分半ほどじっくりお湯を流していきます。ここまでできれば気持ち良いシャンプーの土台となります。
シャンプーの泡立ちをしっかりしましょう
髪を洗う前の土台が作れたらシャンプーの泡をしっかり泡立てて洗います。
この泡立てがとても重要で、頭皮にいきなりシャンプーをつけてしまうのは良くありません。シャンプーが頭、髪全体に行き届かないからです。
まず、濡れた手のひらにワンプッシュ分を乗せ、乗せたシャンプー剤を手のひらの中で少し泡たてます。
その泡を頭皮全体にまんべんなく付けていきます。
この時、ただ全体に付けても泡はなかなか立ちません。実は頭全体に泡を立てるのはとてもコツがいるのです。
美容師さんなりたての新人さんで、始めにシャンプーを習うのですが、泡を立てることに苦労する新人さんがいるくらいですから。
その泡を立てるコツというのは、まず、3つ。お湯とシャンプー剤と空気。この3つがうまく交じり合うことで泡をたてることができるのです。
お湯は38度くらいそのお湯に手のひらのシャンプー剤を伸ばし、頭皮に付けるときに、頭皮と手のひらや指が空気を入れるように揉みこむことが重要です。
この泡が上手く立つと、とても気持ち良くスッキリと洗いあがることができるのです。
洗い方は、泡を上手く立てて空気を入れるように頭皮を揉みこむことがコツなのです。髪に泡を立てても意味が無いことも覚えておいてくださいね。
シャンプーはあくまでも頭皮の汚れを洗いその洗い流されたときに髪も一緒に泡が汚れを落としているのです。
髪の洗い方が気持ちいいというのは、頭皮がいかにスッキリ余分な皮脂や汚れが取れているか?というのと血行が良くなっているという結果で気持ち良さが生まれるのです。
泡立てた頭皮からの必要最低限の皮脂を取りすぎないこともとても重要で、洗浄力が強いシャンプー剤は頭皮に必要な皮脂を取ってしまう可能性がありますので、アミノ酸系の優しいシャンプー剤をおすすめします。
基本的にアミノ酸系が髪にやさしいですが、市販の商品と美容室専売商品とでは違いますので、分からない場合は美容室で購入することをおすすめします。
正しい髪の洗い方として、上手く泡立てることができたら、シャンプーをします。シャンプーは指の腹でやさしく頭皮にあてて揉みこむようにします。
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シャンプーの基本動作で気持ち良く
泡を上手く立てられたらシャンプーを始めます。
まず、人はかゆみを感じる場所がだいたい同じ部分になります。こめかみ、つむじ、襟足などです。
まず、シャンプーを始めるときできたら顔を上目にしておでこ、こめかみから指の腹でつむじ、頭頂部の方へと揉みあげていきます。
両手で左右同時に移動して後頭部は洗い残しやすい、指を通すのを忘れやすい場所なので全体に行き渡るように指の腹を頭皮につけながら揉みこんでいきます。
この揉みこむ動作は、頭皮に刺激を与えることで、髪が健康的にできるポイントでもあります。
揉みこむときに更にコツがあり、そのコツは3つあります。
一つ目は指の動きの強弱をつけること。
二つ目はスピード。ある程度のリズムでスピードをつけることです。
三つ目はテンポよく。マッサージをイメージしていただければ分かりやすいかと思います。
この3つのコツをシャンプーのときに思い出しながらすると、泡も消えずに洗えますし頭皮への血行も良くなります。
洗い方をこのように意識をすると仕上がりがスッキリして髪が細くなって来たり、抜け毛が多くて気になるときに効果が良く髪が健康的になってきます。
もし、泡がなかなか立たずにいたら、最初に1プッシュしたあと軽く泡が立たなくても良いので全体に洗います。余分に何度もプッシュしてたっぷりシャンプーを付けても泡は立ちません、ので、最初はショートヘアで1プッシュ、ミディアム、ロングで2プッシュくらいで始めは洗います。
サラッと洗った後、お湯で全体に流し、2回目が本番です。お湯がまんべんなく全体に行き届いているので、再度泡を立ててみると始めより細かい柔らかなフワフワした泡が立ってきます。そしたら指の腹でリズムよくテンポに乗って洗っていきます。
このように泡をしっかり立てることで、髪にも優しく傷めないで洗うことができます。
あとは、洗っていて気持ちいいと思えるものとして、香りもあると思います。
メントール系だととてもスッキリするでしょうし、甘い香りだと女子力アップと思うかたもいるでしょうし、シャンプー剤の香りで嗅覚からの気持ち良さを感じることもあります。
以上のことから、髪を洗う時に気持ちいいと思えるシャンプーは、上手に泡立てることでリズムよく頭皮を刺激しながら指の腹でシャンプーをすることです。
気持ち良いシャンプーは結果、頭皮にストレスを感じさせないので髪が健やかな状態でいられますから、ぜひ洗い方のコツを覚えていただいてシャンプーをしてみてください。
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