髪型を決めるときに、なんとなくイメージを変えたかったり、印象を変えたかったりするときに美容師側が提案するのは、前髪に変化を出すことです。
前髪は顔の第一印象を即変えてくれる一番のパーツです。
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いつもおでこを隠すような前髪の人が、少し片側を出すだけで印象が変わりますよね。ちょっと暗い印象から明るい印象にもなります。
生え際が気になっておでこが出せないとか、おでこが狭いから出したくない、おでこが広いからこれ以上出したくない、など色々な悩みがあってなかなか、前髪を変えることができない人が多いかと思います。
そんな悩みにもある程度解決できる前髪があります。ぜひ、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?
前髪を切ってイメージチェンジしてみよう!
前髪を作るって勇気がいる!という人がいたり、おでこ出したくない!という人がいたり、前髪ってけっこう女性にとって大切な気になる部分なんですよね。
顔のフレームとなる前髪は、その人の印象つける一番目のつくところです。
美容師側も前髪の作り方でその人の印象が変わっていくので慎重に切っていくことが多いです。もしかしたら美容師さんの中でカットするときに一番緊張する部分だと思っている人がいるかもしれません。そのくらい印象が変わってしまうことで大切なパーツでもあるのです。
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前髪もカットの仕方で色々な特徴があって、分け目を変えるだけでも違いますし、前髪を作る量によっても違ってきます。
また、前髪でシャープな感じ、キュートな感じ、柔らかな感じなど、作り方によっても印象が違います。
初めて前髪を作る時、大体眉が隠れるかどうかの長さで自然に下す前髪を作ることが多いと思います。
その長さは、確かに無難でナチュラルな前髪として仕上がります。誰でも似合う前髪かもしれません。
ただ、それだけでは何となくおしゃれ感もない!!という人には他の前髪に挑戦してみてほしいなぁと思います。
例えば、前髪を眉上のパッツンにしてみるとか、ジグザグな感じでルーズな前髪にしてみるとか、またわざと前髪の量を重くして右分けや左分けにしてみたり斜めバングやアシンメトリーな前髪とか・・・最近では、前髪が長めのシースルーバングというウエットな質感を出すヘアスタイルに合わせた前髪も人気です。
前髪の作り方で、フェミニンにもキュートにも、モード系にも、大人っぽく、可愛らしくとファッションに合わせて作ることもデザインのある前髪でおしゃれになります。
前髪にもその人に似あった形がありますし、その前髪で個性豊かになったりと意外な発見もあったりします。
自分にどんな前髪が合うのか?と色々チャレンジしてみるのも自分発見で楽しいかもしれませんし、また、芸能人がしている前髪を真似てみるというのも良いかもしれません。芸能人でもなんとなく自分に近い雰囲気の人がおしゃれな髪型をしていると真似をして似せてみると案外その芸能人ぽい雰囲気になったりします。
顔立ちや骨格によって前髪の似合うスタイルは変わりますが、芸能人は皆標準の卵型の顔とは限らなく、エラが張っている人、丸顔、面長、四角顔など個性豊かな人が多いので、参考になるのではないかと思います。
芸能人がしているアシメ前髪を作ってみたい!
女優さんや歌手など個性豊かな芸能人が、前髪で印象を変えていることが多かったり、また役作りのために髪型を変えていたりと、ドラマや映画ごと雰囲気を変えているなぁって思います。
アシメ前髪とは、アシンメトリーにした前髪。「アシンメトリ」とは「左右非対称」を意味してます。私たち美容師はその左右非対称に前髪を作る髪型として「アシンメトリー」を略して「アシメ」という省略して言うことがあります。
前髪を切るときに、例えば右側を短めに左側を長めにと左右の長さを変えて、カットしていきます。
ちょっと前にコマーシャルで見かけた、宮崎あおいさんや、武井咲さん、少し大人な雰囲気でアシメ前髪にしていた長谷川京子さんなど。
とても個性的でかつ、女性らしさもありおしゃれに見せてくれる前髪だとと思います。
前髪をアシンメトリーにすると自分に似合うのかしら?芸能人だから・・・という心配もあるかもしれませんが、ちょとした変化を楽しむのも良いかと思うのです。
後ろの髪の長さを変えず、イメージチェンジするのに前髪が一番印象が変わり、顔の表情も変わります。
パッツンの前髪を作ったり、眉が隠れるくらいのナチュラルな前髪など今までのような前髪もありですが、ちょっぴり冒険してアシメ前髪にしてみると、意外としっくりきたりするのです。
ショートヘアでも椎名林檎さんがCMで登場していた時、やはりアシメ前髪で、大人なショートアシメ前髪でカッコよかったですし、宮崎あおいさんはロングヘアにオンザ眉のアシメ前髪でフェミニンな印象を出していました。
髪の長さはそのままでも、前髪に変化をつけるだけで遊び心のあるヘアスタイルになり、ちょっとイメージチェンジしたいときにぜひ、おすすめなヘアスタイルです。自分の顔がパッとしないなという感じの時にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう?ちょっぴり垢抜けたヘアスタイルに変身です。
また、アシメ前髪にするメリットとして、小顔効果もあります。
左右非対称にすることで、短い前髪と長い前髪の部分ができることで、斜めのラインが顔をほっそりと見えるような印象になるので、丸顔のひとや小顔に見せたい人にはピッタリなスタイルなのです。
おでこの幅や広さによって、バランスを見ながらアシメ前髪を作っていけば、小顔効果にとても最適なのです。
髪の量にもよりますが、内側の前髪を短めのアシメ前髪にカットをして、普段はそのアシメ前髪は見えていないけれど、上からかぶさっているもう一つの長めの前髪をかき上げることで、アシメ前髪を出してちょっとした変化を楽しめるという裏技もあります。
もし、切るほどまで勇気がないというのであれば、前髪をアレンジしてイメージをつかんでみるのも有りです。
例えば、前髪を1:9に分け目をつけて、9割の髪の部分を少しずつねじって、もしくは斜めに毛先を流してピンで留めてアシメ前髪にしてみてはどうでしょう?
ほんのりアシメ前髪のイメージが掴めて雰囲気が分かるのではないでしょうか?
いきなり前髪を切ってしまう!というとなかなか勇気のいることだったりしますよね。そんな時前髪をアレンジしてイメージをつかんでおくと、思い切って切ってみても良いかな・・・と思うのではないでしょうか?
自分に似合う髪型が分からない
実は、似合う髪型というのは、顔型を卵型に見せるようにすればどんな髪型にも似合ってしまうのです。
ただ、その卵型に近づけるためのシルエットづくりをすることが、大切なのです。
そのシルエットづくりで必要なのが、顔の縦横の比率が、3:2というひし形シルエットを作ることです。
顔の縦が3に対し顔の幅が2。顔中心を縦に、目と目の間をクロス(十字)に目じり横、その外郭を沿ったひし形が卵型に近づけるシルエットになります。
顔型として、卵型、丸型、面長、三角形、四角形という5タイプあるかと思います。この5タイプでひし形になる縦横の3:2を見てみましょう。
眉と口までを結ぶ”縦”の長さと顔の”横”を比率で見ます。
卵型は、1(縦):1(横) 標準な比率です。眉から口までのラインと顔の横の長さが1:1になっているのが美しいフェイスラインとして理想の顔立ちです。
丸顔は、2(縦):3(横) 額やあごのラインがやや広めで丸みをおびている、柔らかい印象の顔立ちです
面長は、3(縦):2 (横) 頬が丸く立体的な顔立ちです
三角形は、3(縦):2(横) フェイスラインが頬が少し広く卵のような感じですが顎が少しシャープな顔立ちです
四角形は、1(縦):2(横) おでこ、あごが少し張った丸みのあるしっかりした顔立ちです
というそれぞれの特徴による比率になります。
卵型は理想的な顔立ちではありますが、間違った髪型をしてしまうと、丸顔の印象を与えてしまったり、面長に見えてしまったりするので、そのあたり髪型を決めるときに注意が必要です。
また、前髪を真ん中(センターパート)で分けると面長に見えてしまうこともあります。
丸顔は、柔らかな印象、親しみやすさが特徴の顔立ちですね。ふっくら丸みをおびているのでやや幼く見えやすいという印象もあります。
丸顔さんが卵型に近づけるには、トップとフロントに高さが出るヘアスタイルが良いでしょう。縦長感を出せるといいですね。
前髪もナチュラルに下ろさず斜めに、アシメ前髪がぴったりです。その前髪からサイド(フェイスライン)にアーチにかかるようにすると良いです。そのバランスで髪型がひし形のラインを作ることで卵型に見えます。
丸顔さんは、トップにボリュームを出してサイドはスッキリ、前髪は少し隙間を作って長さはセミロング以上で髪の色は膨張しない少し暗めで頬を隠すようなイメージで行くと顔型が卵型に更に近づけます。もちろんショートヘアもひし形を意識したシルエットであれば大丈夫です。
面長の場合、顔の幅が狭く、目と目の間隔も狭いのが特徴です。細身でシャープな印象を与えますね。大人っぽい、おとなしいという雰囲気を感じさせる顔立ちです。
面長の方は縦の線が長く見えて顎が細くクールな印象を与えるという特徴です。
髪型は、前髪を作って縦のラインを抑えましょう。サイドにボリュームを出して顔の周りのシルエットを丸くします。トップにボリュームが出ないようにしましょう。
縦にシャープな印象から、横にボリュームを出すことで柔らかな印象を与えるようひし形も意識することが大切です。
額が出てしまうと更に縦が強調されてしまうので、前髪で縦のラインを緩和します。
ロングスタイルでひし形をイメージするために、髪の毛でサイドにボリュームを出すのがお薦めです。そのままストレートでは前髪を作っても面長な印象が消えないので、パーマやカットでサイドがふんわりボリュームを出すことが大切です。
ショートヘアであれば、前髪を長めに作ってサイドはふんわりとボリュームを持たせ、顔の周りに丸さを出すことは必須です。
三角形の顔立ちの方は、おでこ、ハチが張り気味です。顔の横幅が広くみえてしまうため顔の上部が大きく見えてしまいます。顎の部分が細見なので全体にやや縦に長めの印象を与えてしまいます。
知的でスマートな都会的な印象、またクールな印象もを与えるのが特徴ではないでしょうか。
髪型は、ハチが張っているのでトップに高さを出してハチを抑えます。前髪の幅を広めに取ると良いです。
顎のあたりが寂しいので丸みを出すために、顎のあたりにボリュームを出すようにします。
三角形の顔立ちの人には、トップに高さを出してあごの周りにボリュームを持たせてひし形をイメージして作ります。
前髪も幅を広めに取ったらラウンドさせて顔周りを優しい印象にすると良いでしょう。特徴として顎周りにウエイトを置いて毛先はサイドに動きをつけることで華やかさが出ます。パッツンの前髪だけは避けましょう。
四角型の顔立ちの人の特徴は、顔の縦幅に対して横幅が長めなので平坦な顔立ちに見えてしまうのが特徴です。
額は広めで生え際が真っ直ぐなラインになっています。顔の輪郭もエラが張り気味で顎が小さ目なので直線てきな印象です。男性的な意思が強く見える印象の顔型です。額が広めなので大らかさで温かみのある印象を与えます。
四角型の顔の人は、エラが張っていることが気になってしまいますね。そんな四角型の顔の人には、髪型はトップに高さを出して縦長のラインを作ることが大切です。
気になるエラを気にならなくするために、ウエイトポイントをエラより上に置いて、顔の周りに動きをつけましょう。
どうしても平面的に見えてしまう特徴があるので、バックはボリュームを出して立体的に見せるようにします。
前髪はどちらかサイドに分けてカーブを付けて丸みをつけます。この時の前髪の幅は、瞳の辺りまでにおさめます。
顔の周りの髪をカールでふんわり出すと良いです。そのふんわりがエラを隠すことができます。
ロングヘアであれば、顔の周りにレイヤーを入れて動きを出しながら大きなカールを付けて華やかな印象にしてみてはどうでしょう?
ショートヘアであれば、トップにボリュームがあってサイドの毛はエラの部分が隠れる程度の長さを作って、再度のボリュームを出すポイントが、目、耳の上辺りにボリュームが出ているとひし形になっていればOKです。
以上のように、顔型によって髪型を決めることもできます。
また、前髪の印象だけでも顔の欠点が隠れてくれたりもします。
髪は女性を変身させてくれる一番のパーツです。髪型に悩んだときに自分の顔立ちが何型なのかを知って、欠点をカバーしてくれる素敵なヘアスタイルにチャレンジしてみてほしいですね。
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