髪が乾燥した状態だと毛先から広がってしまう原因の一つです。
これを改善できなければまとまり良い髪でいられるのは難しいです。乾燥した髪をどのように補修していくとよいのか?
日頃のお手入れはどのようにしたら良いのかしら?と今更ながら考えてしまったりする人もいるかも・・・
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サロンでお客様に携わっていると様々な髪質によってダメージが違っていることが良くわかります。
お友達が、”この商品髪に良かったからあなたにもおすすめよ!”と、言われても、実際一人ひとり髪質やダメージの度合いが違ってしまうので、どんなに良い商品でもその人に合わない場合が多くあります。
また、長年同じお客様を担当していて、年数が経ってくると髪質の変化が分かってくるので、その都度お手入れ方法や使うシャンプーやトリートメントをその時に合ったものを必ずおすすめしています。
素直にお手入れしてくださる方は年齢の割に綺麗な髪をキープしてくださってますが、自分の判断でされている方は今になって悩み始めてしまっているお客様が正直いらっしゃいます。
できれば女性は髪がいつまでも美しく艶やかな状態を持っていたいものですよね。
そんな美髪効果を高めてくれるシャンプーやトリートメントを選んで広がってしまった髪のお手入れしてみることをおすすめします。
髪の乾燥を抑えるためには?
一番は保湿です。しっかり髪の中に良い状態で水分がキープされているかどうかです。このもっとも良いといわれる水分は12%ほどの水分が必要だと言われています。
この12%の水分がキープされず減ってきてしまうことで髪の毛が乾燥してしまう状態を作ってしまうのです。
そして水分が減ってしまう原因として、髪の毛の表面を覆っているキューティクルが剥がれてしまい、そこから外部へ流れ出てしまいそのまま水分は蓄えられず、パサパサの乾燥した髪へと変化してしまうのです。
髪の毛は、水分だけで成り立っているわけでなく、キューティクルの中に水分と共にタンパク質があります。また髪には油分も含まれます。その大切な栄養素となるものが流れ出てしまえば自然と髪は再生不可能なまでに傷んでしまうことが分かると思います。
そして、キューティクルが開いたままの状態になっていると、髪の中に空間ができそこに水分が入り込んできます。その水分は外部からの水分で、12%の元々の水分とは違う為、外部の水分を含むと膨らんで、痛みの度合いが過所によって異なっているため、平均に水分を吸収されないので、髪の毛にうねりが生じて広がってしまうのです。
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キューティクルが開いてしまうと、空気中の水分を吸収してしまうので、疎水性のあるキューティクルがしっかり閉じていれば水分は吸収しにくくなるのです。
キューティクルが乾燥して広がってしまう原因は、パーマやヘアカラー、ドライヤーの熱、紫外線、汗、生活習慣が乱れている、ストレス、食生活の偏り、過度なダイエット、睡眠不足、過度なアルコールや喫煙、髪に合わないシャンプーやトリートメント、髪の間違った洗い方、など様々な原因が考えられるのです。
そのため、髪の毛のお手入れだけを真剣にしても髪の毛が広がるのを抑えるのは難しいのです。キューティクルが広がるほどのダメージになってしまった原因も知ったうえでお手入れをすると良いのです。
キューティクルが正常に閉じた状態を作っておけば髪の広がりは収まりやすくなるのです。
髪が広がったときにトリートメントの効果はどれだけあるの?
なぜ、シャンプーをした後傷んだ髪にトリートメントが良いのでしょう?
コンディショナー、リンスではだめなのでしょうか?
シャンプーの後に使うリンス、コンディショナー、トリートメントはそれぞれ目的や役割が違います。その役割をそれぞれ知ることも大切です。
リンスとは・・・
”リンス”という意味は”すすぐ”という英語では意味します。シャンプーの後にキシキシとごわついた髪の櫛通りを良くするものです。
この時櫛通りを良くするために、シリコンや油分で表面に膜を張ってツヤを与えたり櫛通りを良くするものです
コンディショナーとは・・・
リンスと同様に髪の表面に油分など与えてコーティングをして髪に潤いを保つ役割を持っています。
私たち美容師からの考えでは、リンスもコンディショナーもほぼ役割は同じだと考えています。
髪の表面をコーティングして指通りを良くしコンディショナーには多少の保湿効果をプラスされたものとして商品化されたものだと思っています。
健康な髪をシャンプーした後に指通りを良くするためにリンスやコンディショナーを使って仕上げるのにはとても最適で、特に髪の長い若い人には幼い時から使ってあげると良いでしょう。特に小さいお子さんには、リンスやコンディショナーを使ってあげると静電気が起きにくくなります。(ただし個人差はあります)
では、トリートメントはどのような働きがあるのでしょう。
トリートメントとは・・・
英語では、”トリートメント”を治療、手当、手入れ” 髪の用語としては、”補修””髪の毛のキューティクルを整える”という意味とされています。
トリートメントの目的として”保護”することです。
髪の内部補修をして水分を髪に取り込み、外からの刺激を守ってくれます。その働きによって傷みにくい髪の毛にすることができるのです。
もちろん手触りも良くしてくれて、指通りも良くしてくれます。また、全体の髪、1本1本の内部まで浸透してくれるので髪の毛の保護をしてくれることでは最適なものです。
特にトリートメントをおすすめするとしたら、パーマやヘアカラーをした後は特におすすめです。パーマやヘアカラーをした髪は負担が大きくかかるため、髪の毛はとても傷んだ状態になっています。見た目は分かりませんが髪の毛に負担をかけた瞬間にキューティクルが剥がれやすくなっている状態なのです。
そのため、リンスやコンディショナーではカバーしきれないので、ぜひトリートメントで補修していただきたいのです。
髪が広がらないための効果的な正しいトリートメントの仕方
せっかく綺麗に巻いたパーマ、ヘアカラーで綺麗になった髪の色、これをできるだけ長くキープしたい場合、上手くトリートメントをしていくことがとても重要です。
サロンでは、サロン専用のトリートメントをすることを必ずお勧めします。特にヘアカラーやパーマをした後は髪の補修効果として一番効果が高いからです。
どうしても自宅で行うトリートメントだけでは髪の毛への浸透が弱く、プロの美容師が髪の状態をチェックしながらトリートメントをしますので、更に効果があるのです。
では、自宅で行うトリートメントの仕方とは・・・
まず、髪質に合ったシャンプー&トリートメントを必ず選びましょう。髪に優しいアミノ酸系がすすめです。
トリートメントはシャンプーと同じ商品が良いでしょう。
トリートメントをする前に髪を正しく洗うことから始めましょう。
・38℃くらいの温度のお湯でたっぷり時間をかけて予洗いをします。このたっぷり予洗いすることがとても大切なので す。お湯で汚れは約80%は落ちます。そしてお湯をたっぷり含ませることでシャンプーの泡立ちを良くします。
泡立ちの悪い状態でシャンプーをしてしまうと返って髪を傷めてしまうので注意が必要です。
・シャンプーを手のひらで軽く泡立てます。それを頭全体に泡立てて指の腹で優しく頭皮をマッサージするように洗っていきます。爪を立てて洗わないようにしましょう。頭皮を傷つけてしまわないことです。
・シャンプーは地肌からしっかり洗い流します。地肌にシャンプーが残ってしまうと頭皮の毛穴にシャンプーカスが詰 まったり、頭皮から臭いが出てしまいます。頭皮を清潔にすることも綺麗な髪の為には大切です。
・シャンプーを流した後トリートメントをする前に一度軽くタオルドライをします。水分を多く含んでいるとトリートメントを吸収することが弱いので、ある程度水分を取っておくことが大切です。
・水分を取った後毛先から中間までトリートメントをまんべんなく付けます。この時、地肌にはトリートメントは必要ないので付けないようにしましょう。あくまでもトリートメントは髪の毛を補修するものですので地肌は必要ないので す。
・トリートメントを流します。ヌルヌルした感触がなくなったらすすぎ終わりです。ヌルヌルが残っていると髪の毛がべとつきやすくなってしまうので、気を付けましょう。
・髪の毛の水分を取ります。吸収性の良いタオルで優しく水気を取ります。ゴシゴシ擦らず、ポンポンと空気を含ませるように余分な水分を取ります。
・洗った後そのままにせず、すぐに乾かしましょう。濡れた状態が長いとキューティクルが開いた状態になっているのでせっかく補修して補った栄養分がどんどん流れ出してしまいます。できるだけ早くキューティクルを閉じなければい けないのです。
・ドライヤーで髪の内側から風を当てて、傷みやすい髪の表面は後で、先後に毛先に軽く風を当てます。もっと髪の補修効果を求めるとしたら、アウトバスの洗い流さないトリートメントを付けてからドライヤーで乾かすと痛みも更に減 ります。アウトバスて使うトリートメントは、クリーム状や乳液状のような髪にも浸透するものが良いでしょう。
もし、アイロンなどの熱処理をする仕上げをするときは、オイル系の洗い流さないトリートメントを付けることをお すすめします。オイル系のトリートメントは熱からの保護をしてくれるのでダメージを抑えられます。
トリートメントの効果も髪質やダメージによって種類があります。市販も良いのですがダメージが気になるようでしたらまずは、プロの目で判断してもらった髪にあったものを選んでもらうと良いです。
最近は市販のトリートメントも高価なものが出てきています。美容室のは高価だから・・・というのはちょっと昔と違ってきているように感じますが、やはり髪質を良く知っている美容師に聞いた方がピタリと合った商品を選んでくれるので確かだと思いますので、始めはサロンのトリートメントから使うことをおすすめします。
髪が乾燥してしまうとその後の修復がとても大変で、結果切らないと収まらなくなってしまうことになってしまうので、乾燥させてしまう前に、しっかりトリートメントで補修しながらケアしていきましょう!!
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