髪のパサつきは市販シャンプーでも解消される?

CMを観ているとサラッさらでツヤっつやで羨ましいくらいの髪がなびく場面を観ますよね。

こんな風になったらいいなぁ!こんなツヤ出てくれるなら買って試してみようかなぁ~!なんて思いますよね。

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お店にはずらりとたくさんのシャンプーが販売されています。どれを選んでよいのか分からないし少しでもコスパで安いもので良いものがあれば使いたいし・・・と様々な思いでシャンプー棚のところで迷っていると思います。

市販のシャンプーは昔に比べて随分良くなったと感じます。昔の日本人の髪質と今の日本人の髪質が年齢ごとに変わってきているから少しずつ変化がなければ髪にとって良くなかったり、昔良いと思われていた原材料が実は髪には合わなかったなどです。

市販のシャンプーと美容室のシャンプーは内容成分が明らかに違っていますが、市販のシャンプーが悪いとは思いません。

選ぶときに髪質にしっかり合ったものを選ぶことが大切となってくるのです。

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シャンプーっていつからあるものなの??

市販シャンプーにしても美容室専用シャンプーにしても今あるのはやはり過去の髪を洗う行為から進化しています。

そこでまず、シャンプーの歴史を少し知ってみましょう。以前京都に行ったときに日本で唯一髪の神社と言われる”御髪神社”という小さな神社があります。京都市の理容美容業界関係者が髪の健康を祈願し1961年に創建、創立されたそうです。

日本古来からの髪にまつわる神社があるなんてびっくりです。歴史は長く百人一首に詠まれています京都嵯峨野のに建立されているのです。美容師、理容師であれば一度は訪ねていく場所です。

興味があったら、ぜひ行ってみてください。絵馬を読むと美、理容学校生、美容師、理容師以外にも髪が抜けて心配な人や髪にまつわる人が様々な言葉を書いています。

その御髪神社からの由来で髪結い職の起源が亀山天皇(1259年~1274年)の時代だということです。その頃はまだシャンプーというものはまだ生まれていません。

昔は稲や麦の粉末などを髪にまぶして櫛で髪の毛を梳かして垢をとるというやり方だったそうです。パサつく時は油今で言う鬢付け油(お相撲さんの髪を結う時に使うもの)を髪に付けてツヤを出していたそうです。

そのうち平安時代には、年に1度もしくは2度ほど米のとぎ汁や植物の皮や小豆粉などをお湯で浸してそれで髪を洗っていたという、身近なもので髪を洗っていたのですね。小豆粉にはサポニンという成分が入っているから結構洗浄力はあったと思われます。でもそのままではさすがに臭いがしてしまうので臭い消しのためにお香を焚いて髪に付けていたそうです。

江戸時代からはテレビでも時代劇で時々観かけた井戸水で髪を洗うという場面があるように1か月に1度お水で洗っていたそうです。この時にシャンプー代わりに使っていたものは、灰汁、お茶、ふのり、小麦粉で洗っていたそうで、さすがに髪の油分を取られてしまってパサついた髪になっていたと思われます。その仕上げで油を付け艶を出していたようです。

明治時代に入ってきてやっとシャンプーらしいものが登場します。火山灰や粘土などを混ぜた粉石けんです。綺麗に洗えるとは今では考えられませんが、当時の人たちは様々な工夫をして髪を洗っていたのですね。

シャンプーという言葉が誕生したのは昭和5~6年とのことです。

それまでは科学的な合成成分が使われていないという、天然成分で髪を洗っていた。というのがきっと髪を綺麗に維持されていたのではと思われます。

石鹸を原料にした製品ができたのが最初のようです。その後戦後の1950年ごろシャンプーらしいシャンプーができたそうです。

現在のようにシャンプーらしいもので使用し始めたのは実は1960年ごろと、まだ50年少々です!シャンプーが定着してからリンスも普及されたそうです。

歴史を知るとなるほど、と髪の毛は過去の人と現代の人と違うのは明らかですね。

シャンプーの選び方

市販のシャンプーや美容室専用シャンプーは同じではありませんが、髪を染めていたりパーマをかけている場合は、美容師さんからのアドバイスされ紹介されたものを選んでいただくことが私としては安心ですが・・・

髪のパサつきで悩んでいたり、髪が広がっている状態ということは、髪の毛の中の成分が水分、タンパク質、皮脂のバランスが悪くなっている状態です。

髪を染める人で美容室で染めている人は髪は傷みますが、手入れをしながらであれば髪のパサつきや広がりはそれほど起こりません。

かえって、自宅で染めている人の場合が髪がパサついて、髪の質感が変わってしまい切れやすい髪になってしまうことがあります。

美容室のカラーとホームカラーでは同じメーカーで販売されていても、髪を染める目的は同じでも仕上がりの目的は全く違ってきます。

美容室のカラー剤は仕上がりはダメージを極力抑え色のバリエーションも豊富で調合によって色の風合いが出てその方の肌に合せて色を決めていきます。また、カラー剤の中に髪を染めながらもトリートメントも合わせて髪に入っていくので艶もでやすくなっています。

ホームカラー剤は、早く染まるように時間短縮ですね。色は昔よりも増えていますが思ったような色じゃなかったりする場合もありますよね。これは素人の思う色と仕上がりの色との微妙な違いなのだと思います。また、時間通りに染めないと髪へ負担が大きくなりダメージへと進んでしまいます。そして、一番がどうしてもまんべんなく染めることができず、同じところを染めてしまったり、しっかり染めたいからと同じところをたっぷり染めてしまってカラー剤が必要以上に髪に付着して、そこが洗い切れていない場合もあるようです。

それぞれカラー剤に関してはこのような違いがあるのですが、では、シャンプーをどのように選んだら良いのでしょう。

髪のダメージに合せて選びます。

髪のダメージは髪のパサつきがあり乾燥している状態が原因です。そんな髪に合うシャンプーは、弱酸性アミノ酸系のシャンプーです。

地肌にも髪の毛にも優しい洗浄力で、また弱酸性であるのは、キューティクルが開いてしまうのを抑える働きがあります。髪が乾燥した髪への保湿効果もあります。

髪の状態が良い場合は、特にアミノ酸系でなくても石油系シャンプーでも高級アルコール系シャンプーでも泡立ちが良くすっきり洗いあがることができれば大丈夫です。健康な髪でもシャンプーが地肌に残っているようでは地肌を傷めてしまうのでしっかり洗い流すことです。

では、年齢ではどうでしょう?

やはり20代の髪と50代の髪では加齢による変化で違ってきます。ただ50代でも若い時からしっかりお手入れをしていると髪にはツヤ、ハリ、があり健康的な方もいらっしゃいます。

最近では逆に20代でも頭皮の環境が悪く健康的な髪が生えてこないという人も見受けられるのです。

髪を健康的に生えさせるには、頭皮がいかに健康的な環境であるかが決め手なのです。

35歳くらいまでは、髪質に合ったシャンプーをしようすることで髪に優しく仕上がりも良いでしょう。そして年齢が重なって髪が細くなってきたのでは?と思い始めたら、エイジングケアとしてエイジングシャンプーを使うと良いでしょう。

髪のパサつきだけでなく、頭皮の環境を良くして髪が細くなったり、抜けやすくなるのを解消するために髪の洗い方にも注意が必要となってきます。

髪に良い環境とは?

髪に良い環境というのは、まず頭皮です。頭皮が綺麗で健康的かどうかで髪の毛の状態は違ってきます。

頭皮の毛穴がゆるんでいる、皮脂が詰まっているとなっている状態では髪の毛は健康的に生えて来ることは難しいのです。

良い毛穴というのは、1つの毛穴から3~4本生えてきます。そして頭皮は青みをおびています。

髪の毛は血液から栄養をもらっています。その栄養は身体からもちろん送られてきます。その身体が弱っていると髪の毛にも影響が出ます。

外食が多く不規則で食生活が乱れていたり寝不足が続いたり、またストレスを多く抱えていたりしても髪の毛にはとても悪影響を与えてしまうのです。

身体の血行が悪くなると頭皮への血液が送り込まれるのも悪くなってしまい健康的な髪として生えてこなくなってしまうのです。

市販のシャンプーや美容室のシャンプーどちらも、頭皮の状態を良くするために、髪を洗うのではなく頭皮を洗うことを意識していきましょう。

頭皮の環境を良くすれば髪は綺麗にツヤサラになってくれます。

髪を洗うというと髪の毛を洗う意識になってしまいますが、実はシャンプーで地肌にしっかり泡立てて指の腹で優しく洗うだけで良いのです。

シャンプーをするときは正しい髪の洗い方を知っておくと良いです。

まず髪を濡らす前にホコリや汚れをブラッシングで落とし、髪が長い場合は毛先から少しずつほぐしていきます。

予洗いを2~3分しっかりお湯(約38℃)で洗い流します。しっかり予洗いをすることでほぼ汚れは取れています。また予洗いをしっかりすることで次のシャンプーをしっかり泡立てられ髪の毛の摩擦が起きにくく地肌を洗っていきます。

泡立ちが悪いと髪の毛同志の摩擦でキューティクルに傷をつけてしまいます。

シャンプーを洗い流す時は地肌にシャンプーが残らないようにしっかり流すことが大切です。

洗い上がりは、多少髪の毛がキュっと締まります。がギシギシしてしまっているともしかしたら髪に合っていないかもしれません。

シャンプー後は必ず保湿をするためにトリートメントをしてキューティクルを整えておくことが大切です。

髪のパサつきはキューティクルの状態が開いてしまっていることが多く、開いてしまったキューティクルは閉じることが難しいのです。

髪の広がりやパサつきを解消するためにもしっかりシャンプー剤を髪に合ったものを選び正しい洗い方をすることです。

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