髪の洗い方で傷んだ髪になぜリンスは効果ないの?

髪を洗っている時にシャンプーをして仕上げはリンスで良いかな・・・?と思う時があるのではないでしょうか?

リンスをしてもトリートメントも同じじゃないの?という疑問をお客様から聞くことがあります。

リンスとトリートメントは同じではないんです。それぞれ働きが違います。

やはり髪への効果を考えるとリンスだけで良いとは言えないのです。

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美容師からするとダメージ毛にリンス??それだけでは効果ありませんよ!!と、言いたいです。

なぜなら、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアパック、ヘアマスクとそれぞれ働きが違いますから。

ではなぜリンスがあるの?と、思われるかもしれませんね。

リンスにもちゃんと髪への働きがあるからです。

リンスやコンディショナーの対象は子供や髪の短い男性や傷んでいない髪の人が使用をしても指通りよく仕上がります。

お子様の場合髪を長くして静電気が起きやすいのはたぶんシャンプーだけで終わっていることが多いようです。シャンプーだけでは髪の表面にあるキューティクルを保護できないのでできれば、中間から毛先のほうにはリンスをつけてあげたほうが良いです。

男性の場合、髪が硬くいパサつく人にもリンスはしたほうが良いです。トリートメントほど仕上げが重くならないのでセットはしやすくなりますし、艶も出やすくなります。シャンプーで終わらせるとパサつきやすいので見た目が艶のない髪になるので、好みですが男性にも艶が欲しい方にはリンスも仕上げにおすすめです。

傷んだ髪にリンスは良くない?

【こんにちは。美容歴35年2万人以上のお客様に接してきた美髪アドバイザー・美容コンサルタントの森久美子(@morikumikonoie)です】

髪が傷んでるとなぜリンスは良くないの?とよくお客様から聞かれます。

答えは「リンスでは傷んだ髪に効果はない」です。

リンスの働きは、基本的にキューティクルの表面に油分(シリコンなど)が付着して髪をなめらかにする働きとなります。

表面コーティングをして静電気防止や艶を出す効果としてで傷みのない綺麗な髪にはリンスで充分なのですが、傷んでしまったダメージ毛には効果が不足してしまいます。

髪にダメージがある場合、髪の中が空洞な状態になっていたりもしくはキューティクルが開ききってしまっていては栄養素がないリンスには不向きとなるのです。

表面がコーティングされるだけでは、傷んだ髪を補修するまではいかないのです。

ただ、髪の洗い方によってはシャンプー後になにもつけないよりはリンスで髪に多少良いこともあるのです。

リンスは、ほとんどシリコン剤は含まれていて、そのシリコン剤がシャンプー後に使用することで髪に被膜で包み、水分が蒸発することを抑えてくれます。

そのため櫛通りを良くする役目となります。その役目で静電気を防ぐこともできるのです。

これを考えると、リンスは髪の表面に付着しているだけで髪の内部までの効果的作用が無いことが分かります。

リンスでは乾燥したダメージ毛の場合、乾燥している髪では静電気を起こしやすいのでその静電気を抑えることはできますが補修はできません。補修をさせたい場合はやはりトリートメントが一番です。

リンスに髪への栄養効果はほぼ無いと思って頂ければと思います。

髪の毛のダメージが少なくて乾燥やパサつきが気になっているときは、シャンプーだけで終わらせず、髪にツヤを与えてくれる効果があるのでリンスでも美しい髪を保つことはできます。

特に小さな女の子は髪の毛を長くしていると髪全体に静電気を起こしやすく、朝起きた時のお手入れが大変だったりします。そんな時に髪質に合ったリンスを選んで使うと静電気防止になります。

また、リンスを使用する場合にツヤ出しではなく違った効果的な使用方法があります。

それは、髪をセットするときのヘアースプレーやジェル、ワックスの大量使いなどで、髪がガチガチに固まっているときにこの固まったセット剤をまず取り除かなければいけません。そんな時、髪をまず濡らしてそこにリンスを付けるのです。

するとリンス剤がセット剤に膜を貼ることで簡単にガチガチに固まった髪のシャンプーがしやすくなるのです。もちろん、このやり方はトリートメントでも可能です。

ガチガチに固まった髪を無理やり取っても髪には良くないので優しく取り除くようにしてあげることで髪も痛みにくく維持できますので、もしこのような髪になったときにいきなりシャンプー剤をつけて洗うよりも髪の毛を痛めずに洗い流すことができます。

リンスはダメージで傷んで乾燥した髪には補修する効果はないので、ダメージの少ない髪に指通りよくして静電気を抑えてくれる効果があるので、髪質や髪の毛の状態に応じてリンスを選ぶようにしましょう。

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髪にはリンスからトリートメントへの変え時はいつがベスト?

髪質や髪の毛の状態によってシャンプーを選ぶ時、ついでで同じメーカーのリンスを選んで使っていませんか?

もちろん同じメーカーでシャンプーとリンスなら間違いないという流れなのですが、一般のドラッグストアーやデパートなどで販売されている場合、商品を選ぶときアドバイスしてくれる人がいないので、自分で選ぶことが多いと思います。

実際色々な種類の中シャンプーやリンス、トリートメントを選ぶのは難しいのでは?と思います。

そんな時美容師さんに髪を切ってもらう時など美容室で自分に合ったヘアケアをプロにアドバイスをもらっておくと良いと思います。

リンスにするかトリートメントにするか?だけでもアドバイスを頂けると思います。

若い子供の頃のように髪がしっかりしていてキューティクルがまだ開ききらず、天使の輪(髪の表面が光ってる)があるうちは、リンスでも充分大丈夫です。

お子さんにシャンプーだけで終わらせている場合もあると思いますが、女の子で髪が長い場合はリンスをつけてあげて絡まらないようにすることも髪が綺麗でいられる効果もありますのでリンスをしっかりしてあげてください。

しかし年齢を重ねるごとに髪も負担が大きくなっていきます。

カラーやパーマをしなくても髪への影響は環境や季節で髪には何かしらの負担や影響を受けています。

ですから、リンスを使うベストな時期は中学生くらいまでではないでしょうか。中学生でも野外の部活動やプールをしている場合ならリンスよりもトリートメントをお薦めします。

小学生高学年からでも、もし髪を長くしているようでしたらこの頃からトリートメントをしても良いでしょう。

ただ、髪の洗い方ですが、お子さんが自分で髪を洗い始めるとシャンプーで洗って流すときに、洗い流しが足りなくてフケになりやすく頭皮に良くないのでシャンプーをしたら何度もすすぐように注意が必要です。

絡まってごわつき始めたらリンスではなくトリートメントへと変わる合図になります。その手触り、洗い上がり感で判断するのも変え時の合図となります。

髪の毛の変化は、指通りが悪くなってきたり、ゴワゴワと乾燥し始めたりとあきらかに毛先のまとまりが悪くなって来るころがリンスでは対応できない状態になってきています。

髪を洗う時のシャンプー剤は、健康な髪の場合はどのような種類(石油系や高級アルコール系、弱アルカリ性など)のどのシャンプーを使っても大丈夫ですが、傷み始めた髪の毛にはアミノ酸系で髪の毛や頭皮に刺激の少ないシャンプーを選ぶと良いでしょう。

それと同時にリンスで良いのかトリートメントが良いのかで選んでいきます。もちろん乾燥してダメージが目立ってきたらトリートメントのほうに切り替えるのが妥当です。

シャンプーでも選び方によっては頭皮に痒みが出たりフケが出てしまうことがあるので、その場合は頭皮や髪の毛に合っていないということなので、使用はすぐ中止するようにしましょう。

リンスを使う場合も地肌には必要ないので、髪の毛の中間から毛先にリンスをつけるようにします。トリートメントももちろん同じです。

リンスは表面に油膜を貼るように髪を滑らかに指通りをスムーズにし、静電気を起こしにくくする役割ですが、トリートメントのように髪の中の方までは浸透して行かないため傷んだ髪への効果は薄いのです。

リンスで仕上がりがまとまらない、パサつきがあってまとまらなくなったらトリートメントへの変え時です。

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髪を洗った後のリンスとトリートメントに違いはあるの?

髪を洗う時では、リンスが静電気防止ならトリートメントと交互?もしくは、たまにトリートメントでも良いんじゃないか?と思ってしまいますよね。

もちろん両方使っても全然かまいませんが、一つで済むものを二つ使うのは経済的にもったいないです。

ただリンスが残って使い切りたくてトリートメントもするという時は、先にトリートメントをして一度流してリンスをしてコーティングをする役目で使用すれば無駄はないです。

リンスを必要とする髪とトリートメントを必要とする髪は、年齢や髪の状態でリンスを使ってサラサラにツヤが出てまとまっていればリンスを使い続けても大丈夫ですが、リンスではまとまらなくなったらトリートメントを使うようにすることが切り替える目安となります。

シャンプーの後トリートメントをしてからリンスをしても良い理由としてはリンスは表面を保護をするもので髪の毛の中まで吸収はしません。トリートメントは保護をして同時に髪の毛の中まで吸収してキューティクルの修復へと働きます。

もしご自分の髪がパサついて毛先がまとまらなくなっていたら、何度も言いますがリンスではなくトリートメントを使っていただくことをおすすめします。

リンスとトリートメント、どちらも頭皮から付ける必要はありません。頭皮に残っているとトラブルの原因になってしまいます。

髪の毛の中間から毛先にリンスまたはトリートメントを付けてから、洗い流す時はリンス(トリートメント)を残さないように、頭皮に指を入れて頭全体隅々までお湯を行きわたらせてすすぐことが大切です。

髪の毛を美しく健康な状態を維持するために、シャンプーをした後のケアをしっかりすることが大切なので、リンスは表面に膜を張って指通りを良くしたり静電気防止になる効果であり、トリートメントは髪の毛の中まで浸透し補修効果があるので傷んだ髪の毛や広がった髪を収めやすくする効果があるので、自分の髪の毛の状態を知ることでリンスで良いのかトリートメントが良いのかで判断していきます。

また、シャンプー後にリンスやトリートメントの他にもコンディショナー、マスク、ヘアパックなどありますが、何が違うのか?という疑問を持っている人も多いかと思います。

実はヘアマスクもヘアパックもトリートメントもそれほど大きな違いはないのです。

どれも髪の毛にしっかり補修して髪の内部にまで栄養を浸透させてくれる働きがあります。

ただ使い方と効果が少し違うことがあるくらいです。

トリートメントヘアパックヘアマスクの順番で、髪の毛への効果が発揮されてます。

ヘアパックは、成分が髪の毛のダメージが酷い人向けと言えるかもしれません。

髪がパサついて乾燥がひどくまとまらないという人へ向いてるヘアパックの成分は、「はちみつ、コラーゲン、セラミド、ホホバオイル」などしっとりしてくれる成分が入っているものです。

そしてシャンプーをした後にヘアパックを毛先に付けて髪になじませてからそのまま10分~15分置いてすすぎます。

基本ヘアパックは、週1回~2回の使用で大丈夫です。

ヘアマスクは、ヘアパックと同じく髪のパサつきや乾燥がひどく傷んだ髪に効果的です。

使用方法もヘアパックと同じ傷んだ髪になじませてから蒸しタオルやヘアキャップで髪に巻いて10分~15分置いてからすすぐと効果が高くなります。

このようにトリートメントやヘアマスク、ヘアパックによってリンスでは補いきれない傷んだ髪への補修効果が期待されるのです。

美しい髪は人の印象を良く与えてくれます。綺麗な髪をキープするには日ごろのお手入れが大切です。

ひどく傷んでしまう前にしっかりとケアしておくようにすることが大切です。

日頃から自分の髪の状態を知っておくようにしてシャンプーやリンスやトリートメントを選んでいきましょう。

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