中途半端なミディアムヘアに振袖に合った小顔効果のある髪型にしたい!

20代の最大イベントは、成人式がありますね!一生に1度の成人式には振袖を着て式典に、また同窓会があったり。

久しぶりに友人と会うので、女性は思いっきり華やかにしてお出かけしたいですね。

その前に1年2年前からお気に入りの振袖を選んだり、その着物に合った髪型や髪飾りを選んだりとワクワクしながら当日を迎えます。

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振袖は普通の着物と違いボリューム感があり柄もおめでたい柄で大振りな柄、色合いも若い人に合わせた色合いでとても華やかなものです。

その振袖に合った髪型もまた負けないくらいのアップスタイルに仕上げていきます。せっかくのお披露目に素敵な振袖姿を目指してみましょう!!

伸ばしかけのミディアムヘアにアップスタイルにするには?

ミディアムの長さの場合以外にもアップスタイルするのにアレンジしやすいのです。

振袖を着るなら襟足もすっきりと挙げるアップスタイルが良いですね。襟足の髪が5センチでもあればしっかり上にあげられます。

例えば、トップをネジってボリューム出して両サイドもねじり、毛先はふんわり崩して柔らかさを出したり、編み込みを全体にほどこしたり、トップにお団子のようにボリューム感出して毛先に動きを出したりといった、色々なアレンジができます。

さらに、上にあげるアップスタイルだけでなく、襟足の髪が振袖の衿に付かないようにシニヨンスタイルも無理のないセットで華やかにも仕上げられます。

ただ、シニヨンは崩しすぎてルーズな仕上げになると見た目が美しくなくなってしまうので、振袖や訪問着など正装着にはあまりおすすめしたくないスタイルの一つです。

アップスタイルの中でアレンジで変わり種のスタイルに、サイドのどちらかにボリュームを持ってくるアシンメトリーなスタイルも良いかと思います。片方に髪飾りを、反対側に結った髪でボリュームを出します。

毛先を出してフワフワした柔らかい雰囲気で可愛らしい印象も、まとめた髪の面を綺麗にすっきりまとめることで大人っぽいスッキリした印象などどちらもできますので、振袖の柄とお顔のバランスとでどちらの雰囲気に仕上げたいかで決めるのもポイントの一つでしょう。

前髪でも印象が変わります。

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大人っぽい仕上げの場合前髪は、斜めに流すかオールバックにするか、またはポンパドールにカッコよくするか?

可愛い印象に仕上げる場合は、前髪を重めに下してみたり、少し内側にカールを出してふんわりした前髪にしてみたりと、子供っぽさを出すと可愛らしく仕上がります。

前髪の仕上げ方でも印象がかわります。

ミディアムでのアップセットはアップスタイルにもダウンスタイルにも丁度良い長さなので、自分のしたい髪型を美容師さんにお願いすればほとんどが可能だと思います。

その希望する髪型に合せて髪飾りも用意しておきます。

ただ、髪質や髪の量によっては、微妙に仕上げが違ったりする場合があります。

ミディアムの長さで、髪質が細い人と太くてしっかりしている人では、仕上がりの雰囲気が違います。また髪の色でも見た印象が同じスタイルに仕上げても違うものに見えてしまう場合もあります。

髪の長さは足りていてもボリュームが無くてという人には、ヘアウイッグやヘアピースを使ってアレンジをする方法もあります。髪の色をヘアピースを合わせればロングヘアでアップしたように見えます。ボリュームが足りない場合はヘアピースなどでアレンジをするのもおすすめします。

髪質と髪の量も吟味しつつ振袖に合うヘアスタイルを選ぶことをおすすめします。

顔の形で似合うアップスタイルはあるの?

顔の形でも髪型は似合う似合わないがあって自分にはどんなアップスタイルが良いのか?といきなり着物の髪型をするとなると悩んでしまうことあるのではないでしょうか?

では、顔の形でおすすめのアップスタイルを提案してみましょう。

卵型・・・一番標準でどんなスタイルも似合う顔の形です。顔全体のバランスも取れているので一番のおすすめスタイルはおでこを出して、フェイスラインも出すスッキリスタイルが好印象に。卵型でもおでこの周りのクセやおでこが広く感じて出せないな、という人は前髪にアレンジを入れて解消する方法もあります。

丸顔・・・横、縦にボリュームを感じる丸みのある顔の形なので、縦を強調するスタイルがおすすめです。例えばトップにボリュームを出して横への幅が出ないように抑えて、前髪もあげてしまうか、斜めに分けることで顔の形が縦長効果として良いです。髪飾りを使って奥行あるスタイルも縦の印象になれば良いので、髪と髪飾りで小顔効果と縦長効果に仕上げてみましょう。

面長・・・丸顔の人とは逆に縦に長さが目立つので、サイド、横にボリュームを出してあげるスタイルがおすすめです。特におでこを隠す前髪を利用してまとめるときは横にボリューム感が出るようなアレンジをしましょう。襟足の髪は着物の衿に付かないようアシンメトリーのアップスタイルも良いかもしれませんね。ミディアムスタイルでも充分アシンメトリーのアップスタイルは可能です。

ベース型・・・エラや頭のハチが気になる顔型です。そんなベース型の顔の方にはトップにボリュームと顔の周りに髪を残してエラの部分をカバーすることでアップスタイルでも小顔効果で仕上げられます。また、前髪も重く残さずに軽くおでこが見えるくらいに下した方が柔らかい印象を出せて気になるハチの部分を隠すことができます。

逆三角形・・・顎が尖ってシャープな顔立ちの人なのですが卵型の標準な顔型に最も近づけやすい顔型です。頭のハチが張ってシャープな感じなのが気になり頬にふんわり感がないので、フェイスラインに横幅のあるよう髪の毛で補ってあげられるヘアスタイルが良いでしょう。フェイスラインに毛先をふんわり巻いて顎周りにボリューム感を出してみると柔らかさが出ます。前髪はハチが気にならない程度に隙間ができるくらいの自然な前髪で下すか、流すかで柔らかさを出しましょう。

髪飾りも顔の形をカバーするものを選んでアップスタイルを仕上げるときにバランスを見ながら飾りをつけていきます。

あまりごちゃごちゃと付けすぎないほうが良いでしょう。

飾りには、かんざしタイプのもの、レトロなリボンタイプのもの、コサージュタイプのもの、コームタイプのもの、バチ型タイプのもの(クシかんざしのような昔ながらのもの)、最近ではプリザーブドフラワーでできた花飾りもあります。

それぞれ、大きいものと小さいものでセットで揃えておくと髪を仕上げるときにバランスよく仕上げられますしとても華やかになります。

昔のバブル世代と言われた時代は、髪飾りは大振りの花かんざし、一番多かったのがカスミソウや胡蝶蘭などの生花を使っていました。

アップスタイルの髪型はほとんどが新日本髪という昔ながらの髪型を結っていました。その当時の新日本髪でも顔の形に合わせて横のボリューム出してみたりや縦のボリュームを出してみたり、また前髪の作り方などで変化を付けて似合うように仕上げていました。

その当時の振袖の柄と現代の柄と違いその時代によって流行のようなものもあるようです。

振袖は写真で見た印象と実際に羽織ってみる印象が違いますので、ぜひ振袖を選ぶときは実際に足を運んで袖を通しておくことをおすすめします。意外と柄や色が自分の好みと違うのが似合っている場合があるので写真だけで選ばないようにした方が良いでしょう。

また、着物の色や柄によって小顔効果が期待できます。振袖を楽しんで選んでくださいね!

振袖はなぜ成人式に着ることになったの?

振袖はなぜ成人式に着ることになったのでしょう?

着物は日本古来の起源年から着ていますが、振袖となる着物を着ることになったのは江戸時代からのようです。

調べてみると細かい諸説があるようですが、今の未婚の女性が振袖を着る風習になったのは、昭和に入ってからで振袖は未婚女性の格式高い礼装として着られるようになったそうです。

今のように成人式が催されるようになったのが、昭和20年ころでその3年後に正式に「成人の日」として制定されました。

1948年~1999年までは、「成人の日」は、1月15日に定められていましたが、今ではハッピーマンデーに基づき制定されて1月の第2月曜日になりました。

昔は「振袖」には厄除けの効果があると言われていたそうです。

振袖の長い袖を振る仕草が「魔を払う」「厄除け」になると思われていたためだそうです。子供が病気や厄に取りつかれないようにという願いを込めて振袖を着せたということです。

成人式は、大人になったことを自覚し自ら生き抜こうとする青年をお祝いし励ます会として行われたそうです。

時代は変われど振袖を着て女の子は女性として成人し男の子は男性として成人し立派に巣立って欲しいという親御さんの願いが込められている日となるので、ずっと続いてほしい行事の一つですね。

開催される場所によっては、午前と午後に分かれて式典を行うところがあります。

午前の部に出席される方は、振袖の着付けやアップセットなどの支度に朝早くまだ空が暗いうちから美容室に来ていただくことになり、午後の部も午前中ですが少しだけゆとりある時間に来ていただいています。

また振袖を購入された着物屋さんで着付けは無料で行ってくれるということでヘアは美容室、着付けは呉服屋さんという場合、もしくは呉服屋さん、写真館さんで着付けから、メイク、アップセットまで一緒に仕上げてしまうという形で行う場合もあります。

最近は様々な形で成人式の振袖着付けやセット、メイクをされるので美容室で全て仕上げるということが多くはなく美容師としては残念ですが、お客様としてはお得で楽かもしれません。

会場に行く中で実は、プロの着付け師がスタンバイしているのご存じですか?

式典に出席される振袖を着た方の中で、実は着付けを美容室以外でされた方に振袖の着付けに慣れていない方が着付けをするため、着くずれを起こしてしまうことが多々あり、ボランティアでお直しする着付け師がいるのです。

残念ながら髪型が崩れてきたのを直してくれる美容師さんはスタンバイしていないので、仕上げの時は崩れないようにお願いするしかありませんが・・・

振袖を成人式だけ使用するのは、もったいないですしもし手元に残るのであれば、友人は会社関係、親戚などの結婚式のお呼ばれした時に振袖を着て髪型も成人式とは違ったアップスタイルにしてみると雰囲気の違った印象になりますし、正装にもなるので着ていくものを悩まなくて良いのがポイントです。

また、振袖を成人式過ぎて着る機会がなくなるのということで後にその振袖を再利用しやすく袖を柄合わせしながら短くカットして利用しやすいようにすることもあります。この技法は昔からあります。

振袖の柄によっては訪問着でなく小紋になる場合もあります。その柄の出し方、着物の色によって40代くらいまで着られるものもあるようです。

長く大切に着たい場合はこのような袖をカットしてリメイクして着続けていけるのも素敵ですよね。

振袖から訪問着や小紋に変えることで、着ていくシーンが増えて帯や小物使いで色々なアレンジができて髪型も同じ着物でも仕上げるヘアスタイルが色々変えられて楽しさも増えてくれます。

振袖は洋服を着るという感覚から離れ、着慣れないですし草履で歩くという普段履き慣れないもので歩くので、すべてが初挑戦です。髪型も洋装セットとは違って更に華やかな仕上がりになるので、成人式では特に主役級の御嬢さんになれとても晴々しい姿です。

着物離れしやすい時代ですが、時には20歳を過ぎても振袖を着る機会があればぜひ再度袖を通してほしいですね。

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