美容院で切れ毛ができたのはすきバサミが原因?

そろそろ髪を切りたいなぁ、髪を少し軽くしたいなぁと、美容院へ行ってしばらくしたらパサついてきた・・・という体験はありませんか?

私も美容師でありながら、他の美容院へ行ってカットをしてもらう時があり仕上がってから数日後パサパサまとまりにくくなったことがあります。

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原因は色々ありますが、カットだけでパサついてしまったとしたら、美容師さんの技術力や使っているハサミの切れ味が悪いという可能性があります。またすきバサミでやたら梳いて軽くしてしまうというのも原因ということもあります。

せっかく美容院で髪を切ってもらったら素敵なツヤのある仕上がりでいたいものですよね。

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セルフカットの時に自宅でチープなハサミを使ったらなぜ傷む?

最近は100円ショップに、散髪セットという名目などで自宅でカットができるように売られていますね。

手軽に身近なところで親子でカットをして節約している人もいるでしょう。という私も実家に帰ったときに妹や姪たちに突然髪を切ってほしいといって、100円ショップで散髪セットを購入してきてもらい実際に切ってみました。

美容師が使うハサミとは雲泥の差で切れ味は全く違いますが、とりあえず髪を切ることができます。が、髪を傷まないようにハサミを使うのにはとても気を遣いました。気を遣ったというのは、ハサミの歯の角度やハサミの動かし方を調節して髪の毛先が綺麗に切れるようにしなければいけないことでした。

これは、プロでなければ分からない微妙なところですが、プロでない人が髪の毛を切ったらきっと毛先は不揃いになり跳ねやすくなるのでは?と思いました。カットをした毛先の断面が丸くなっていなければいけない状態が、多分楕円形のように変形した状態でカットされていると思います。そのため、毛先がまとまりにくく広がりやすく、また切れ毛にもなりやすい毛先になりやすいと思われます。

プロが使うハサミは、切れ味がまず重要で、美容師の場合カットをするときは、親指しか動かさずこれを動歯といいますが、この動歯のみハサミの歯を動かしてカットをするのです。その毛先の断面はとてもきれいに負担が無く丸い状態でカットされています。その丸い断面なので毛先は枝毛や切れ毛になりにくいよう仕上がっています。

そして、プロのハサミは切れ味がとても鋭く、仕事中に指をハサミで切ってしまっても切り口が一瞬で切れますが治りもとても早くそして、それほど痛くないのです(私だけ?ではないと思いますが)

切り傷があっても一瞬分からないくらい、気づいたら切れていたという時もあるのですが(リズムが乗ってくるとそういう時があるのです)、そのくらい一瞬で切れるので、髪の毛への負担はとてもない状態でカットされているのでそれだけ髪の毛の痛みはなく仕上がるので枝毛や切れ毛にはなりにくいのです。

ただし、中にはプロでもハサミの手入れが行き届いていないと髪への負担が大きくかえって枝毛や切れ毛を作ってしまう場合もあります。

自宅で切れにくいハサミで切るときは髪へのダメージになりやすいと思ってください。普通のペーパーを切るハサミでも髪には良くないのでできたら避けてほしい道具です。

美容院でカットをした後パサついてしまった理由は?

美容院でカットをしてもらって仕上ったときは良くても次第にパサついてまとまりにくくなってしまう時は、だいたい髪を梳きすぎている場合があります。

日本人の髪は太く、多い、くせがあるなど髪を軽くするためにすきバサミを使って梳いたりレザーで削ったりします。

デザインとして髪を軽くするためにすきバサミで梳いたとき、バランスの悪い梳き方をしてしまうと根元から膨らんでしまったり、毛先がスカスカになって切れ毛になりやすくなってしまったりと見た目が悪くなりダメージヘアにもなってしまいます。

時々お客様からすきバサミを使わないでくださいとかレザーを使わないでくださいということをオーダーされます。

その時お客様から何気なくなぜ、すきバサミやレザーを使ってほしくないのか伺ったら「傷むから」という返事がほとんどでした。

確かに他の美容院から私のところへ来店されたときの髪の状態が梳きすぎてパサパサな状態でまとまらないスタイルになってしまったお客様がいらっしゃいましたのでたぶん、そのような体験をしてしまったのだと思います。

髪を軽くするのに色々な技法があるので、すきバサミやレザーでなければ軽く減らせないということはありません。

髪質、髪の量、仕上がったスタイルによってはシザース(カットハサミ)でのみ軽くもできます。

すきバサミの使い方を間違っていたり、手入れができていなくて切れ味が悪いために髪の毛をダメージにしてしまっている可能性もあります。道具を清潔に手入れをしていない美容師は美容師としてどうなのか?と、思ってしまいますが。

髪の毛を切れ毛にならないように軽さを出すカットは、すきバサミでもできますしレザーでも可能です。

髪をカットする美容師によって髪の毛がツヤツヤな美しい髪を作れる美容師かパサついたまま気にしないで仕上げてしまう美容師なのか?によってハサミの使い方で違ってくる場合もあります。

枝毛、切れ毛を作らないためのカットをした後のヘアケア方法

髪を切った後は、毛先が綺麗に整いまた美容師のシャンプーによって頭皮に心地よい刺激をされたあとなので、髪がとてもツヤがありサラサラに仕上っていると思います。

そのサラサラツヤツヤな髪の状態をキープするには、自宅でのケアが大切です。

・髪に良いシャンプーを選んで髪を洗うこと

アミノ酸シャンプーを選んで洗浄力の優しいものでキューティクルを傷めないようにします

・トリートメントをシャンプーの都度すること

リンスやコンディショナーでは保湿や栄養が行き届かないのでトリートメントで髪のツヤをキープします

・アウトバスで髪の毛を保護すること

ドライヤーで乾かす時や紫外線から守るときなど、洗い流さないトリートメントで保護します

そして他にも大切なことが、食生活や生活習慣です。

髪の毛が作られているタンパク質や亜鉛、ミネラルが豊富な食材なそを摂取して、コンビニのお弁当や外食が多い場合は栄養の偏りが起きてしまい髪にとっては栄養が行き届かなくなってしまうので食事を気を付けなければいけません。なかなかバランスの良い食事がとれない時は、サプリメントで補うことをおすすめします。

生活習慣も過剰な飲酒や睡眠不足は体を疲れさせてしまうので生活を見直すことが大切です。ダイエットも実は髪にも悪影響を与えてしまう可能性が高いのでバランスよくダイエットをするように心がけましょう。

睡眠の時間も寝不足も体が休まらないので自律神経からくる髪への悪影響と夜10時から夜中の2時というのがホルモンの分泌を活発にする時間帯でこの時間が髪の毛を生成する時間でもあるので規則正しい睡眠もとれるようにすると良いでしょう。

美容師はカットをするときに個性が出ますし道具もそれぞれ使うものが違ってきます。そのため仕上がりもそれぞれ違ってきますし、手入れがしやすいかどうかもお客様との相性もあると思います。

日本人の髪は外国人の髪と違って直毛が多く太さもしっかりしている人が多いです。外国人は髪がとても柔らかいのであまりすきバサミを使わなくてハサミで切るかレザーで切ることが多いようです。日本人のようにカットラインというカットをした仕上がりがしっかり表現されることが少ないので日本人の髪よりはカットは細かく神経質にはならないようです。

世界的にも綺麗なカットをし丁寧な仕上げをするのは日本人美容師だと言われています。それだけ日本人やアジア系の髪は白人などの金髪や赤毛などの外国人の髪よりも難しいともいえるのです。そして日本人特有のサービス精神も海外では喜ばれているようです。

髪は手入れがしやすくまとまりの良い仕上がりになってほしいものです。そのためには髪をパサつかせないようにすることがとても大切で美容師もプロとして髪を切るときのハサミが手入れがされていることは当たり前になっていなければいけないです。

自宅で切るときは安い(100円ショップからホームセンターで販売されているもの)を使う時は何回も使うと枝毛や切れ毛の原因になってしまうので、切れなくなる前に処分することが本来は好ましいので注意してください。自宅で散髪セットで髪を切ることも楽しいと思います。せっかくなので髪が傷まないようにハサミには注意して使って頂ければと思います。

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