セニングは切れ毛を作ってしまうものなの?

髪を切るときにお客様からすきバサミ(セ二ング)を使わないでください、というオーダーが時々あります。

そのお客様になぜなのか理由を聞くと、だいたいのお客様がすきバサミ(セニング)で髪の毛がパサパサに傷んで枝毛や切れ毛になってしまったというのを聞きます。

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そのお客様の大半は、私に場合そのお客様の年齢が50代以上の方が多いようです。確かに昔のセニングは今のセニングとデコボコになっている刃が違う構造になっていて、昔は溝が髪をえぐってしまうような感じで切るので傷みやすかったようです。今は刃先が少しななめになって滑らかに切れるようになっているので、負担が少なくなっているのです。その凸凹の形状も今は色々用途に合わせて、また美容師の好みによって種類も豊富になっています。

ただし、今でもすきバサミ(セニング)を使って痛めてしまうことがあるのですが、これは美容師の技術によるものが原因の場合もあります。ハサミは美容師にとって使いこなすにはハサミの手入れができているか?使いこなす技量があるかどうか?によって違ってくる場合があるので、もし、すきバサミ(セニング)でパサパサになってしまったら、原因はハサミによるか、その美容師に技術力によるか?が考えられるかもしれません。

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どんな時にセニングを使うものなの?

美容師がカットをするときは、ハサミ、すきバサミ(セニング)、レザー、の3つの道具を使うことが多いです。

ハサミは美容師さん自身がなじみやすいインチ(大きさ)を選んだり、ショートシザー、ロングシザーと大きさを変えてカットしたりします。

ハサミは長さを短く切ることや真っ直ぐ切ったり、刃先を使って微調整をしたり、デザインを作っていきます。

セニンぐは髪の毛量を調節するときや質感を調節するときに使用します。

セニンぐを使うことのメリットとデメリットはどのようなことがあるのでしょう。

・メリット

セニングを入れたところが均一に量を減らすことができます

スピーディな仕事ができます

毛量を調節することで柔らかい質感を出しやすいです

セニングを使いこなすことである程度クオリティの高いデザインが作りやすくなります

・デメリット

セニングの使い方で毛先がペラペラに仕上ってしまいます

パサつきやすい

枝毛、切れ毛になりやすい

束感が作りにくいです

などです。ただし、美容師によって使いこなし方やハサミのお手入れの仕方によってデザインや髪の状態が違ってきます。

髪の量の調節にセニングを使った後、調節の仕方でカットの持ちが悪い場合があります。毛量調節をしたあと少しすると調節して短くなっている髪が伸びてくるとかえってボリュームが出てしまうこともあります。

そのためせっかく軽くしてもらったのに、いつのまにか膨らんできてしまったという経験のある人がいるのではないでしょうか?

また、セニングで軽くして毛先がパサついてしまったのは、ペラペラに梳きすぎてしまったか、ハサミの手入れができていなくて髪に負担がかかってキューティクルを傷めて剥がしてしまったことが考えられます。

ただ、セニングはデザインを作るうえではとても便利で、スタイルによっては仕上がりが早くでき、傷めることなく素敵にカットが仕上がるのです。

セニングを使ってパサつきが気になる人は、次回カットをしてもらう時にはハサミだけでカットをしてもらうと良いでしょう。そうすることで、毛先が収まり良くパサつきも落ち着いてくるはずです。

切れ毛や枝毛が出来たときの対処法

髪の毛がパサついてきて広がり始めたら、髪にダメージを受けている可能性が高いです。

そんな髪の状態は、水分が足りなくなってきて乾燥してしまったか、キューティクルが剥がれてしまった状態になっています。

キューティクルが剥がれている状態がひどくなってくると、その剥がれた状態が枝毛となって、終いには切れ毛になってしまいます。

枝毛や切れ毛になってしまう原因は、髪に栄養が行き届かなくなってしまったり、髪を洗う時に摩擦が起きてしまったり、日焼けや乾燥した部屋からの静電気などが原因となります。

枝毛や切れ毛が出来たときに一番の対処法は、傷んだ部分から5センチ以上カットすることで綺麗になります。その代り髪の長さは短くなりますが・・

しかし、枝毛や切れ毛にならないようにすることが大切なことです。まずは、髪に対して効果的なことを日々行うことが枝毛や切れ毛を作らない近道です。

髪の毛を健康にするために、生活習慣の見直し、正しい髪のお手入れの方法、髪に良い食事を意識することです。

正しいお手入れの方法は、シャンプーやトリートメントを正しく行うことです。

シャンプーは、アミノ酸シャンプーを使い、髪に優しく補修効果と保湿が高いシャンプーとして髪に必要な潤いを与えます。トリートメントは、美容室でしっかりとした栄養を吸収させたトリートメントでケアをして、自宅では専用のトリートメントを使って傷めないように保護します。

なかなか忙しいと思うように正しく生活習慣でいられないと思います。寝不足になっていると体が疲れるだけでなく髪にも影響してしまうので、睡眠時間が不足すると髪が細くなってしまいます。髪の毛が生成される時間というのが髪の分泌が活発になる時間帯が、夜10時から夜中の2時の間に髪が活性され健康な髪にしていきます。この時間に起きていることが多いと髪が細くなりやすくなってしまうので、注意が必要です。

そして食事もコンビニ弁当や外食が多くなってしまうと、栄養が偏り髪の毛にまで栄養が行き届かなくなってしまって髪の毛の中にしっかり栄養がなくなりスカスカの状態になってしまうのです。

肉類、海藻類、大豆類などバランスよく食事をとることで、体の中から血液に栄養が行き健康な髪を作ることができるのです。

切れ毛や枝毛が出来てしまったらその部分の髪の毛はダメージが広がるだけになってしまうので、カットをして傷んだ部分を切り取ってしまったほうが良いのです。そして切れ毛や枝毛ができないように髪と体と心にケアをすることで綺麗な髪でいられます。

切れ毛はどうしてなってしまうのでしょう?

髪の毛は健康な状態であればできうことはないのですが、ホルモンバランスが乱れてしまったりダイエットや食事の内容が偏っていたり十分に栄養が髪に行き届かな状態が続いてしまうと髪の毛の内部がスカスカな状態となってしまいプツッと切れてしまうのです。

髪の毛自体にその栄養状態が悪いと髪の毛が弱まっているので少し刺激を受けるだけでプツりと切れてしまい切れ毛となってしまいます。

また、パーマやヘアカラー、高熱をあてるヘアアイロン、コテなどの当てすぎ、紫外線、間違ったシャンプーやトリートメントなどがダメージの原因を作ってしまいます。

パーマやヘアカラーは髪の毛を変形させてしまうので毎日しっかりトリートメントなどでケアをして、変形した髪を補修することが大切です。傷んでしまった髪にはしっかりとアフターケアをすることでダメージを大きくすることなくヘアスタイルを維持できます。

髪の長い人はヘアアイロンやコテを使うことがあるでしょう。この時に高温のアイロン、コテを使うことで髪に大きな負担をかけてしまいます。熱を与えるときには、洗い流さないトリートメントオイルを髪に付けてからセットをすることで熱から守ることができます。

紫外線の影響で髪の毛が日焼けをしてしまうことがあります。日焼けをした髪はキューティクルが剥がれやすくなってしまうので、紫外線から守るように帽子や日傘を使用することで髪にパサついてダメージを与えないようにすることが大切です。

乾燥した髪にセニングを入れて毛量を調節してもかえってパサつきが目立ってしまう可能性があるのです。このような乾燥した髪にならないようにまずは、健康な髪にしてセニングを入れてもまとまりやすい状態にすることで、カットをした仕上がりのスタイルは持ちも良くなじみやすくなってセットもしやすくなります。

せっかくカットをしても髪の状態が悪いと仕上がりがうまくいかなくなってしまうので、日ごろからのヘアケアをしながら綺麗な髪をキープできるといいですね。

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