年齢と共に男性だけでなく女性も髪の毛が細くなりボリュームが無くなってしまって薄毛に悩む方が多くなってきます。
若いころあんなに髪の量が多かったのに、なぜこんなに髪の毛が少なく薄毛になってしまうのかしら?と思いませんか?
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実はこの薄毛のお悩みは、日本人女性では10人に1人くらいの割合で悩んでいる方が多いのです。
特に年齢を重ねていくと生え際、つむじ辺りにボリュームがなくなって地肌が透けて見えてきたりと髪の毛の悩みは大きくなってしまうようです。
私自身美容師として仕事をしてきて、長年お客様に携わっていた経験でサロンにお客様が30代後半の頃初来店され、20年来店続けていただいて次第に髪の毛が細くハリが無くなっていくという症状を実体験で見受けました。
途中髪に元気がなくなったと感じた頃、シャンプーを変えていただいたり、カラーの頻度を抑えたスタイルを提案したり、ヘッドスパをおススメしたりと年齢ごとに提案を変えていき、結果悩む薄毛ほどにならず、年齢相応のヘアスタイルを楽しんでいただけています。
女性が薄毛になってしまう原因などを知り、また、悩みが改善できる髪型で気持ちを明るく持っていただければと思います。
女性が薄毛になってしまう原因とは?
女性はいくらメイクをバッチリ仕上げ、素敵な洋服を着ていても髪の毛に元気がないと見た目の印象はなんとなく華やかさに欠けてしまいます。
髪の毛が綺麗にまとまっていると相手への印象も好印象を与えることができます。が、いつのまにか髪の毛が細くなってきてボリュームが出にくくなってしまって、ヘアスタイルがまとまりにくくなってきた・・・となると髪の毛へのコンプレックスによって気持ちが下がりヘアスタイルを綺麗に仕上げる気分がなくなってしまうと思います。
では、なぜ女性の髪の毛が薄毛になってしまうのでしょう?
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薄毛が考えられる原因とは・・・・?
① ホルモンバランスの乱れ
女性は出産をするとホルモンバランスが乱れ、体調不良となり生活のリズムが崩れて精神的ストレスを抱えてしまうという原因。産後はホルモンのエストロゲンが正常値に戻るので髪の毛は戻りやすいです。
新生活をスタートしたり職場環境が変化したりすることで生理不順になったり精神的ストレスの影響が原因。
閉経後の更年期障害による原因。エストロゲンが減少し抜け毛、薄毛の原因になるのですが、できればある程度の年齢になったら育毛剤などを使用して頭皮マッサージで抜け毛を抑えると良いでしょう。
② 生活習慣
抜け毛や薄毛に対して敏感になってくるのが、30代に入ってからではないでしょうか。この場合生活習慣の乱れによるものと考えられます。
慢性的な運動不足、ストレス、過度なダイエット、睡眠不足、水を飲む量の多すぎ・少なすぎ、食事の偏りなどです。
③ 血行不良
生活習慣が乱れると血行不良となりやすいです。
運動不足は体内の血液を送り出す筋肉の働きが弱くなってしまい、頭皮の方まで血液が上手く流れなくなってしまいます。
ストレスや睡眠不足も自律神経が不安定になり血流も悪くなってしまいます。
適度なお水を飲むことで血行が悪くなった血液ドロドロになってしまった血液を送りやすくなるようにします。
生活習慣の乱れによる頭皮の血行不良を改善するために抜け毛・薄毛予防に頭皮マッサージをおすすめします。
④ 加齢
老化の始まりで一番目立つのが白髪が増え始まるころだと思います。その原因は機能低下、細胞の減少により体内の様々な臓器が弱ってしまうという自覚も起きてきます。
この老化現象によって髪の毛の成長が鈍くなり血管の老化によって髪の毛への栄養も上手く毛根に届かなくなって抜け毛が増えてしまうという理由が考えられます。
年を取るとヘアサイクルが変化し、成長期が短くなってしまいます。若いころの成長期は太くて長い髪を育てている期間が長いのです。成長期が短いとその分髪の毛が抜ける休止期が長くなってしまうということで、髪の毛の成長が不足し細くて短い毛にしか成長できなくなってしまうのです。
と、主に4つの原因が考えられます。
私自身若い頃の20代髪の多さ、太さに悩んでいたのが50代に入りやっと今になって丁度良い?髪の量と髪の太さがまとめやすい感じになったくらい変化しています。
最近は高安動脈炎という難病による投薬治療の入院期間が長かったことで、髪質に変化が起こり更に髪が細くなって白髪も増えてしまいました。
日常生活でのの変化や体質の変化などによって、髪の毛が反応します。
髪の毛は、簡単に言うと体内の血液から栄養を受け取っています。ハリやコシのある髪の毛というのは血液がしっかり毛根まで行き届いているからだということです。
髪の毛は意外と体調や心に敏感なのです。
薄くなってしまった髪の毛に合ったヘアスタイルは?
髪の毛が薄くなってきて気になるという部分は、何か所かあると思います。そのために人目を気にしてしまうことも・・・
特に顔の周りの生え際、つむじのある頭頂部が主に気になる部分ではないでしょうか?
その悩みの部分によってヘアスタイルが決まらなくて残念に思ってしまうこともあるでしょう。
特に生え際の薄毛に悩む場合、前髪のデザインにこだわってみると良いでしょう。
・前髪を奥から多め取って厚めに前髪を作る
・前髪をあえて上げてみる
・シースルーバングにしてみる
のような、カットでバランスを取ってみる方法があります。
前髪の分け目がいつも同じであれば、分け目を変えてみることもおすすめします。分け目を変えることによって生え癖を逆に立ち上げることでボリュームが出やすくなります。
つむじの部分が気になる場合は、トップにボリュームが出るようにすることが大切です。
トップにボリュームが出るだけで印象が若々しくなります。髪の毛が長いと毛先に重さで引っ張られてつむじの辺りにボリュームを出すのは難しくなってきます。
生え際、つむじが薄毛になりやすい原因の一つに、髪の毛を束ねることです。頭皮を必要以上に引っ張られることで毛根が弱ってしまいます。健康的な髪の毛が成長する前に栄養が行き届かなくなって髪の毛が細くなり抜けやすくなってしまうのです。
全体にボリュームを出すためには、髪の毛の長さは、ショートヘアからミディアムヘアがベストでしょう。
ショートヘアなら前髪を厚めにトップに動きが出やすくなり、ハツラツした印象を与えるので若くも見えます。それでもスタイリングするときにボリュームが足りない時は、ゆるくくせ付け程度のパーマをお勧めします。ドライヤーで乾かす時に自然に動きが出てボリュームが出やすくなるので、長持ちしてセットも簡単に仕上げることができます。
また、どうしても髪の毛が痛むから・・・というのでパーマが苦手な方は、ホットカーラー、マジックカーラーをトップに2~3本ほど巻いてセットしても良いでしょう。
もっと簡単にボリュームアップのセットして仕上げたいという方には、ウイッグ(かつら)という方法もあります。
今ではテレビのコマーシャルで女優さんがウイッグを付けてスタイリングした仕上げしている場面を良く見かけます。確かにとても素敵で年齢よりも若くなっています。
最近のウイッグは、とても軽く、必要な部分に合ったポイントピース(部分かつら)も販売されていますのでウイッグで簡単にセットすることも薄毛をカバーできる簡単な方法ですね。
ミディアムスタイルは、レイヤー(段カット)を入れることで、前髪の薄いのをカバーするための前髪の立ち上がりヘアで大人っぽくセットしてトップもレイヤーが入っているのでボリュームも出しやすくなります。
セットするときに全体にカーラーを巻いて軽くカールを出しても良いでしょう。カーラーを巻く前にセット用のヘアスプレーをかけてから巻くと持ちが良くなります。
薄毛になってしまったからと諦めるよりも似合った髪型はあります!!
今のヘアスタイルに拘っているよりも新しいヘアスタイルにチャレンジしてみると違った自分に出会えて髪の毛の悩みが消えるかもしれません。
似合う髪型は、信頼できる美容師さんと相談しながら決めていくのが一番です。
髪型を整えると同時に頭皮と髪の毛のケアをすることも大切です。
自分に合ったヘアスタイルを見つけたら、平行してヘアケアを充分に行っていくと良いでしょう。
薄毛はすぐに改善できることではありませんが、薄毛になりにくくなるようコツコツとケアをして健康的な抜けにくい髪の毛にしていきましょう。
抜け毛・薄毛になりにくくするための対策方法
では、ケアの方法、対策はどのようにしたらよいのでしょう?
毛穴に毛根から生えてくる髪の毛は、一つの毛穴からは髪の毛の量が多い人は3本から4本生えています。反面髪の毛が細く少ない人は毛穴から1本から2本、もしくは、3,4本生えていたのに毛穴の環境が悪くなてしまったため、健康な髪の毛が生えてこなくなった可能性ります。
【毛穴(頭皮)の環境が悪くなる原因は・・・】
・紫外線による日焼けで頭皮が乾燥してしまうと頭皮にある大切なコラーゲンが減ってしまい頭皮の柔軟性を失い硬くなってしまう。
・皮脂の過剰によるかゆみ
・フケが出る―乾性フケ、脂性フケ
・加齢とともに頭皮が硬くなり血管が硬くなるので血行不良を起こしてしまう
などが、大きな原因です。そこで大切なのは、頭皮と髪の毛のケア、そして日常の生活習慣です。
特に日々髪の毛を洗う時のシャンプーは、洗い方とシャンプー剤選びが大切です。
頭皮が乾燥したり硬くなってしまうと髪の毛が抜けやすいという原因が分かっています。この乾燥してしまった頭皮に、洗浄力の強いシャンプーで髪の毛を洗ってしまうと、必要以上の頭皮の皮脂を取ってしまいます。
手軽に安くまた、テレビのコマーシャルなどで宣伝している有名メーカーのシャンプーは、ほとんど成分が高級アルコール系と言われている石油系界面活性剤で洗浄力、脱脂力が強いものが多いです。
このような洗浄力が強いシャンプーで毎日洗ってしまうと、髪の毛に潤いが必要なのに洗浄力によって頭皮が乾燥してフケやかゆみの原因になってしまいます。酷くなると炎症を起こしてしまう可能性もあります。
シャンプー剤は、洗浄力の優しい刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーを使用しましょう。
そしてシャンプーの仕方も重要です。
そのシャンプーの正しい仕方は・・・
・髪をブラッシングをします。ブラッシングによって髪の毛の絡まりを取り一日の汚れやほこりを取ります。
・シャンプーをする前に予洗いをします。予洗いは、ぬるま湯の38℃くらいでじっくり時間をかけて予洗いをします。いきなり熱いお湯をかけてしまうと頭皮に刺激が強くなって痛めてしまいます。予洗いをすることで髪の毛の汚れはほぼ70%~80%取れます。
・シャンプーを手のひらで軽く泡立てて頭皮に泡をまんべんなく立てます。予洗いをしているので泡立ちがスムーズになります。
・泡立てたら指の腹を使って頭皮をマッサージをするようにシャンプーをします。シャンプーは主に頭皮を洗うように意識します。
爪を立てないよう気を付けます。
・シャンプーを洗い流します。洗い流しが弱くシャンプー剤が頭皮に残っているとフケ、かゆみの原因になってしまうので気を付けましょう。
・毛先がパサついていたらトリートメントを地肌につかないように塗布して流します。パサついていなくてもできれば髪の毛に潤いを与えるためにトリートメントをお勧めします。
・髪の毛を洗ったあと、タオルでよく水気を取ります。その後ドライヤーで必ず乾かします。髪の毛が短くてもドライヤーで乾かしましょう。
ドライヤーで必ず乾かす理由は、濡れたまま、もしくは半渇きの髪の毛はキューティクルが開いたままの状態です。そのままにすると枝毛、切れ毛の原因になり髪の毛自体が弱りやすくなってしまいます。また、ドライヤーで乾かすことでキューティクルを閉じ仕上げに冷風当てることでキューティクルが閉まりツヤを出してくれます。
そして、髪の毛の正しい洗い方をしておくことも大切ですが、頭皮のケアも同時にしておきましょう。
頭皮のケアは、自宅、美容室などでできます。
特に抜け毛、薄毛が気になる場合は頭皮のケアが一番大切です。
頭皮ケアの方法はヘッドスパ、頭皮マッサージが効果的です。育毛剤や頭皮専用美容液で頭皮に栄養を与えていきます。
自宅で頭皮マッサージをする場合
乾いた頭皮の状態で、育毛剤または頭皮用美容液をメーカーの指示に従って全体に塗布していきます。
指の腹をバレーボールのトスをするときのような形で頭に沿らせて、こめかみからゆっくりと適度な強さでくるくる回しながら頭頂部へとマッサージしながら移動します。
必ず下から上へ向かって頭皮を引き上げるように行います。
これを10分くらいシャンプー前に行うと効果的です。
美容室やヘッドスパサロンでは、癒し効果ストレス解消となり、血行を良くするために頭部のツボを心地よい刺激を与えることで自宅で行うより、より効果的になります。
パサついた髪の毛も潤いが出てしっとりとツヤのある髪の毛に仕上がります。トリートメントではべとついて嫌だという人にはヘッドスパがおすすめです。
頭皮のケアは、頭皮の状態が良くなり毛穴の環境が整うことで髪の毛が元気になります。
次に、生活習慣による偏った食事やダイエット、睡眠不足を見直しましょう。
ヘアケアをしても食生活が乱れていると栄養不足になって、髪の毛への栄養が行き届かなくなって抜け毛、薄毛など髪の毛へのダメージを受けてしまうのです。
そのためには、バランスに良い食事をすることです。髪の毛の成分はたんぱく質、ミネラル、ビタミン、などが大切です。
食材では、例えば大豆、豆腐、魚、肉、緑黄色野菜、柑橘系果物など普段摂取できそうですがなかなか簡単に取れない場合は、サプリメントを摂取するのも一つの方法です。ただし、サプリメントに偏ってしまっても良くありませんのでバランスよく摂取しましょう。
抜け毛や薄毛で悩んでいる方は、多くいらっしゃいますが、日ごろからの生活習慣やケアを見直してみて頭皮に良くないと思ったら止めることが大切です。
パーマやヘアカラーを頻繁にしてしまうのも、少し休憩する時間を取ってみるとか、シャンプー剤が昔からずっと変わらず使っていたら、アミノ酸系の頭皮と髪の毛に優しいシャンプーに変えてみるとか。
このように日々気を付けながら、髪を弱めないよう意識しておくことがとても重要だと思います。
早めに取り組むことで抜け毛や薄毛防止に効果は高くなります。ぜひ、身体と頭皮を整えて素敵なウルツヤなハリのある髪にしていきましょう!
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