綺麗な髪の毛に憧れるという女性は多いと思います。子供の頃のような「天使の輪」ができるくらいツヤがあってサラサラなヘアーになりたいものですよね。
でも、年齢を重ねていくうちに髪の毛がパサついたり毛先の収まりが悪くなったりほそくなってしまったりと少しずつ変化してきてしまいます。
その変化というのが、髪のダメージ、傷んだ髪になりやすくなってしまうことが悩みとなってきます。
特に最近の髪を痛めることが多くなってきた理由をあげるとすれば、髪をおしゃれ、ファッションの一つとして「ヘアカラー」をする人が多くなってきたあげるとすればことかと思います。
もちろんヘアカラー以外でも痛めてしまう原因は他にも考えられることはたくさんありますが。
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髪の毛をツヤサラな健康的な髪の毛を作るには、髪の毛のケアだけでなく頭皮のケアも大切だということも知っておくことが必要です。
特に乾燥してしまう髪の毛に必要なケアが重要になってきます。
いつものこだわって使っている、お気に入りのシャンプーやトリートメントなどが髪の毛の状態に合っていますか?また髪の毛が細くなってしまわないように頭皮のケアをしていますか?
日常に使っているシャンプーを見直して正しく使うことで、髪を生き生きと弱った髪を修復するためのケアをして憧れのツヤサラな髪へと変化があるかもしれません!
ぜひ、今使っているシャンプーと髪の洗い方の見直しをしてみましょう。
髪に潤いを与えてくれるシャンプーって?
この状態になったら髪の毛の表面にあるキューティクルが剥がれて髪の内部にある栄養が流れ出てしまっている状態です。
そのままにしていると髪の毛はどんどん乾燥が進み枝毛は多くなり、切れ毛も増えてしまい、まとまりにくい髪になってしまいます。
髪の毛にはたんぱく質やミネラル、脂分、亜鉛、ビタミンなど大切な栄養素で形成されています。
その栄養素が外に出ないようキューティクルは魚のうろこのような状態で保護されているのです。
このうろこのような状態のキューティクルが剥がれないように扱うことが大切です。
もしかしたらそのキューティクルが毎日のシャンプーで剥がされている可能性もあるのです。その理由はシャンプーの種類によって剥がされてしまっているのかもしれません。
その理由はシャンプーの成分によります。
シャンプーの種類は大きく分けて石鹸系シャンプー、高級アルコール系シャンプー、アミノ酸系シャンプーがあります。
それぞれ特徴が違います。今使っているシャンプーはどのような種類のものでしょう?
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・石鹸系シャンプー(アルカリ性)
日本では昔から使用されているシャンプーです。
天然由来の成分で作られていることが多いです。比較的安全性が高いと言われているので敏感肌の方やアレルギー体質の方におすすめと言われています。
コスパ(価格が比較的安い)が良く洗浄力もありますが、石鹸はアルカリ性なので、頭皮が弱酸性のため洗い上りがキシキシしたり髪がごわついたりしますので、その仕上がりと使い心地に好みがあります。
・高級アルコール系シャンプー(弱酸性とアルカリ性)
この種のシャンプーはドラッグストアーやコンビニなど市販されているシャンプーが多く取り扱いされています。
石油由来の界面活性剤を使用されており強い洗浄力があります。
脂性肌・脂性毛の方、ヘアスプレーやジェルなど整髪料を多く使う人にはおすすめしますが、普通の肌、乾燥肌、整髪料をそこまで使わない方にはあまりお勧めできません。
その理由は、洗浄力が強いため頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうからです。頭皮には適度な皮脂があって、その皮脂がバリアとなって紫外線などから守ってくれるのです。そのため洗浄力が強いと必要以上に皮脂を取ってしまうと頭皮を乾燥させてしまい、髪の毛のキューティクルも剥がれやすくなってしまうので使う時は特に注意が必要なのです。
料金は比較的低価格なのでお財布には優しいです。
・アミノ酸系シャンプー(弱酸性)
主に美容室で販売されているシャンプーに多く含まれています。
洗浄成分である界面活性剤の成分にアミノ酸を使用されています。アミノ酸は髪の毛(人体にも必要とされています)には主成分となるたんぱく質が含まれており、アミノ酸は髪の毛や頭皮に良くなじむので髪の毛や頭皮に優しいと言えるのです。
アミノ酸系シャンプーの成分は原価が高いため、お値段も高めではありますが髪の毛を乾燥から守り健康な髪にするのであればおすすめのシャンプーです。
このように3つのシャンプーの種類がありそれぞれの働きも違います。髪の毛の状態が気になるようでしたら髪の毛に良いシャンプーを選んでみましょう。
そして近年”シリコン”と”ノンシリコン”という言葉を聞くようになりましたよね。これは合成化合物(ケイ素をもとに作られる合成樹脂)が入っているかどうかです。
シリコンが入っているというのは、髪の表面をコーティングして髪の毛同士の摩擦を防いでくれる役目をします。ただこのコーティングされていることでダメージが回復されたと、勘違いをされてしまうようですがコーティングされただけなのでダメージは回復されませんので注意が必要です。コーティングされることで育毛剤や美容液が浸透しづらいということがあるようです。
ノンシリコンは、シリコンが配合されていないということです。髪の毛にコーティングされることなく洗い上りがナチュラルになる状態です。コーティングされないので育毛剤や美容液が浸透しやすいということになります。ただ、コーティングされていないので髪はキシキシしてしまうことはあります。敏感肌やアレルギーのある方はトラブルになりにくいノンシリコンが良いかもしれません。
シャンプーによって髪の毛に潤いを出すのであれば、洗浄力が強くないもので優しく洗うことのできるシャンプーが良いでしょう。
シャンプーの選び方で仕上がりは違う?
シャンプーの種類が大きく分けて3種類あるということですが、その中でもシリコン、ノンシリコンと、またオーガニックやナチュラルといったシャンプーも良く目にします。
シリコン、ノンシリコンの違いは分かったと思います。
ノンシリコンのシャンプーは、きしみやすいことがデメリットですが、洗い流した後に洗い流さないトリートメントやオイルをつけて乾かせば気になるきしみは解消されるでしょう。
それでもパサついたりまとまりが悪いようでしたらシャンプーをノンシリコンから変えてみることをおすすめします。
ヘアカラーや外的要因で髪の毛のダメージが変化してくることで、いつも使っているシャンプーが合わなくなっている可能性があるので、一度シャンプーを変えてみることで、ダメージを抑えることができるかもしれません。
またノンシリコンで気を付けておくことが、ヘアカラーをしたときです。
ノンシリコンシャンプーは髪の毛に膜をはらないのでカラーの色は入りやすいのですが、その反面髪の毛に膜がないのでカラーの色が抜けやすいというデメリットがあります。
ノンシリコンシャンプーでヘアカラーを頻繁にしてしまうという方はダメージ毛にどんどんなってしまう可能性があるので、髪の状態を考えて使用したほうが良いでしょう。
そのため、ノンシリコンシャンプーが髪に良いとは言い切れないのであくまでも、髪や頭皮のコンディションで選びましょう。
美容師であれば美容室専用シャンプーをおすすめ!!と言いますが、それは担当美容師さんが、その方の髪の症状に合ったものを選んでシャンプーをおすすめしてくれるので安心して使用できるので、自分で選べない時は美容室で購入も良いと思います。
私自身、美容室で働いているとサロン用のシャンプーを使うことが多いため市販のシャンプーを購入することは少ないですが、時々ドラッグストアやスーパーなどの商品を使用する時がありますが、香りが良く癒されるのでたまには使いたいなと、思う時がありますが、仕上がり感はちょっと自分には満足いかないので、結局サロン専用シャンプーになってしまいます。
サロン専用シャンプーは、市販されているシャンプーより少し高価となっています。
その理由は、基本的にサロン専用シャンプーは、髪により良い成分が配合されているためどうしてもコストがかかってしまっているからです。
サロン専用シャンプーは、実際にプロの知識ある美容師がお客様の頭皮や髪を見て触って状態を知ってから判断して、お客様に合ったものをおすすめします。そのため、美容室でも種類が何種類か置いてあります。その種類の中からお客様にとって良いシャンプーを選びます。
市販のシャンプーでも安いものからそれなりに高価なものまで値段も幅広くあります。
市販のシャンプーでもしっとり滑らかな仕上がりにしてくれる商品もあります。髪質に合わせたシャンプーとして品ぞろえも豊富にあります。
その中で髪の毛の状態、頭皮の状態によってシャンプーを選ぶことをおすすめします。
またオーガニックシャンプー、ボタニカルシャンプーはどうなのでしょう?最近髪だけではなく、インテリアやファッションにも聞くようになりました。
ボタニカルシャンプーとは・・・
ボタニカル=植物の、という意味を表します。ですので植物由来のシャンプーということです。
その植物由来というのは、例えばヤシの実、ホホバの種といった成分を考えられます。
ヤシの実の洗浄成分で低刺激で肌に負担のない洗浄剤です。ホホバの種から摂れる天然オイルが配合されていることで保湿作用、雑菌作用、抗酸化作用などの効果をもたらせてくれる成分となります。
他にも聞いたことがあるかもしれませんが、キトサンという人工的にキューティクルを作り出す天然成分です。これは甲殻類などから摂れるもので、ダメージヘアや手触りの良さツヤなどを出してくれる効果があります。
といっても”これがボタニカルシャンプーです”というはっきりした定義はないようです。
オーガニックシャンプーとは・・・
オーガニックシャンプーも植物由来のシャンプーと言われています。ボタニカルシャンプーとの違いは、日本では「オーガニックには推奨制度とそれに伴う基準」という決まりがあります。
この基準は化学薬品や化学肥料を使わず、有機栽培をされた植物がオーガニックと認定され、その植物から作られて配合されたのがオーガニックシャンプーと言います。
目安として分かりやすいのが、「日本オーガニックコスメ協会JOCA」という協会のマークがありオーガニックコスメには、この協会のマークが付けられているようです。
シャンプーにそのマークがついていると、協会推奨のオーガニックシャンプーと言えるでしょう。
シャンプーを選ぶ中で自然、ナチュラルが良いという方でボタニカルシャンプー、オーガニックシャンプーによるメリット、デメリットがありますので、自分に合っているかどうかで判断すると良いかもしれません。
メリット・・・頭皮や髪に対して刺激が少ない。地球環境に配慮されている。デリケートな肌にも優しい。頭皮を乾燥させにくい。
デメリット・・・洗浄力が優しいので汚れが落ちにくい。ノンシリコンタイプなのできしみやすい。保存方法に気を付ける。価格が高い。
というオーガニック、ボタニカルシャンプーによるメリット、デメリットです。
洗う時に洗浄力の弱さがメリットでもありデメリットでもあります。頭皮を特に環境を整えることがシャンプーでは大切ですので、汚れが落ちないことは頭皮にとって良くありません。洗い残しの原因でフケや汚れが頭皮の炎症など、また髪の毛にも悪影響を与えてしまうのでしっかりと洗うことがとても大切です。
頭皮や髪の毛に優しいシャンプーは洗浄力は強くないので、洗う時の洗い方、洗った後の流しをよく流すことで健康的できれいな髪を作ることができます。
特に乾燥した季節や乾燥してしまった頭皮や髪の毛へのおすすめのシャンプーは、頭皮や髪に保湿を与え髪の毛にしっかりとダメージ補修できるようシャンプー後にトリートメントをしっかりしましょう。
綺麗な髪を作るのは頭皮を良い環境にすることです。そのために頭皮の状態や髪の毛の状態に合ったシャンプーを選ぶようにしていくとよいでしょう。
頭皮のケアで髪の毛の乾燥を防ぎましょう
髪の毛の乾燥を防ぐには、頭皮をケアする方法があります。
頭皮が乾燥した状態だと、髪の毛も乾燥していることが大きく原因とされています。
頭皮を乾燥させないためには、まずはシャンプー剤による洗浄力を弱めることです。
髪の毛を洗う時はシャンプーを頭皮につけて泡立てて洗います。その時に頭皮に必要な皮脂や水分を洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうと、必要以上に頭皮の皮脂や水分を取ってしまうのです。
シャンプーをする度に大切な頭皮の皮脂や水分を取られてしまっては、栄養が髪の毛に行き届かなくなってしまうので、髪の毛は乾燥まっしぐらになってしまいます。
頭皮に潤いを与え、栄養を充分に含ませた状態に保つために頭皮ケアをすることが大切だということが分かるといます。
{頭皮ケアの方法}
〇ブラッシング
頭皮に程よい刺激を与えます。使用するブラシは、頭皮を傷つけないことと静電気を起こさないブラシを使用します。
豚毛や猪毛や頭皮マッサージもできるブラシなどがおすすめです。
ブラッシングをすることで、適度な刺激を与え、ブラシ自体に血流を促してくれる働きがあり、手軽にできるのが良いと思います。
〇頭皮マッサージ
髪だけでなくお肌にもアンチエイジングとして効果的です。
両手で、こめかみから側頭部、後頭部へと指先を使って引き上げるようにマッサージをしていくと筋肉のコリが取れて血行が良くなります。
コリをほぐすことで、お顔のくすみやむくみ、まぶたのたるみの解消になって髪の毛意外にも大きな効果が期待できます。
〇美容室でのヘッドスパ
美容室ではプロが、頭皮の状態を診断して頭皮タイプ別にトラブルを起こさないようにケアをすることができます。
頭皮の状態は、乾燥した人やオイリーな人など様々な症状があります。
その症状に合わせてケアをしてくれるので、頭皮から美しい髪を育てるためならおすすめのケアです。
また、ヘッドスパは癒し効果も高いのでストレス解消になって心のケアにも最適だと思います。
このように、美しく艶のある髪を作るためにも土台作りとして頭皮のケアが欠かせないのです。
乾燥してしまう髪には、潤いが必要です。潤いを与えてあげるためにはシャンプー剤の選び方、頭皮のケアを意識する、ということが大切です。
ぜひ、髪の毛にだけ意識していた人は、今から頭皮のケアにも意識してツヤのある髪をつくっていけるといいですね。
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