和装に合せた髪型に前髪はどうしたら良い?

結婚式、成人式など初めて振袖を着る時、また着物を着る機会は少ないけど和服姿に憧れてお出かけしたい、という時に髪型やメイクは普段と違うのは分かるけどどこを変えれば良いのか知りたい・・・と思う時ありませんか?

ママになるとセレモニーが増えて入園式、入学式などでスーツ姿よりも着物で参列したいと思う方も多いようです。セレモニーに合った清楚な雰囲気の和装姿のママも素敵ですよね。

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男性も袴を着ている姿は凛々しく感じます。5歳の七五三で男の子が袴姿になるとハニカミながらも背中がピンと張ったように満足げにしている光景も男らしく見えます。

和装は日本の伝統着とされているのに、着る機会はとても少なく残念に感じます。せっかく日本人に生まれたのならば着物を着る機会を作ってお出かけしてちょっぴり和服姿を楽しんでみてはどうでしょうか?

結婚式に和装で式を挙げるときはどんな髪型がいいの?

女性の一生に一度の大舞台!結婚式を挙げるという大イベントがあります。色々準備をすることがありワクワクもするけど細かいことも多くて大変ですよね。

そこでご自分の式で着る衣装を探すことになると、もっと時間をかけて一番自分に似合って華やかに見えるものを着たいですよね。

神前で挙式を挙げる時、ホテルで挙式で挙げる時に白無垢や色打掛、振袖など和装で挙げることになった場合髪を結うことになります。髪を結うとなると自分にどんな髪型が似合うのか分からないですよね。

白無垢は、花嫁衣裳では最も各上の着物とされています。打掛、掛下(着物)、帯、足袋、小物すべてが白一色で揃えます。

昔は基本、髪型は文金高島田という日本髪に綿帽子か角隠しを被るというスタイルが多かったのですが、最近では日本髪のかつらを使わず洋風の髪型を合わせるようにもなってきました。

色打掛は、着物の色や柄がとても華やかで柄には刺繍で施されているのでとても重量がありどっしり重いです。が見た目はとても華美で豪華です。

お引きずり振袖(引き振袖)は、お端折りを出さず裾を引きずるように着る振袖です。成人式で着た振袖に使えることもあります。昔はこのお引きずり振袖で挙式を挙げるのが一般的だったようです。

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このように普段見ない着物に、どのような髪型にしてよいのか分からないですよね。着物だからと日本髪にしなければいけないというルールは最近は無くなっているので、洋装に近いアップスタイルも多くなってきているようです。

和装に合う髪型として、顔の周りはすっきりとさせた方が良いでしょう。着物は襟を抜きますが、首回りは詰まった状態になっているので髪の毛はすっきりまとめたほうが顔が引き立ちます。

顔の周りをすっきりさせるために、前髪もできたら上げたほうが良いのですが、顔が丸顔でおでこを出すのが嫌な場合は下しておでこの面積を少しにして小顔に見えるようにすると良いでしょう。

着物のボリューム感はとても大きいので髪型もボリュームアップを意識してあげましょう。着物のボリュームと髪型のボリュームとのバランスを良く仕上げましょう。

日本髪をしてみたいという方には、かつらであれば式の日までに髪の長さを変えないようにしてかつら合せをします。今はとても軽いかつらになっているので、違和感はそんなにないようです。

飾りは日本髪に合ったかんざしを付けることが多いようです。

地毛で結う場合はそれなりに長さをキープしつつ当日まで髪を整えておきます。

洋装にも合う髪型は、洋装よりも大きめに仕上げたほうが良いです。ボリュームが足りない場合は、生花や大きな髪飾りでボリュームを出すと良いでしょう。

洋装に近い髪型からお色直しでドレスに変える時は短時間で変更できるので、花嫁さんに負担は軽くなるでしょう。

和装では、色打掛、お引きずり振袖を選んだら髪型はボリュームを出してセットをし、髪飾りも大きめの生花や造花などでアレンジをしてボリュームをしっかり出しましょう。

顔の形に合せた和装用髪型

普段の時も髪型は、自分の顔の形にコンプレックスがあるとそこを隠したヘアスタイルにしている方が多いかと思います。

着物をいざ着る!となると髪をアップにするからコンプレックスな部分が気になる・・・と心配してしまうと思います。が、そんなに心配はいりません!

顔の形によって和装に合った髪型は、前髪や横の髪のまとめかたでコンプレックスの部分が気にならなくなります。

卵型がどんな髪型でも似合う顔型なので、卵型、小顔効果になる和装に合った髪型とは?それぞれ顔の型によってどのようにアップスタイルがおすすめか?をお伝えしてみましょう。

:丸顔の人向けの髪型例

ぽっちゃり可愛らしい印象の丸顔さんには、トップにボリュームを出して縦長のシルエットになるようにします。

前髪は斜めに下して顔の内側でひし形に作って縦のラインを強調させて小顔効果に出せます。

髪飾りを上の方に付けると目線が上に行くので縦のラインに見せます。

:面長の人向けの髪型例

サイドへボリュームを出して丸いシルエットにします。前髪はおでこを隠すように下します。メイクのチークで丸みを入れてふくらみを入れましょう。シニヨンにまとめるときは、横の幅を意識して幅を出してまとめるようにしましょう。

:ベース型の人向けの髪型例

エラの部分を隠すようにサイドに毛束を少し残して小顔効果にもなります。バックにボリュームを出すようにセットします。横広がりにしないようエラの辺りから上へふくらみを出して丸みのあるスタイルが良いでしょう。前髪は下します。

メイクではシェーディングで影を作ってカバーします。

:逆三角形の人向けの髪型例

トップにボリュームを出してあごの周りにもボリュームを出します。前髪は重くなりすぎないように下ろします。

ボブ風のスタイルもおすすめです。

顔の形を卵型のシルエットに近くなるようにすることで、コンプレックスは気にならなくなります。

また、和装姿には、昔から日本髪をしてきているので新日本髪もおすすめです。新日本髪はカジュアルではないので七五三や成人式などの時にセットするのがおすすめです。

着物を着るからと必ず和風にしなければいけないというのはないので、洋装に近い髪型でも大丈夫です。ただ髪にボリューム感を出して着物とのバランスを見ることは大切です。

正装の時の着物と普段の着物の違いは?

正装の着物は結婚式や叙勲などの儀式やお茶会など核の高い席やおめでたい儀式の時に着用します。その時にはそれぞれの着物の種類があります。

:黒留め袖

既婚女性の第一正装として着ます。

第一礼装と言われており、西洋のイブニングドレスと同じになります。黒い地色で染められており五つ紋(背中、両後ろ袖前、胸元)を付けています。今では結婚式や披露宴などの親族の既婚女性の着物として用いられています。

:色留袖

地色が黒以外で染まられた留袖です。本来は既婚女性の正装とされていたのですが、最近では未婚の女性にも着用されています。5つの家紋月の場合は黒留袖と同格の第一礼装となります。

紋は黒留め袖の五つ紋ですが、色留袖は三つ紋、一つ紋の場合もあります。

:振袖

未婚女性の第一礼装として着用されます。昔は五つ紋を付けていたそうですが、現在はついていないものが多いです。

柄は可憐な絵羽模様で着物が一枚のキャンパスのように模様が縫い目で切れずに仕上がっています。着物の中で一番華やかな着物で未婚の女性らしい可愛らしい柄や華やかな柄です。

袖の長さも、大振袖、中振袖、小振袖があります。花嫁の衣装として用いられる振袖は大振袖です。

成人式では今では中振袖を着用される方が多いです。

:訪問着

未婚、既婚のどちらも着用する着物で絵羽模様がある正装です。紋がない場合と紋を入れる場合があります。紋が入ると格のある正装着となります。

帯の上にも下にも柄があり、その柄が縫い目をまたいで繋がっているのが特徴です。

結婚式や茶事、パーティなどの華やかな行事に訪問着は対応ができます。

:付下げ

訪問着を簡略化した着物です。

訪問着との違いは、柄の大きさや縫い目でのつながりの他、八掛が表地と同じものではなく、表との配色良い別生地を用いている点です。

正装着ではありますが、付下げの場合儀式ではないパーティなどに着用される場合が多いです。

:色無地

無地の着物で一色で染められた着物です。紋付の色無地であれば礼装として結婚式など正式なシーンで着ることができます。紋が付いていない色無地は街着として着られます。

:黒喪服

現代での和服での喪の礼装です。五つ紋を付け黒の帯を合わせます。

未婚、既婚共に着用します。

着物は関東では羽二重、関西では一越ちりめんで作られています。

:小紋

普段着として着用されます。

全体に細かい模様が入っていることが名称の由来となっています。訪問着や付下げなどが肩の方が上になるように模様が付いているのに対して、小紋は上下の方向に関係なく模様が入っている着物です。

江戸小紋、京小紋、加賀小紋という種類があります。

江戸小紋は遠目では無地に見えるほどの細かな柄を型紙で染めた型染めという着物を言います。小紋のなかでは格がある着物として用いられます。

:紬

大島紬、結城紬、紅花紬などがあります。

紬は、同窓会や結婚式の二次会、ショッピング、観劇、女子会などの食事会など正式な場所以外で着用できます。

:木綿

普段着着物です。夏以外の季節に着用できます。

:デニム着物

最近の着物です。カジュアルな着物として着用します。手軽に洗えるのも特徴です。

:夏着物

夏の着物は単衣です。(他のシーズンは袷)

素材は麻が多く、絽、紗があり、通気性が良いのが特徴です。

:浴衣

夏の季節に普段着として着用します。

通常の和服とは違い、長じゅばんを着用しないで素肌の上に着ます。夏用の着物の時に着用する肌着を着ることも有ります。

最近では浴衣を洋服のようなデザインも出てきており華やかな色合いと柄も多くなってきています。

花火大会、縁日、盆踊りなどの夏の行事に着用します。お稽古着として通年使用されることもあります。

また、着物に帯を結びますが、帯にも種類があります。それぞれシーンによって違ってきますし、着用する着物によっても帯を選びます。

:袋帯

フォーマルで使用します。第一正装の着物に合せます。

二重太鼓で結びます。華やかな飾り結びをしても大丈夫ですが高価な帯に折り目の跡をついてしまうので帯によっては避けておきます。

金、銀の糸が使われたり、重厚な織り柄になっています。

:お洒落袋帯

金、銀の糸を使わない袋帯です。フォーマルシーン以外であれば、カジュアルなパーティや観劇などのお出かけに着用できます。

:格のある名古屋帯

金、銀の糸や箔が使われているフォーマル感ある名古屋帯です。

小紋や色無地、シンプルなつげ下げに合せてセミフォーマルとして着用できます。

:名古屋帯

一重太鼓や角出しの結び方にすることが多いです。

体に巻きつける部分の「て」が、帯の幅が半分に仕立ててあるものもあります。カジュアルなシーンで着用する代表的な帯として使用されます。

:半幅帯

帯の幅が、袋帯や名古屋帯の半分で仕立てられた帯です。

結び方が豊富にあり浴衣でよく使用されますがやカジュアルシーンであれば、小紋や紬に合せても大丈夫です。

:兵児帯

芯の入っていない帯です。半幅帯と同様にカジュアルなシーンで楽しめる帯です。

長さや幅も様々で柔らかいので結びやすさが特徴です。

和装という着物の世界はとても奥が深いですね。奥が深いからなんとなく着物に入りにくいという気持ちにもなりやすいですが、着物を着る機会が増えてくると結局は自分が楽しめる着物に出会うことで身近なファッションの一つになってくると思います。

私も着付けが苦手でしたが、始めのうちは手が後ろに回らない、片が外れそう!なんて悪戦苦闘していましたが、慣れてくると30分でとりあえずは着れるようになりました。慣れてくると洋服よりも小物でおしゃれに着こなすことができて楽しいです。

パーティなど華やかな席では着物は大活躍です。ぜひ着物に慣れ親しんでおしゃれ着の一つに選んでみてはいかがでしょうか?

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